公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

「安倍の三選」は完全に消えた!

2018-03-23 00:28:09 | 安倍晋三関連記事
じゃ、「アベ友」に対する『粛清』が始まるね。

そして、安倍自身にも「司直の手」が・・・




AERA dot. 大平誠,村上新太郎 2018/03/21 07:00

「忖度」や「慮り」という言葉遊びのレベルはとうに過ぎた。文書を改竄してまで守ってくれた最強官庁の職員は自殺や不審死を遂げ、責任者たるエリート官僚は証人喚問に追い込まれた。

 学校法人森友学園への国有地売却に絡む決裁文書が改竄された疑いがあることを朝日新聞が報じてから10日後、財務省が事実として認めた。そもそも昨年2月9日、やはり朝日新聞が、払い下げ価格が近隣国有地の10分の1という法外に安い価格だったことを報じたのが全ての始まりだった。それから1年余、いろいろなことが起きた。

●完全にひっくり返った

 安倍昭恵首相夫人が建設予定だった小学校の「名誉校長」と紹介されていたが、首相は早い段階でこの土地売却について、「私や妻が関与していたら首相も国会議員も辞める」と国会で答弁。それに呼応するように、財務省の佐川宣寿理財局長(当時)は、全て適法に処理した上で、森友学園側との交渉記録などは廃棄し、「売却価格を提示したこともないし、先方からいくらで買いたいと希望があったこともない」などと答弁した。同学園の籠池泰典理事長(同)は小学校の設置認可申請を取り下げ、国会の証人喚問を経て同7月には妻とともに大阪地検特捜部に国の補助金を巡る詐欺容疑で逮捕、起訴され勾留されたままだ。佐川氏は国税庁長官に「適材適所」として栄転した。

 だが、改竄の発覚で180度ひっくり返った。旧大蔵省の解体につながった、証券会社などからの接待汚職事件(ノーパンしゃぶしゃぶ事件、1998年)など、不祥事は幾度かあったが、根本的に構造が異なる。

「総理大臣を守るためにインチキをやっているとすれば、次元も重みも全く違う。個人の汚職ではなく、政治体制の問題ですから。官僚は与党のシンクタンクであることは否定しませんが、それは政策に限ったこと。政局のサポーターには絶対になってはいけない。それを分かっていながら安倍首相は保身のために財務省を巻き込み、佐川氏がそれに協力したという図式でしょうか。安倍首相は弾劾を受けて然るべしです」

 こう断言するのは旧大蔵官僚として主計畑を歩み、官房長官秘書官を2度務めたあと政界に転身、蔵相と財務相を務めて2012年に引退した藤井裕久氏だ。佐藤栄作政権時代の竹下登官房長官秘書官当時にはこんなことがあったという。

●「政局とは距離を置け」

「田中角栄さんと組んで裏で佐藤降ろしの画策を始めようとした竹下さんは、私にこう言いました。『ここから先は政局の世界なんだ。もう君、帰っていいよ』と。それで私は巻き込まれずに済んだ。『政局とは距離を置け』と大蔵省の先輩にも言われたし、師である後藤田正晴元副総理にも『役人は公正中立でなくてはならない。そのためには政局に乗っかったらおしまいなんだ』と叩き込まれました。だから当然後輩にも伝えてきたし、役人にとっては身に染み付いた常識なんです」

 政局への関与という禁忌にからめ捕られ、公文書改竄にまで組織を導いた「主犯」は誰なのか。ひとり佐川氏という「能吏」に負わせて済む話ではあるまい。元大蔵官僚(97年入省)で法政大学教授の小黒一正氏は、佐川氏の理財局長時代の国会答弁のニュアンスに注目する。

「佐川さんの答弁がどんどん強い言い切り口調になっていった。その過程に何があったのか不思議です。局長クラスなら『現時点で把握する限りにおいては』『提出している以外の書類はないものと認識しております』という具合に留保条件をつけるのが常です。総理の答弁書と異なり、局長の答弁書は基本的に内部のみでもんでセットしますから。あの答弁を見た官僚経験者はみな『大丈夫なのかな』と感じたはずです」


実はこの佐川氏や安倍首相の国会答弁の原稿に関わったとみられる理財局国有財産業務課の係長が1月29日に自殺とみられる不審死を遂げている。3月7日に自殺した近畿財務局の職員と合わせ、2人が尊い命を落とした背景は、徹底して究明されなければならない。

●「忖度」の水準を超えた

 今回の書き換えについて小黒氏は「国家財政や税制を担う誇り高い財務官僚を含め、通常の行政官が『忖度』で対応できる水準を明らかに超えている。何らかの政治的な圧力があった可能性もある」として、続けた。

「書き換えの前後の文書を見比べると削除箇所も多いし、物理的に何人もの行政官で詰めないとできないでしょう。決裁規則上は近畿財務局の中で閉じている文書が多いですが、本省に相談したことは明らかにしているので、書き換えは本省でも詰め、本省が指定して、近畿財務局でやったのかもしれない。いずれにしても数字のミスや事実関係の訂正でもなく、財務省が決裁文書を書き換えたことは今でも信じられません」

 新旧OB2人がそろってショックを隠せない、誇り高き財務官僚の「組織的犯罪」。14年5月に新設された内閣人事局が、各省庁の審議官級以上の幹部職員の人事を握ったことが、官僚たちを「官邸のイエスマン」に変えたのか。藤井氏が言う。

「一極集中の同心円だと社会は悪くなる。複数核がある楕円形の論理が社会をよくする道。大平正芳元首相はこう言われていた。至言だと思います」

 こうしたOBの怒りに対し、佐川氏は国会の証人喚問で何を語るか。政府関係者によると、「捜査中なので何も言えない」に終始するしかないという。

●次は「麻生支配」なのか

 だが、世論や野党の追及は続き、綱渡りの政権運営は確実だ。自民党幹部は「安倍3選は完全に消えた。重鎮はすでに見切っている。出馬すらできないだろう」と言い切る。

「ポスト安倍」では岸田文雄政調会長が最有力とみられていたが、世間の知名度は一向に上がらず、「岸田総裁では選挙で勝てない」(自民党閣僚経験者)と、永田町では評判が芳しくない。

 その半面、復権の可能性が出てきたのが、12年の総裁選で党員票のトップだった石破茂・元地方創生担当相だ。注目度で他を引き離す小泉進次郎・党筆頭副幹事長が「石破応援で全国行脚するようです」(同)。

 改竄疑惑が報じられた翌3月3日、安倍首相は都内ホテルにある会員制ジムで汗をかいていた。居合わせた、安倍家と旧知の財界人が語る。

「すぐにいなくなり、2時間以上戻ってきませんでした。いつもより不在が長かったですね。母の洋子さんは、よく私に『相談事はいつも私のところ。最近は愚痴ばかりで、困ったものよ』と、こぼしています」

 前出の政府関係者は、「総理は麻生氏の言いなりのようで、次に誰が総裁になろうが、『麻生支配』でしょう。渦中の麻生氏が新キングメーカーになるとすれば、実に皮肉です」と、冷ややかだ。
(編集部・大平誠/ジャーナリスト・村上新太郎)

※AERA 2018年3月26日号

『政治』 ジャンルのランキング
この記事についてブログを書く
« 和田政宗ナイス質問!:前川... | トップ | 朴槿恵も李明博も捕まった:... »
最近の画像もっと見る

安倍晋三関連記事」カテゴリの最新記事