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全国高校「国公立医学部合格力」ランキング・ベスト10!3位東大寺学園、2位ラ・サール、1位は?【2022年入試版】ダイヤモンド社教育情報,森上教育研究所 2021/12/14 06:00

2021-12-14 10:12:15 | 大学受験


今回は「国公立医学部合格力」である。“西高東低”の国公立、“東高西低”の難関私立と様相が異なり、“私多公少”が際立っている。ランク変動もそれなりに見られた。合格・入学イコール医師への道という医学部進学の実態を見ていこう。(ダイヤモンド社教育情報)

“私多公少”の「国公立医学部合格力」

 なぜ、成績最優秀層は医師を目指すのか。高収入や社会的ステータスの高さ、定年なく現役で活躍できるとはいえ、労働負荷は一般に高い。医学の進歩に合わせて生涯学び続けなければいけない点が、かえって向上心の強い医学部志望者の心をつかんでいるのかもしれない。

 東京大や京都大に合格可能であっても、国公立大を中心とした医学部医学科を選ぶ受験生も少なからずいる。とりわけ全国最難関クラスの私立中高一貫校からは「東大離れ」を危惧する声も漏れ伝わるのだが、なんともぜいたくな話である。

 全国高校ランキングでは三つの合格力を算出している。上位に国公立大志向が強い関西圏の学校が並ぶ「国公立100大学合格力」は“西高東低”であり、東京と神奈川がベスト50のほとんどを占める「難関私立大学合格力」では、逆に“東高西低”となっていた。今回の「国公立医学部合格力」は、いずれとも様相が異なり、“私多公少”が際立っている。

 注目すべきは、久留米大学附設だろう。前々回6位、前回2位から今回1位になった。意外性がないように見えるかもしれないが、その合格力は前回の21.3から29.3へと爆上げしている。国公立合格者合計数が65人から90人に増えたことが大きい。

 その半面、前回と前々回に1位だった灘は今回7位に下げた。久留米大附設とは対照的に国公立合格者数が81人から50人に激減している。それにしても、卒業生比で半分近くが国公立医学部に合格した久留米大学附設には、尋常ならざる迫力を感じてしまう。

 国公立の医学部医学科は50大学(うち公立8大学)にある。首都圏の学校がランク内に少ないのは、エリア内にある国公立医学部の数の差が影響していると思われる。首都圏1都3県には4、関西圏2府4県には8、九州・沖縄8県にも8、北海道には3と、人口比を考えると首都圏の少なさが際立つ。

 前回ランキングを参照すると分かるように、ベスト10の顔ぶれはあまり変わらない。今回は国立男子校である10位筑波大学附属駒場(筑駒)を除けば、いずれも私立の中高一貫校である。筑駒も含め男子校が7あり、女子校は6位桜蔭のみ。残る2つの共学校にしても、元は男子校だった。ということで、やたらと“男くさい”のが、この「国公立医学部合格力ランキング」ということになる。

■合格力ランキングの算出方法について(協力/大学通信)

対象となる大学ごとに、主に河合塾による偏差値(ボーダーランク)を主として参照して算出した難度を各高校の合格人数にかけて加重平均した合計を2021年卒業生数で除した。

●国公立医学部合格力

国立42大学、公立8大学の50医学部医学科ごとに、主に河合塾による偏差値(ボーダーランク)を参照して算出した難度を、各高校の合格人数にかけて加重平均した合計を2020年卒業生数で除した指数。同列順位は小数点第2位以下の四捨五入による。

●合格者数

「国公立合計」は、国公立50大学の医学部医学科合格者の合計数。「私立合計」は、私立31大学と省立の防衛医科大を合わせた32大学の医学部医学科合格者の合計数。後者は複数大学の合格者もいるため、のべ人数であり「合格力」算定対象外だが、参考値として掲載。

●ランキング掲載対象高校の選定基準

「国公立100大学」に1人以上の合格者を出した2874校をランキングの対象高校とした。前回の対象校数は2906校だった。合格者数は、一部の国公立大合格者は大学が公表した人数。推薦など一部の合格者を含んでいないことがある。各学校に調査した4月末日時点での判明数。
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