一面泥の自宅に絶句 1200ヘクタール水没の真備町地区:倉敷市によると、同市真備町地区一帯で川の堤防が決壊して浸水した家屋は推計約4600戸にのぼるという。https://t.co/9K2OtP05bZ
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2018年7月9日
9日、岡山県倉敷市真備町で新たに2人の死亡が確認されたということです。いずれも溺死とみられ、警察が身元の確認を急いでいます。広い範囲で浸水の被害が出た倉敷市真備町で死亡した人はこれで10人となりました。 https://t.co/S4LSAm0zci
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2018年7月9日
岡山 真備町で4人 笠岡市で1人の遺体見つかる | NHKニュース https://t.co/ok8lFkvZIi
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2018年7月8日
町の27%浸水 岡山 倉敷 真備町「川に挟まれ 水抜けにくい」 | NHKニュース https://t.co/rmNHaZykGb
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2018年7月7日
2018年7月7日 23時40分
広い範囲が浸水している岡山県倉敷市真備町の現場の映像を分析した、河川の災害に詳しい東京理科大学の二瓶泰雄教授は、浸水した地域は、南北に流れる「高梁川」と東西に流れる「小田川」の2つの川に挟まれた周辺より低い場所だと指摘しました。さらに、浸水している地域では、2つの川の堤防に囲まれているため、一度浸水すると水が抜けにくく、長時間浸水が続いているうえに浸水の深さも深くなっていると分析しています。
国土交通省は小田川の堤防がおよそ100メートルにわたり決壊したと発表していますが、映像を見た二瓶教授によりますと、小田川に流れ込む支流でも堤防が決壊して水が流れ出していることが確認でき、複数の場所で堤防が決壊したとみられると指摘しています。
一方、二瓶教授は、広島県坂町で起きた浸水では土砂や流木が大きく関係したとみています。二瓶教授は町内を流れる川に上流から流れてきた大量の土砂がたまったり、流木などが橋でせき止められたりして、下流に水が流れなくなり、周辺の住宅地に流れ出したとみられるということです。
二瓶教授は、こうした浸水による被害は他の場所でも十分に起こりえるとして、「雨の降り方や河川の水位に注意し、いつもと違うと感じたら、まずは避難してほしい。避難所が遠い場合や、増水した川を渡らないと避難所にいけない場合には、周辺より少しでも高い場所に移動するなど、引き続き安全の確保に努めてほしい」と話していました。
真備町全体の27%が浸水
国土交通省岡山河川事務所によりますと、倉敷市真備町で川から水があふれるなどして浸水した面積をドローンを使って7日午後、上空から調べた結果、浸水面積はおよそ1200ヘクタール、1200万平方メートルに及ぶと推定されるということです。
これは真備町の全体の面積の27%に当たり、東京ドームに換算するとおよそ256個分の面積になります。
浸水の主な原因は、記録的豪雨によって近くを流れる小田川の堤防が2か所で決壊したため、大量の水があふれ出したということです。
国土交通省岡山河川事務所は、早ければ7日夜から堤防の決壊した部分に大きな石などを積んで応急的な復旧を進めるとともに、およそ30台のポンプを使って地域にたまった水を川にくみ出すことにしています。
広い範囲が水につかっている岡山県倉敷市真備町の「まび記念病院」の看護師に電話で話を聞くことができました。看護師は「患者や避難してきた人など200人を超す人がいるが電気や水道が止まり、飲み物や食べ物も不足して困っている」と話しています。 https://t.co/FOZBfpEmd0
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2018年7月7日
2018年7月8日 0時42分
広い範囲が水につかっている岡山県倉敷市真備町の「まび記念病院」の看護師に電話で話を聞くことができました。看護師は「患者や避難してきた人など200人を超す人がいるが電気や水道が止まり、飲み物や食べ物も不足して困っている」と話しています。
「まび記念病院」は、1階部分を含めて周辺の広い範囲が水につかり、およそ80人の患者に加えて近くから避難してきた人などが取り残されています。
この病院の渡邉広美副看護部長に7日夜、電話で話を聞くことができました。
渡邉副看護部長は「薬は足りていて、取り残された人の中に体調を崩している人はいない。しかし0歳の乳児から80歳を超えるお年寄りまで200人を超える人が病院にいる中で、電気や水道などのライフラインが止まっている」と話しています。
また物資を届ける倉敷市のボートが病院の近くまで来たもののがれきに阻まれたということです。
渡邉副看護部長は「病院には患者や避難してきた人など多くの人がいるが、飲み物や食べ物が不足して困っている」と話しています。