まずは西日本王座決定戦決勝から。
3 村上義弘-9 村上博幸-2 市田佳寿浩-7 前田拓也、5 山口幸二、6 小川勇介-4 園田匠-1 岩津裕介-8 吉永好宏の並び。
残りあと2周過ぎに小川以下の4人が上昇。山口がこのラインに切り替えたため、近畿勢は6番手以降。ジャン2センター付近より、村上義がカマシ気味に前を叩きに出て、最終ホーム過ぎに出切って主導権を奪う。
バックストレッチ付近から、小川を捨てた園田が捲って出る。この動きに合わせる形で、4角付近から市田が踏み出し、直線で鋭く伸び優勝。2~8着は大激戦となったが、村上博が2着、前田が3着。
前週の奈良決勝では自ら捌く競走を見せたばかりか、ゴール直前、逃げる谷津田を交わして優勝した市田。昨年の全日本選抜決勝でもそうだったが、最近は直線での切れ味に特筆すべき鋭さが見られる。 今回もそれを駆使しての優勝だった。
続いて東日本王座決定戦決勝。
2 武田豊樹が前を取り、9 平原康多-武田-4 神山雄一郎、1 海老根恵太-6 兵藤一也、3 山崎芳仁-5 伏見俊昭-7 成田和也-8 佐藤友和。
残りあと2周付近から山崎以下が上昇。ジャン前に海老根が叩きに出るが、山崎に突っ張りきられ、海老根は後退してしまう。しかし、これで山崎が流してしまったところに、平原が後続を引き連れてカマシ先行に出て、最終1センター手前で山崎を叩き切る。平原-武田と続くが、3番手を山崎が取りに行く構えを見せるが、神山に突っ張りきられる。バック付近で、山崎を捨てた伏見が自力で出て行くが、武田が満を持して直線で抜け出し優勝。2着は伏見マークから鋭く伸びた成田。3着に伏見。
見方によっては、昨年のグランプリと似たような形のレース展開。しかし海老根が直線で飛んでこなかった今回は、武田が平原の番手から抜け出し貫禄の優勝。 すっかりお馴染みとなった関東3人の連携の強さを見せ、強力北日本勢をまたもや粉砕した。