公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

飯塚幸三受刑者の勲章「瑞宝重光章」を剥奪 2021年10月28日 14時25分 J-CASTニュース

2021-10-28 20:22:05 | 飯塚幸三事件


東京・池袋で2019年に起きた自動車事故で過失運転致死罪に問われ、禁錮5年の実刑が確定した飯塚幸三受刑者(90)が、15年に受章していた勲章「瑞宝重光章」を褫奪(ちだつ)された。21年10月27日発行の官報で明らかになった。

禁錮3年以上で褫奪

飯塚氏は旧通産省工業技術院長、日本計量振興協会会長、クボタ副社長などを歴任。15年には、公務などに長年従事し、功績を挙げた人物に与えられる「瑞宝章」のうち2番目に位の高い「瑞宝重光章」を受章していた。

19年4月に豊島区東池袋で起きた、通行人の母子2人が死亡した自動車事故で、車を運転していた飯塚氏は過失運転致死の罪に問われた。21年9月に禁錮5年の実刑が確定した。10月27日発行の官報第604号には、飯塚氏の持っていた勲章が9月17日に褫奪されたことが掲載された。

褫奪は、与えられた官位や勲章を取り上げることを意味する。1908年に制定された「勲章褫奪令」では、勲章を持つ者が死刑、懲役刑、3年以上の禁錮刑で実刑判決となったとき、勲章が「褫奪」されることになっている。

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元受刑者に聞く・上級国民の最後と今後の流れ。池袋暴走事故・飯塚氏、遂に罪を認めて刑務所へ・・・メディアのあり方を問う。元博報堂作家本間龍さんと一月万冊

2021-10-14 00:11:46 | 飯塚幸三事件
元受刑者に聞く・上級国民の最後と今後の流れ。池袋暴走事故・飯塚氏、遂に罪を認めて刑務所へ・・・メディアのあり方を問う。元博報堂作家本間龍さんと一月万冊

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【コメント全文】「反省するため刑に」池袋暴走事故・飯塚元被告、東京拘置所に収容 遺族「未来の命守られることを」2021年10月12日 20時32分:東京新聞

2021-10-13 11:46:18 | 飯塚幸三事件


東京・池袋で2019年、乗用車が暴走して母子が死亡、9人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で禁錮5年の実刑判決が確定した旧通産省工業技術院元院長の飯塚幸三元被告(90)が12日、東京拘置所に収容された。今後、健康状態などを確認し、刑務所に入る手続きが進められる。(小沢慧一)
 飯塚元被告は東京地検から呼び出しを受け、12日午後、地検に出頭。その後、拘置所に収容された。
 飯塚元被告は、犯罪加害者を支援するNPO理事長を通じコメントを公表。公判では無罪を主張していたが、「証拠や判決文を読み、暴走は私の勘違いによるブレーキとアクセルを間違えた結果だったと理解した。反省するため刑に服してまいりたい」と初めて過失を認めた。
 理事長によると、この日昼ごろ、飯塚元被告から「今から行ってきます」と電話があり、メールでコメントを託されたという。
 事故で妻と娘を失った松永拓也さん(35)は「過失を認めたようだが、『最初からこの言葉があれば』と思ってしまう。収監されても世の中から交通事故がなくなるわけではない。未来の命が守られることを心から願う」などとするコメントを弁護士を通じて出した。
 判決によると、飯塚元被告は19年4月19日、豊島区東池袋で、ブレーキと間違えてアクセルを踏み続け時速96キロで交差点に進入。横断歩道を渡っていた松永真菜さん=当時(31)=と長女莉子ちゃん=当時(3)=をはねて死亡させたほか、9人に重軽傷を負わせた。
 判決は弁護側、検察側双方が控訴しなかったため、9月17日に確定した。

◆「暴走は勘違いによる過失と理解」
 東京・池袋で起きた乗用車暴走事故で、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)罪で禁錮5年の判決が確定した飯塚幸三・旧通産省工業技術院元院長(90)が12日に発表したコメントは以下の通り。
 ◇
 先日の裁判の判決に従い、東京地方検察庁から呼び出しがあり、本日、収監されることになりました。
 このたびの刑事裁判では、事故当時の私には踏み間違いの記憶がなかったため、被害者とそのご親族の方々に心苦しくも無罪を主張させて頂きましたが、提出された証拠及び判決文を読み、暴走は私の勘違いによる過失でブレーキとアクセルを間違えた結果だったのだと理解し、控訴はしないことにいたしました。亡くなられた松永真菜様・莉子様のご家族ご親族様と、おけがをされた被害者の方々には深くおわび申し上げます。私の過失を反省するため刑に服してまいりたいと思っております。また、この事故で多くの方々にご迷惑をおかけしましたことをおわびいたします。
         飯塚幸三

  ◇  ◇
◆「収監されても、事故が無くなる訳ではありません」
 事故で妻と娘を亡くした遺族の松永拓也さん(35)は12日、自身のブログの記事「飯塚氏が収監されました」にコメントを掲載した。ツイッターでは「遺族としての想いを書きました。」と紹介している。コメント全文は以下の通り。
  ◇
今回マスコミ向けのコメントでは過失を認めたようですが、「最初からこの言葉があれば」とどうしても思ってしまいます。
また彼が公に出したコメントのように綺麗な事ばかりではなく、判決後の数週間の方が振り回されました。
ただ、これから真の意味で償える日が来るかどうかは彼次第だと思います。
一方、彼が収監されても、世の中から事故が無くなる訳ではありません。
個人を攻撃し続けるのではなく、無関心でもなく、「どうすればこの様な交通事故が起きないか」を社会の皆様と考えていきたいです。
なぜなら、誰しもが加害者にも被害者にも遺族にもなり得るのが交通事故だからです。
私は真菜と莉子の命を無駄にしたくありません。皆様にも忘れないで欲しいです。
命が戻るわけでもないので気が晴れることなどは今後も無いでしょう。虚しさの方が強いです。
今後この様な事故が起きない事を願い活動は続けていきます。今ある命、未来の命が守られますように。

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飯塚幸三「受刑者」へ

2021-10-12 14:52:52 | 飯塚幸三事件

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禁錮5年の実刑判決を受けた飯塚幸三から「瑞宝重光章」が剥奪されていました。

2021-09-30 05:57:02 | 飯塚幸三事件


2021年09月29日 17時09分

2019年4月に起きた東京・池袋の暴走事故で、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の罪に問われ、禁錮5年の実刑判決が確定した飯塚幸三氏(90)の勲章が褫奪(読み「ちだつ」=剥奪)されていることがわかった。

内閣府の賞勲局は9月29日、弁護士ドットコムニュースの取材に「飯塚さんの勲章は刑が確定された時点で褫奪されています」と答えた。

●瑞宝重光章が剥奪される
飯塚氏の刑は、弁護側・検察側双方が期限までに控訴しなかったため、9月17日に確定した。

元通産省工業技術院長の飯塚氏は2015年に瑞宝重光章を受章していたが、「勲章褫奪令」で、勲章を持つ者が、死刑、懲役刑、3年以上無期の禁錮刑で実刑判決となったとき、勲章を「褫奪」されることになっている。

内閣府の賞勲局は「返上ではなく、褫奪です」とした。

褫奪の情報は、後日、官報に掲載されるという。

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松永拓也さんを苦しめた飯塚幸三被告への「上級国民」バッシング 公判中のジレンマ明かす 池袋暴走事故2021年9月17日 21時21分:東京新聞

2021-09-18 06:57:01 | 飯塚幸三事件


東京・池袋で2019年4月、松永真菜さん=当時(31)=と長女莉子ちゃん=同(3)=が死亡した乗用車暴走事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた飯塚幸三元院長(90)の実刑確定を受け、遺族の松永拓也さん(35)らが17日、東京都内で会見した。松永さんは「長かった裁判がようやく終わって安堵あんどの気持ち」と話した。一方で、「飯塚氏から『自分の過失だと思う』という言葉が聞けていません。非常に残念です」と複雑な心境を語った。飯塚氏を「上級国民」と呼んで過熱した加害者バッシングに悩んでいたことも明かした。(デジタル編集部・福岡範行)

◆「自分の過失と思えたら、贖罪の始まり」
 
飯塚氏から連絡はなく、控訴断念の理由は分からない。松永さんは「刑務所で『自分自身の過失であったな』と素直に思える日が来るのであれば、飯塚氏にとって本当の意味で贖罪しょくざいの始まりではないかなと思います」と語った。

 昨年10月に始まった刑事裁判で、飯塚氏はドライブレコーダーなどの証拠と矛盾があっても、車のシステムが原因だとして一貫して無罪を主張。松永さんは公判中、「荒唐無稽な主張をされ続け、絶望した」などと憤っていた。この日の会見でも「客観的な証拠があっても『車のせい』だと言われ続けてしまったので、なかなか(罪と)向き合っていると思えない」と今も拭えない不信感を語った。

◆「必要以上に誹謗中傷」疑問視
 
ただ、故意に起こした事故ではないことも指摘し、「加害者を必要以上に誹謗ひぼう中傷し続けることや、上級国民だとか、逮捕されなかったことは本質的に大事なことではないと思っています」と発言した。

 松永さんが大事にしているのは「2人の命を無駄にせず、未来の交通事故を防ぐこと」だ。公判中の会見で、飯塚氏を厳しい言葉で批判した際も、加害者バッシングの過熱を予想し、心の片隅で「これで世の中の人が本質から遠ざかってしまうのかな」と考えていたという。
 
事故後の加害者の言動によって遺族が傷つくことも「交通事故の現実」だと感じ、多くの人に知ってほしいと願ってきた。飯塚氏に対して憤る感情に「うそはつきたくない」とも思っていた。しかし、自分の発言で、飯塚氏へのバッシングが強まってしまえば、交通事故防止のメッセージが伝わりにくくなるのではないかと考え、ジレンマに苦しんだ。判決では、「苛烈な社会的制裁」が飯塚氏への量刑を減らす理由の1つになった。

◆「脅迫、望んでいませんでした」
 
この日の会見では「社会での健全な議論を超えて、脅迫といった行為になってしまったことは、私は決して望んではいませんでした」と明言した。自身もインターネット上で誹謗中傷を受け続けていたことを明かし、「被害者であっても加害者であっても誹謗中傷されない世の中になればいいなと思います」と願った。
 
松永さんは、加害者を過度に非難する人たちには「自分は事故を起こさない」という気持ちがあるのではないかと予想する。しかし、事故は車を運転する誰もが起こしうる。松永さんは「みなさまに加害者にも被害者にも遺族にもなってほしくない。一緒に、交通事故を1つでもなくしていきたい」と呼び掛けた。
 
記者からあらためて、ドライバーへのメッセージを問われると、真菜さん、莉子ちゃんと車で出掛けてたくさんの思い出をつくったことに触れた上で「車は本当に素晴らしいものだと思います。ただ、同時に人を傷つけるもの、人の命を奪ってしまうものになりえる。ぜひ、そのことを念頭に置いてハンドルを握っていただきたい。多くの人に広がっていけば、事故は減らしていけると思う。防げない部分を技術とか法制度とか、取り締まりとかいろんなやり方で防いでいく。1人1人の意識が大前提なのかなと思うので、ぜひそこをお伝えしたい」と語った。

◆真菜さん、莉子ちゃんへ

 1時間余りの会見で唯一、松永さんが涙ぐんだ場面があった。真菜さん、莉子ちゃんへの思いを語ったときだ。「2人に出会えて、本当に幸せでした。たくさんの愛を教えてもらって、たくさんの愛をくれました。心から、愛していると伝えたいです。『交通事故を1つでも減らすことができたよ』って、自分が命尽きたときに言えるように生きていきたいです。裁判が終わった今、やっと争いではなく、2人の愛してくれた私らしく生きていけるな、と。これからは、2人の愛してくれた僕に戻って生きていきたいなと思っています」
 
真菜さんの父の上原義教さん(64)は「裁判が終わって少し前を向ける」と語りつつ、「真菜と莉子に会いたくて会いたくて仕方ありません」と涙も浮かべた。

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飯塚幸三の禁錮5年確定 池袋暴走、刑務所収容が焦点に2021年9月17日 05時42分 (共同通信):東京新聞

2021-09-17 07:40:00 | 飯塚幸三事件


 東京・池袋で2019年、乗用車が暴走して2人が死亡、9人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院元院長の飯塚幸三被告(90)を禁錮5年とした東京地裁判決の控訴期限が17日、経過した。弁護側、検察側双方が控訴せず、実刑が確定したとみられる。
 
飯塚元院長は15日、支援者と面会し「遺族に対して申し訳ない。判決を受け入れたい」と控訴しない意向を示していた。
 
高齢で自力で歩くことができず、体調に不安を抱えるため、実際に刑務所に収容されるかどうかが焦点となる。弁護人らの求めに応じ検察が執行停止を判断することがある。

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飯塚被告「皆さまの考えているような罰には及ばないかもしれないが、自分の償いをしていきたい」 NPO理事に淡々と語る<池袋暴走事故>2021年9月16日 06時00分:東京新聞

2021-09-16 12:30:02 | 飯塚幸三事件
事故現場で実況見分に立ち合う飯塚元院長(中央)=2019年6月13日、東京都豊島区で





「被害者と遺族に申し訳ない。判決を受け入れたい」。自宅応接室で約1時間にわたり、NPO理事長と面会した飯塚幸三被告(90)は終始淡々とした様子で、迷いは見られなかったという。

理事長は事故後から飯塚被告の家族の相談に応じてきた。今年6月に飯塚被告の体調が悪化したため、家族の依頼で毎週、被告と面談した。
 
事故に話が及ぶと、飯塚被告は「遺族と被害者の皆さまに申し訳なくて」と心情を吐露。15日は「皆さまの考えているような罰には及ばないかもしれないが、自分の償いをしていきたい」と語ったという。
 
「飯塚被告は以前から遺族のブログもよく見ていた。いろんな人のことを考えて判断したのだろう」と理事長。控訴審で自分の主張が認められる可能性なども慎重に考えた上での決断だったとみている。
 
理事長によると、収監されることにも「決定を受け入れます」との意向を示した。刑務所内での処遇や家族との面会方法などについても話したが、「そうですか」と不安そうな顔を見せることもなかった。
 
飯塚被告に対しては、ユーチューバーが自宅前でマイクを使って被告を非難する動画がインターネットで流されたり、「無罪主張をやめろ」「ただじゃおかない」などと書かれた脅迫文が何十通も送られてきたりした。
 
2日の東京地裁判決で、下津健司裁判長は「社会的非難を受けることはやむを得ないが、過度の社会的制裁が加えられた」と被告側の事情にも言及。判決言い渡し後の説諭で「判決に納得できるなら被害者遺族に真摯に謝っていただきたい」と呼び掛け、飯塚被告は小さくうなずいた。(小沢慧一)

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「無益な争い、やめに」遺族の松永拓也さんが語っていた願い 飯塚被告控訴しない方針 池袋暴走事故2021年9月15日 14時18分:東京新聞

2021-09-16 12:29:40 | 飯塚幸三事件
松永拓也さん(左)と紅葉狩りを楽しむ長女莉子ちゃん(中)と妻真菜さん(右)=松永拓也さん提供





 2019年4月に東京・池袋で母子2人が死亡した乗用車暴走事故の刑事裁判は、東京地裁から実刑判決が出された飯塚幸三被告(90)が控訴せず、終結する見込みになった。「無益な争い、もうやめませんか」と呼び掛けていた遺族、松永拓也さん(35)の願いがかなう。刑が確定後は、松永さんは、犠牲になった妻真菜まなさん=当時(31)=と長女莉子りこちゃん=同(3)=に誓った交通事故の防止活動に全力を注ぐ。(デジタル編集部・福岡範行)

◆判決前、飯塚被告へ「争いの感情ばら撒くのはやめませんか」

判決が出た2日、帰宅した松永さんは2人の仏壇で「実刑だった」とは報告しなかった。2人が喜ぶとは思わなかったからだ。7日の本紙の取材には、このまま刑が確定しても「終わったよ」とだけ伝え、防止活動を続けることを報告するつもりだと語った。「『2人の命を無駄にしない』っていうことは、僕は裁判っていうよりは、次こういう事故を防いだときだって思っているので」。
 
裁判で飯塚被告が有罪とされても2人が亡くなった過去は変わらないが、「未来は変えられるから」と社会に向けて事故防止を呼び掛け続けている松永さん。8月5日には「飯塚幸三被告人へ」と題したブログで、「社会に対して争いの感情をばら撒くのはもうやめませんか。『どうすればこういった事故を無くせるのか』という視点を共に持ちませんか」とつづり、どんな判決であっても控訴しないことを願う思いを伝えていた。
 
「交通事故は、誰もが加害者になりえるから、自分の主張を許されない社会は怖い」と考え、飯塚被告が無罪を主張する権利を尊重すると明記した上での呼び掛けだった。

◆拭えぬ憤り、謝罪あっても「いまさら」
 
控訴断念なら、飯塚被告が松永さんの思いに応えた形になる。ただ、松永さんは7日までの取材で、飯塚被告への憤りを拭い切れない思いも明かしていた。
 
判決直後の会見では、記者の質問に答える形で、「被告人が客観的な事実を認めた上での謝罪のラストチャンス」と言及し、刑の確定後に飯塚被告から謝罪の申し出があれば「受け入れざるをえない」と語った。後日、謝罪を歓迎する言い回しではなかった理由を尋ねた。松永さんは、裁判で示された証拠を前にしても頑なに過失を認めてこなかった飯塚被告の姿勢に「2年4カ月苦しめられてきた」と語り、「いまさら謝られても、別に何の救いにもならないです」と吐露した。

松永さんが飯塚被告に一貫して望んできたのは、亡くなった2人の命と向き合うことだった。しかし、無罪主張を貫く姿や、被告人質問での受け答えから、「命と向き合っているとは、どうしても思えなくて」。刑の確定後に、飯塚被告が2人の命や遺族の苦悩と向き合い直し、謝罪をしたいと申し出があれば、受けるつもりだ。ただ、それは「それが彼の救いになるんでしょう」との考えからだ。

◆失敗談を教訓に「今からでも遅くない」
 
7日の取材の終盤に、飯塚被告が過失を認め、事故を巡る反省点を社会に発信することの是非について話が及んだ。松永さんは「今からでも本当は遅くないと思います。失敗談は、聞いた人にとっての学びになる。こういうことすると失敗するんだな、気をつけて事故を起こさないようにしようって考えるじゃないですか」と語った。
 
松永さんは、交通事故の加害者の立場で失敗談を語ることは難しいだろうとも口にしつつ、わずかに残る期待を語った。「僕は本当に価値があること、意味のあることって、そこだと思うんですよ。僕は少なくとも彼がそういうこと言ったら、全然『ふざけんな』とは思わない。自分の利害を考えずに、未来に向けた発言をしてくれたら」。

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上級国民だから?池袋暴走事故の罪は何故軽くなったのか?なぜ逮捕されなかったのか?SNS、犯罪、電通、マスコミ、権力者達の闇。元受刑者で広告の専門家に聞く。元博報堂作家本間龍さんと一月万冊清水有高

2021-09-15 20:44:34 | 飯塚幸三事件
上級国民だから?池袋暴走事故の罪は何故軽くなったのか?なぜ逮捕されなかったのか?SNS、犯罪、電通、マスコミ、権力者達の闇。元受刑者で広告の専門家に聞く。元博報堂作家本間龍さんと一月万冊清水有高

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飯塚幸三事件にも「もみ消し役」として暗躍か 北村滋と中村格の『極悪コンビ』

2021-09-15 18:40:24 | 飯塚幸三事件
右端 目白警察署長(ほぼ確定)
右から二番目 中村格警察庁官房長(未確定)
左端 北村滋 内閣情報官(未確定)



野々村竜太郎って「懐かしい名前」だね。

「別荘」には入らなくてよかったのか?








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飯塚幸三の「凶行理由」 → 「予約していたフレンチに遅れそうだった」 ゆうがたサテライト:テレビ東京 2019年11月12日(火)

2021-09-15 18:38:51 | 飯塚幸三事件


東京・池袋で今年4月、乗用車が暴走し、母子2人が死亡、10人が重軽傷を負った事故で、運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長が、「予約していたフレンチに遅れそうだった」と供述していたことがテレビ東京の取材で明らかになりました。

警視庁はきょう、起訴を求める「厳重処分」の意見を付け元院長を過失運転致死傷の疑いで書類送検しました。 松永真菜(まな)さんと娘の莉子(りこ)ちゃんがなくなった事故。

捜査関係者への取材で暴走した車を運転していた飯塚(いいづか)元院長は両膝に関節症を患っていて かかりつけの医者から運転を控えるように注意されていたことが明らかになりました。

さらにテレビ東京の取材で飯塚元院長がその日 車を運転していた理由をこう供述していることがわかりました。

飯塚元院長のコメント

「予約していたフレンチの時間に遅れそうだった」


急いでいたとみられる飯塚元院長制限速度の時速50キロを超えるスピードでカーブに進入。 前方のバイクや車を追い越すため、 車線を3回も変更する蛇行運転をしていたことも新たに分かりました。

飯塚元院長は運転ミスを否定したため、警視庁はドライブレコーダーや防犯カメラの解析など、 徹底的な証拠固めを行い、7ヵ月かかっての書類送検となりました。

長い捜査の末、ようやく松永さんのもとに返却された遺品。 松永さん「事故当時2人が乗っていた自転車ですね。」 「溶接部分だと思うんだけどねじ切れている。」 「私の父がプレゼントしてくれて事故の後、父が自分のこと本当に責めて、「俺が買わなければ」」

車は時速100キロ近いスピードで自転車に乗っていた真菜さんと莉子ちゃんに衝突。 そのドライブレコーダーには、カメラをみる莉子ちゃんの姿が映っていたといいます。

松永さん 「高速で来た車をどんな思いで見つめていたんだろう、莉子は。」 「(ドライバーは)自分がもしかしたらまずいかもしれないと思ったらその天秤にかけて今運転してもいいのだろうかということを今一度考えてほしい。」

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飯塚幸三、禁固5年刑受け入れへ:控訴しない意向

2021-09-15 18:38:09 | 飯塚幸三事件


東京・池袋で2019年4月、母子2人が死亡、9人が重軽傷を負った暴走事故で自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)に問われ、東京地裁で2日に禁錮5年(求刑・禁錮7年)の実刑判決を受けた旧通産省工業技術院の元院長・飯塚幸三被告(90)が控訴しない意向を周囲に示したことがわかった。控訴期限は16日。

 犯罪加害者の家族を支援するNPO法人「ワールドオープンハート」(仙台市)の代表者が15日午前に被告と面会。代表者によると、被告は「せめてもの償いの一歩として、刑を受け入れたい」と述べたという。

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飯塚幸三の実刑では「救われない」けど…遺族の松永拓也さんが願う「未来」<池袋暴走事故>2021年9月14日 04時30分:東京新聞

2021-09-14 10:46:07 | 飯塚幸三事件
妻真菜さんと長女莉子ちゃんと花見を楽しむ松永拓也さん(松永拓也さん提供)





 2019年4月に東京・池袋で起きた乗用車暴走事故で、東京地裁が2日出した判決は、遺族の松永拓也さん(35)らが望んだ実刑だった。だが、松永さんは気持ちの晴れない日々を過ごしている。このまま控訴されず、飯塚幸三被告(90)の刑が確定することを願うものの、「刑務所に入ったところで本当は、私たち遺族が救われることはないんです」。救われる瞬間が唯一あるなら、裁判の結果ではなく「次の事故を防げたと思えたとき」だと思っている。(福岡範行)
◆「穏やかな自分に戻りたい」
 判決の日、自宅に戻った松永さんは、事故で亡くなった妻真菜さん=当時(31)=と長女莉子ちゃん=同(3)=の仏壇に「一審終わったよ」とだけ報告した。実刑との結果は、2人が喜ぶとは思わず、伝えなかった。「加害者と争っている姿は、2人が愛してくれた僕ではない。穏やかな自分に早く戻りたい」
 裁判で扱う過去の出来事は変えることができない。どんな結果でも2人の命は戻らず、むなしくなる。でも「今と未来は変えられる」。だから、判決を事故防止につなげたいと願う。
◆「先手先手で防ぎたい」
 判決では事故原因は「約10秒間にもわたってブレーキペダルと間違えてアクセルペダルを踏み続けた」と判断された。誤操作の修正は、年を取るにつれ難しくなる。松永さんは「そこがこの事故の肝。チェックする制度か何か考えられるのが大事なんじゃないか」と語る。
 高齢者ドライバーの事故を未然に防ぐ対策として、ドライブレコーダーなどで日常的に運転を診断する仕組みや、運転免許を返納した後の生活を支える取り組みの充実も訴える。
 事故の後、高齢者の免許自主返納は増え、免許更新制度の見直しも進んだ。松永さんは「事故前に対策を打てていたら」と思うからこそ、力を込める。「これから起こるかもしれない事故を先手先手で防ぎたい。1人の力じゃ何もできないので、多くの方と取り組みたい」

◆専門家「よく知る道に限り、危険予測し運転を」
 踏み間違いなどの誤操作の修正について、大阪大の篠原一光教授(交通心理学)は「高齢者は頭で分かっても体が動かないことが起きる。踏み間違いに気づいても、踏み込む動作をやめられない」と説明する。緊急時などに動作を止める脳の働きは、加齢によって低下しやすいという。
 ただ、こうした機能低下は、病気と判断されるほど深刻なレベルであれば検査で見つけられるが、車を運転できる健康な高齢者の低下傾向を確かめる方法は研究段階だ。
 篠原氏は、高齢になると危険に気づくのが遅れやすくなり、操作を誤るリスクが高まるとも指摘。運転が必要だとしても、「車を使うのはよく知っている道に限り、スピードを落とし、危険を予測しながら慎重に走る」よう勧める。例えば、行きつけのスーパーや病院への道に絞ることだ。「定年や年金支給開始など生活の変化が起きたときに、車の乗り方も考えては」と促した。

◆2人への報告はいつも通り
記者 判決の日(9月2日)の夜は寝られましたか?
松永さん あんまり寝れなかったです。やっぱり夜中2、3時くらいまでは起きていて。興奮状態というか、いろいろ考えることがあって。2年4カ月たってやっと判決なんだな、とか。控訴ってするのかな。あと、どれくらい続くのかな。こうならない道を彼は選べなかったのかなとか。あとは、やっぱり未来のことも考えましたし。そもそも裁判が起きているのは交通事故が発生してしまったからだから、こんな苦しい裁判をやらなくていいように、誰もが。事故そのものをなくさないといけないよな、とか、いろんなことを考えていましたね。
記者 真菜さん、莉子ちゃんと裁判について報告しましたか?
松永さん 今回は、とりあえず「一審終わったよ」ぐらいは報告しました。「実刑だったよ」とか別にそういうことは言わなかったですね。心配しないでねって。いつもと一緒ですね。裁判のことは僕、あんまり2人に言わないので。
妻真菜さんと長女莉子ちゃんと花見を楽しむ松永拓也さん(松永拓也さん提供)

◆高齢者のニーズ考え、対策を
記者 2日の記者会見では、判決を受けて交通事故をどう防ぐかの議論が起きてほしいと話していました。あらためて、どんな議論ができそうか、教訓は何か、松永さんの考えを教えてください。
松永さん そうですね。僕は、池袋暴走事故(の原因)は踏み間違いである、と認定されましたので、その対策は今後打っていくべきだと思うんです。ただ、あくまで今回の暴走事故は東京の都心で起きたことで、高齢ドライバー問題は分けて考えないといけないと思っているんですね、地方と東京で。だから、今回の裁判の形だけで考えたくないんですよ。議論の柔軟性が失われてしまうので。
 だからあんまり、がちっとは答えないようにあえてしているんですけど。強いて言うなら、踏み間違えたというのが認定された。であるならば、踏み間違えが起きないような、まず技術の話になってくると思うんですよね。こういう事故が起きないためにはどういう風になっていけばいいのかにつながっていってほしい。技術以外で述べられるとしたら、免許更新制度のあり方ですよね。彼は、免許更新できていたわけで、結果的には交通事故を起こしてしまったわけですから。来年から変わりますけど。
高齢者の免許更新制度に関わる道交法改正 2020年6月の改正で、一定の違反歴がある75歳以上の人は免許更新で実車試験が義務付けられることになった。繰り返し受検できるが、合格しないと免許は更新できない。22年6月までに施行される。

記者 東京地裁の判決では、ブレーキとアクセルの踏み間違いを起こしたあとに修正することができなかったと認定されている。高齢者はリカバリー(動作の修正)が苦手だという指摘があって、難しい課題だと思いますが、どう感じていますか?
松永さん 10秒踏み続けてますもんね。私も、高齢ドライバーについて研究している大学教授の方としゃべったことがあって。若い人でも踏み間違えるけど、若い人はリカバリーがすぐにできるんですよ。高齢者の方はそこが若いときと違って、苦手ではある。ただ、経験値があるので、交通安全意識は若い人よりはあるんですよね。
 おっしゃる通り、そこがこの事故の肝ではありますよね。だから、じゃあどうすればいいんだろうと考えたときに、そういうのをチェックするような試験制度とか何か考えられるっていうのが私は大事なんじゃないかと。それに加えて、普段の運転をチェックするような何か仕組みづくりが必要なんじゃないのかなって個人的には思っているんですよ。例えば、ドラレコ(ドライブレコーダー)を活用するっていうのもあると思うんですよね。保険会社でそういうサービスをしているところもあるんですよ。あなたはこういう運転をするくせがあります、とかを客観的に見る。まず客観的に自分の運転を知ることができる仕組みっていうのは必要なんじゃないのかなと思うんです。
記者 記者会見の中では、高齢者の運転免許更新制度の見直しで、来年6月から実車試験が始まることで免許更新できない人が出てくる可能性に触れて、落ちてしまう人たちに対してフォローが必要なんだという話もしていました。なぜそうした発言をしたんですか?
松永さん あくまで、僕の持論なんですけど、いろんな境遇の人がいると思うんですよ。ハンドルを握りたくなくても、買い物にいかなきゃいけないという人もいれば、運転そのものが楽しいんだという人いるし、高齢者1人1人に「なんで運転したいのか」があるはずなんですよ。高齢者ご本人が(運転免許返納を)決断しやすい、もしくはご家族の方と穏やかに話し合いができる材料を用意してあげることが大事だと思うんです。
 ニーズに対する解決策ってなんだろうと考えるときに、例えば、運転しないとスーパーが遠いんだという人には速度が出ない車っていう選択肢もありますよね。食材さえ手にはいりさえすればいいという人には、例えば移動販売ですよね。ニーズに対してアプローチの仕方はいっぱい立てられると思うんですよね。言うだけは簡単なんですけど。僕が、仮にスーパーまで車で30分ですみたいなところに住んでいたら、返すなんて絶対無理ですよ。
記者 車を乗らない選択をした人の生活をどう支えていくのか、というところをちゃんと考えていかないと。
松永さん 考えていかないと、根本解決には至らないと思います。意識だけでも事故は防げないですし、かといって技術だけでも事故は防げないし、世の中の仕組みだけでも事故は防げないから、それら全てを同時に改善していくことが私は大事だと思っているので。いまいったこともそのうちの1つかなと。
 タクシーとかバスを拡充するっていうのが一番シンプルだと思いますけど、タクシーの運転手自体が高齢者という問題もあるし、バスだって、収益がたたないからどんどん縮小していってしまっている。現実問題もあるんでしょうし、勉強していかなきゃいけないなと思っています。
◆みんなで未来のこと考えたい
記者 未来の事故防止につながる動きは感じますか?

松永さん 僕の小さい、1人の人間の視野では「自分も運転を気をつけるようになりました」とか、「家族で話し合うようになりました」っていう声をいただける方がいらっしゃるので、そういう風にとらえてくださる方が多いなと思います。遺族として彼(飯塚被告)に罪をつぐなってほしいと求めていますけど、ちょっと俯瞰して社会っていう視点でみたときに大事なことっていうのは次、こういうことを起こさないこと。誰しもが当事者になりえるからこそ、社会全体で次、起きないことを私は考えたいんです。
 私はあくまでこの現実、裁判のつらさとか全てひっくるめて交通事故なんで、それを現実的に感じていただきたいんです。高齢ドライバーに私はこだわっていないんですが、高齢ドライバー問題1つとったって、当事者じゃない人って実質いないと思うんですよ。誰しもが老いるし、親族の方に必ず老いる人が出てくる。一歩外に出れば交通社会で、誰しもが当事者である。だからこそ、みんなで考えたいんです、未来のことを。
 裁判って結局は、過去のことで変えられないからこそ、そういう風に考えたいんです。今と未来は変えられるから。そこをみなさんに伝えたいです。

 記者の方々って一生懸命、未来の交通事故をなくすための報道をやってくださっていますよね。そういう記事にも、やっぱり興味を持ってもらえる社会になったらいいなって。生意気言いますけど。すみません。私自身がこの立場になるまで全然そういうのに正直、目を向けていなかった。なんか関係ないって思っちゃっていたから。
記者 もし裁判が全部終わったら、真菜さん莉子ちゃんに語ることは、どうなりそうですか?
松永さん 全て終わるんだとしたら、「終わったよ」ということを伝えて、あとは「2人の命は無駄にしない」と。それはやっぱり(事故防止の)活動を続けていくって言うのを報告するんじゃないですかね。2人の命を無駄にしないっていうことは、僕は裁判っていうよりは、どっちかっていうと、次こういう事故を防いだときだって思っているので。
 加害者と争っている姿って言うのは、2人が愛してくれた僕ではないので。それは間違いない。穏やかな自分に、早く戻りたい。2人が愛してくれた。本当の本来の僕に。それは何かっていったら、争い続けることではなくて、2人が教えてくれた愛を実践するっていう道で、その道はなんなのかっていったら、やっぱり事故を1つでもなくすことなのかなって思います。2人は、そういう風にしている僕の方を本来の僕として愛してくれたはずだから。
◆起きてからじゃなくて、起きる前にできることを
記者 事故発生から2年4カ月の間で、自分の努力が事故を防げたと思えたことはありましたか?
松永さん 難しいですね。数に出ないんで。分かんないっていうのが正直なところなんですけど、ただやっぱり多くの人が声をかけてくれる。交通事故について考えるきっかけになったとか、家族で話し合うきっかけになりましたとか、気をつけて運転するようになったり、歩くようになりましたっていう言葉をかけてくれる方が本当に多くて。手紙とかSNSとかあわせて1万通以上はメッセージをもらっているんです。そういう意味では、よかったなって活動してきてっていう風には思いますね。裁判が終わったらもっと、もっともっとその輪を広げていきたい。そしたら(人々の)意識で減らせる事故はどんどん減らせると思うんですよ。防げない部分は技術や制度でカバーしていく。私はそういう風に思っています。
記者 事故後には高齢者の免許自主返納の増加や免許更新制度の見直しがありました。どう受け止めていますか?
松永さん 変わってきたんだなって思います。起きてからこういう風になるのは人間の常というか。最初は過ちをやってしまうけど、やっぱり良くないよねって変わっていくのが人間だと思うんです。そういう意味で、今回、事故が起きてなのかは分からないけど、変わっていったんだなって。
 願わくば、こういうことが起きる前に、前に前に対策打てていたらなって正直思うんですけど、過去のことを言ってもしょうがないから。でも、これで止まらず、これから起こるかもしれない交通事故を先手先手で防げるものは防いでいきたい。僕の1人の力じゃ何もできないんで。僕ももちろん声出していきますけど、そういうのを多くの人と共有したいし、多くの方の声を受けて国とか自治体も一緒に取り組んでいきたいなと。起きてからじゃなくて、起きる前にできることをやっていくっていうことが大事なんじゃないかと思います。
記者 大事なことは、せめて未来を変えること。
松永さん せめて。そうそうそう。唯一の救いなんですよ、僕にとって。刑事裁判は結局、救いにならない。前を向くきっかけになるけど、それは救いにはならない。刑務所が入ることが救いかって、救いじゃないんですよ、僕にとって。
 じゃあ、何が救いかっていったら、救いが唯一あるとすれば、こういう事故を教訓として、次につながること、未来の事故を1つでも減らすことが唯一の救いなんですよ。だからやりたいんですよ。
 よく言われるんです。「もう休んでください」「無理しないでください」と。もちろんその方は優しさで言っているんだと思います。ただ、活動は生きる力なんで。救いだから自分にとって、活動することが。次の事故を防げているかもしれないと思えるから。
記者 記者会見では、判決が遺族の思いに触れた部分や裁判長の説諭に「少しだけ救いになった」と言っていました。
松永さん 全然僕たちの言ったことが判決になかったら、さみしい感じがしたでしょうし、心情の意見陳述で言ったところもすごく汲んでくれた感じがしましたし、参加して良かったという意味では救いでした。無駄じゃなかった。裁判上での救いでしたね。

 裁判の結果そのものは救いには別にならない。何でかっていったら、本音を言っちゃうと命は戻らないから。時間は戻らないから。過去は変えられないんで。
 だから、唯一の救いは、次につながったって自分が思えること。この裁判が次につながった、自分の活動が次につながった、事故が1個でも防がれたって自分がそう思えること。抽象的なんですけど。誰かの命が守れたらすてきなことだし、自分のためでもあるし、誰かのためになるならいいなと思うし。終わりはないですね。そういう社会に向けて2人の命を無駄にしていないって自分で思えることが救い。裁判と違って終わりがないからこそ、でもやる価値もある。願わくば、加害者も、その視点を持ってくれたらなって思います。

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飯塚被告への判決は、なぜ「禁錮5年の実刑」だったのか 身柄は今後どうなるのか2021年9月3日 06時00分:東京新聞

2021-09-03 07:24:19 | 飯塚幸三事件


東京・池袋の乗用車暴走事故で2日、禁錮5年の実刑判決を受けた飯塚幸三被告(90)。禁錮7年を求刑した検察側のほか、専門家も被害者感情を酌んだ厳しい判断とみる。実刑判決で今後、高齢の被告の処遇がどうなるかも注目される。(小沢慧一、山田雄之、奥村圭吾、三宅千智)

 交通事故裁判に詳しい園高明弁護士は「遺族の思いに寄り添った重い判決」と話す。飲酒、無免許運転などに比べ、不注意などの「過失」が原因の場合は実刑にならないケースも多く「被告が踏み間違いを否定し続けたことは『反省の念がない』とみられた。被害者参加制度で被害者側の処罰感情を訴える機会が多かったことも影響したのではないか」と指摘した。
 
法務・検察側にも、予想以上に重い判決との受け止めが広がる。ある検察幹部は「絶対に実刑にしてほしいというメッセージも込めて7年を求刑したが、2人死亡の交通事故として、3年6月~4年くらいの可能性もあると思っていた」。
 
「殺人事件などと違い、あくまで過失事件。世論の影響を受けたのでは」と話す法務省幹部も。別の検察幹部は「客観的な証拠が示されているのに過失を認めない飯塚被告の態度や、遺族、社会の処罰感情をものすごく重く見た判決だ」と評価した。
 
弁護側、検察側のいずれかが控訴すれば、東京高裁で審理が続く。逮捕されずに在宅のまま起訴されているため、刑が確定しなければ収監はされない。
 
飯塚被告は公判で「刑務所に入る覚悟はあるか」と遺族に問われ「あります」と答えたが、控訴には「なるべくしないと思う」と述べるにとどめた。
 
実刑判決が確定の場合も、刑事訴訟法に例外規定がある。懲役刑や禁錮刑の受刑者に、著しく健康を害する恐れや命に危険が生じる可能性があれば、検察官の判断で刑の執行を停止できる。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「医師と相談し、刑務所の生活に耐えられるかを慎重に判断するだろう」と話した。

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