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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

今、よろみの春。

2025-04-25 10:46:51 | 自然の不思議

枝垂れ桜はピンクの滝、桃は桃源郷、と言ってもこことあそこと離れた所。地面は立金花と水仙が黄色で埋め尽くす。畑は草が生えて緑になってきたのを耕運して茶色、山は新緑。

連休には現成公案の勉強会で都会からやって来るがその時はピンクも黄色も姿を消し、緑のグラデーションになる。

最近の気候で雪が重く、山道の桜や他の庭木もが折れたり、被害が出ている。被害は猪、テンによっても起こっている。独活の場所を掘り起こされ、根っこが剥き出しになったり、鶏がこの冬に10羽ほど襲われてしまった。またネズミも大活躍。猫2匹ではとても追い付かない。これが自然界の営みなのだろう。

5月の連休には畑の野菜はまだない。頼みになるのが山菜なのだが。それもタイミングがあったり、猪との競争になる。せめて筍だけは十分食べれますように。これから布団干し、食器洗い、メニューを考えたり、勉強会の準備がはじまる。

まだ、写真が入りません。言葉だけてお伝えするのは、難しい!


春のご馳走

2025-04-17 16:39:45 | グルメ

春のご馳走は、緑。冬は大根、白菜の白、春になると緑がお皿に載ると、それだけで元気が出てくる。緑は甘草、蕗の薹、浅葱そして屈。甘草は酢味噌和え、蕗の薹は天ぷら、蕗の薹味噌。そして知人か教わったオリーブオイル漬け、これはさっと茹でてからオリーブオイルにつけただけだが、癖もなくいただける。

蕗の薹の天ぷらは今、体調を崩しているここの住人にカボチャコロッケと椎茸と蕗の葉を揚げてお裾分けしたところ、とても喜ばれた。そして浅葱、あさつきと読む。これは細いネギとほぼ同じなので麺類の薬味など何にでも細切れにして使っている。今回はハンバーグに椎茸と自家製冷凍コーンも入れ焼いた。焼くとほんのり春の匂いが口に広がった。屈、こごみ、形から名付けられた。特に癖がないので、何にでも使えて重宝している。これはこれから。

家の前の土手に行者ニンニクが濃い緑の葉を伸ばしている。その名の通りニンニクのの匂いが冬の体から目覚めさせてくれる。行者ニンニクの醤油漬けが絶品だ。

まだ畑には食べれる野菜はない。その点、こんな山里に住んでいると野生の緑に助けられる。

残念なことに、写真が取り込めずその緑の鮮やかさを見てもらえない。次回は大丈夫かな。


春が来て、、。

2025-04-11 10:26:29 | 日記

いつもだと冬に行われる佐野顕明さんの勉強会が先日行われた。今までは雪に覆われたよろみしか知らないと部屋からも外を何度も眺めていた。同じところでも季節が違うと景色が変わるのが興味深かったようだ。

今回は「只」ただ念仏を唱える。その只が曲者だった。迷いや苦しみから逃れるためのものではない。そこに我が入るともう我執でしかない。それはどうあがいても自分がある。それは気づきしかない。もともとある自分の中の仏性にあると。「うーん。」

説明を聞いても分からない。でも聞き続けることが重要とか。結局、人は何者か、どう生きるか、と言う存在に関わってくる。生かされているこの自分を深く問う、ことだろうか。

梅がようやく満開となり、山の雑木も仄かに色めいてきた。畑はようやくじゃがいもが植えられ、ビニールハウスには夏野菜の種がまかれる。ただ、今までの5世帯が揃わない。畑からの笑い声も少なく小さいだろう。そして田んぼは補修が行われている。さて、今年の収穫は大丈夫かな。


東京から甲府へ−3ー

2025-04-02 10:44:37 | 日記

このタイトルも今日で終わりになる。もう2週間経ってしまった。帰山すると、畑の半分は土が見え、今はもうほとんどが雪は消えている。しかし、除雪車が積み上げたところにはまだ雪があり、そのために電気柵が出来ていない。そのチャンスを逃す手はないとばかり、猪が独活のところを掘り起こし、今年の独活は食べられるのか気になっている。姿を見なかった猪はやはり生息していたのだ。

もうかれこれ何十年ぶりになっただろうか、東京の高層ビルの夜景。若い時はその都会の光にワクワクしていたが、今回はドキドキしてしまった。これは地震を経験したからだろうか、どこかでもし今ここで地震が起こったらと、ついそんなことを思ってしまう私がいた。もう都会は楽しめない。弟たちや当時の友人はもういない。都会の光が熱量を失い、他人行儀な冷めたひかりになってしまった。

その郊外に一人、中学時代からの友人が住んでいる。一緒に山に登ったその友人と夜中の1時過ぎまで話し込んでしまった。一緒に遊んだ思い出を話せる友人ももういなくなってしまった。

お墓参りを済ませ、従兄弟たちとも会い、いつもの大糸線経由で帰ってきた。家の近くは大きな道路が建設中、中央線は全席指定席、南小谷行きがなくなり、白馬まで。私の思い出も少しずつ崩されてきた。それでも私の青春の山々は青い空にすっくと背を正し、白いレースを纏って聳えていた。変わらぬものもある。私の青春も私は生きている限りそこにある。

いよいよ、畑が始まる。梅も咲き、ローズマリーが俯きながら咲いていた。