goo blog サービス終了のお知らせ 

よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

私の冬の1日

2025-02-27 16:14:43 | 日記

今年は久しぶりの大雪となり、雪掻きをしないと雪の壁で家の中は真っ暗になる。有難いことにその仕事を男たちが担ってくれている。だから私は炬燵守りになる。

朝6時半起床、ようやく白みかけてきたこの頃、でも台所は白い息が見える。先ず石油ストーブの点火から始まる。次男のお弁当作りだ。昨夜の残り物を入れたり、手の込んだものは作っていない。それでも味噌汁、ご飯、おかずに麦茶で30分。私はそれで済むが大工の息子は震災の仕事も入り、雪の中を毎日出かけている。

次に居間の薪ストーブを焚き、頃合いを見て豆炭を入れ、それが炎になたっら炬燵に入れる。炬燵は1畳の掘り炬燵なので電気も入れて暖かくする。朝食は玄米、圧力鍋で炊き、翌日はそれをお粥にする。味噌汁に昨夜の残り物、納豆に、あればここの卵、ひじき煮など。その後は30メートルほどの先から洗濯物を持ってきてストーブの上に干し、干し上がったものを畳む。その洗濯機があるところの廊下は鼻がツンとなるほどの冷気。そうそう、一連の仕事には水温が2度で手が冷たくなるのでボールにお湯を張って温めながらの仕事になる。また金造製のものを持つので手袋も欠かせない。

やっと落ち着くのは10時近い。そこからが冬のゴールデンタイム、読書と書き物時間。お昼は簡単に麺類かパンを朝ドラを見ながら。1時過ぎからまた炬燵守り。気が向くと雪道を散歩。

夕方5時になると夕飯作り、最近は息子夫婦も担当してしてくれる。美味しいし私が作らないメニューも出てくる。その時は後片付けを担当しその後お風呂。

お布団には湯たんぽが私の必須アイテム。これで暖かく眠れる。本を読んでいるとすぐ眠くなる。就寝は10時から11時。こんな暮らしもあと1ヶ月足らず。友人たちは「たいへんね。」と雪を心配してくれるが、畑が雪に埋もれている時間は、取って置きなのです。


私の朝日新聞

2025-02-22 16:24:40 | 日記

そもそもここに来た縁を作ったのが、朝日新聞だった。朝日の夕刊に西田幾多郎の哲学講座を知り、柄にもなく参加したのがきっかけだった。ここに来てもその新聞はあったが、郵送されていたので昼刊だった。かれこれ50年になるが、勤めや家事育児、畑仕事に追われ、今ようやくじっくり読めるようになった。ところが、地震で配達されなくなり、中日の方が下の県道まで届けれくれることになり、そこまでの約2キロを取りに行っている。

若者の多くの情報はスマホから、新聞を読む人は減少している。でも私は紙を手で広げて読むのが性に合っている。単なるニュースだけでなく思わぬ記事に出会えたり、専門家の意見、考え、知識も得られ、また読者の声も聞ける。人によっては偏っているとも言われるが、それは誰にも当て嵌まることだと思う。この頃の情報過多の中、何を選ぶか、信じるかは各自に委ねられている。

ネットはピンポイントで、新聞はもう少し視野が広がると思っている。そう、あのスマホを手に見入る姿勢より、新聞を大きく広げたほうが、人間が大きく見えやしないだろうか、なんて勝手に思っている。最近の御混迷を極める昨今、情報でなく、人が信じられるか、そこが大事だろう。ただ、この頃広告の紙面が目立つようになった。やはりどこも厳しいのだろうか。これから、ほほえましい記事、穏やかな記事、そして考えさせてくれる記事が載ることを期待して。


雪のオノマトペ

2025-02-18 11:14:19 | 自然の不思議

冬はもっぱら炬燵守り、読んだり書いたり、そう、テレビも見たり。昨夜は映像の世紀とヒューマニエンスを久しぶりに遅くまで見ていた。

窓の外から、散歩の時に雪を観察している。音のしない雪や降り方を自分なりに言葉にしてみた。雪が降る、舞う、踊る。音もなく、音と共に。その音もない雪の降る様を先人たちは色々な擬音で表現した。しんしん、サラサラ、サーサー、ふわふわ、ふんわり、ふわりふわり、ふらふら。くるくる、ちらちら、こんこん、どんどん、、、。

音もしない雪を降り方や形から想像して作る。また自分の中の心情と合わせて作る。そこまで書いて気がついた。それらはカ行、サ行、タ行、ハ行で他のものは見つからない。しかし宮沢賢治のように、独自の世界観を持っている人は思いもよらない表現が出てくる。

甲府から奥能登に来て、どうもここが一番寒く雪が多いらしい。冬は農作業から解放され一番ゆったりできる時。若い時はスキーを楽しんだが、今は雪に遊ばせてもらっている。雪を踏んだりスキーの音は自分で作る音、でも今は雪自体が作る音を楽しんでいる。

音もなく降る雪、その雪の降り方や形から音のオノマトペが作り出せるだろうか。雪が木から、屋根から落ちる音、まだまだ雪に関する音はいっぱいありそうだ。こんなことをしていていいのだろうか。昨夜のロシアとウクライナの歴史を見ると、そこにも雪を愛でる時の訪れを願うしかない。


雪の造形

2025-02-13 10:19:35 | 自然の不思議

もうかれこれ10年振り位の降雪なるだろうか、1週間ほど雪が続き110センチになっている。家、車庫、倉庫、庫裡の周りには積もった雪がさまざまな雪の造形を見せている。造形というより雪の芸術といったほうが適切だろう。

連日男たちは雪掻きに汗だく、お陰で居間や台所に光が入るようになった。雪の重みや緩んだ温度で屋根から雪がドドッと落ちる。その音と振動はまた地震を思い起こし、猫や犬も怯える。

悪いことばかりではない、この雪で畑を荒らした虫たちはいなくなるだろうか、僅かな期待をしているのだが、、。

雪の美しさの大きなポイントはその白さにあると思っている。これが外の色だったらきっと静観できない。積もった雪と屋根瓦から落ちた雪の造形。雪が溶けて屋根瓦から氷柱のシャンデリアとなった形、やはり芸術家なのかな。

どうか、水と電気が止まりませんように、これからしばらく雪の造形を楽しませてください。それにしてもその重みは2階の襖を開けなくし、隙間だらけの本堂の屋根雪は寒さ故にそのまま積もっている。潰れないかなと心配をしたり、内心複雑です。

 


鶏当番、お風呂当番

2025-02-06 10:53:25 | 畑仕事

ここでは鶏の餌やりとお風呂焚きを5日交代でしている。冬場は男性も加わり住民全員が担当する。以前はそれに馬の餌やりもあったのでその草刈りもあってたいへんだった。

この大雪の日に私に当番が回ってきた。こんなことでもないと降り積もった雪の中外に出ることはほとんどない。運動不足の冬にはむしろラッキーと思っている。

鶏小屋まで家の中と外までは70メートルほどあるだろうか。手には水の桶と残飯、そして卵を入れる容器を持って行かなかればならない。毛糸の帽子、防寒コート、防水手袋、そして長長靴で向かった。雪の中の一歩は、沈みながらゆっくりと途中休みながらもどうにか辿り着いた。鶏には残飯と精米した残りと飼料とお水をあげる。卵は4個、最近どうもネズミが穴に運んでいるようだ。取れた時は10個ほどあったのに。穴を塞いだりしたが完全ではないみたい。ところが2日目、雪は膝の上まであり、あと2、30メートル前で断念。後は男性に頼んだ。

お風呂は薪の五右衛門風呂、薪は間伐材と近くの木材店からのもの。それを窯の大きさに切って揃え積み上げるのも男性だ。5世帯で共同のお風呂になる。30人近くいた時は入るのも焚くのも大変だった。ところが、今、震災もあって住民は8人、昨日は2人入っただけだろうか。薪がもったいないだろうか、1日置きにしたほうがいいかな、と思っていたところに、断水。冬場によくある災害、と言うより自然現象。また2、3日で復帰するので、もう慣れてしまった。でも、その原因を見つけ対処するのも男性だ。今回はそれに3時間以上かかっている。冬場はとても助かります。