元旦の震災に始まったこの一年。振り返ると地震に遭ったのか、分からなくなってくる。まだ残っている爪痕をみるとそれが事実だったのが分かるが、どこかで消そうとしている自分がいるのかもしれない。でも、また少しでも余震が来るとその時の怖さが蘇る。
地震だけでなく、畑の様子が全く違ってしまった。夏の暑さ、乾燥、そして虫の大発生によって夏野菜だけでなく、冬野菜も大根以外はほぼ全滅という状態になってしまった。家はひび割れや沈下もあったが人が手を入れどうにか住めるようになった。ところが自然の中で育つ野菜は違う。自然の営みに対し人の力は及ばない。今年ほど人の力の無力さを感じたことはない。来年からはどうなるのか、施しようがあるのか、できるだけ農薬は使いたくない。
そればかりか、この年末になってガスレンジ、3口のうち、一口が使えなくなった。以前はリンナイのオーブン付き四つ口で20年持ったのに、今回のパロマはまだ5年、最新式が返って故障しやすくなったのか、分からない。その上、カメラの画像からパソコンに取り込むことができなくなってしまった。その中には今までに見たことのない夕焼けが写っている。綺麗というよりちょっと恐ろしいくらいの鮮やかなオレンジが枯れ木の背景に広がっていた。クリスマスの天使のプレゼントかと思ったが、今は「今までにない」というマジックにも思える。
もう、特別なことはいいから、当たり前で、その当たり前、普通というものこそ貴重なのだとつくづく思い知らされた。人の五感を拠り所に、自然の中で共に歩みたい。









