自分の子供のことは、ほとんど覚えていない。慣れない環境の中で一時は5世帯となり、交代でご飯作り、家事、育児、その上畑と田んぼ。覚えているのは、忙しかった、朝までぐっすり眠りたかっただけ。

娘たちが震災で輪島の家が住めなくなり彼の実家の大分に引っ越した。5ヶ月ぶりの孫たちとの再会だった。1歳の爽はよちよちながら歩き始め、音楽やドラムに合わせて体を捩り揺すっている。3歳の楽はもう普通にお話ができる。「けいこさんがすきだから、あいたかったんだよ。」この歓迎の言葉には思わず涙ぐんでしまった。

新しい環境で二人は逞しく成長している。彼のご両親にも懐き楽しそうにしていた。毎日が新鮮で、毎日いろいろなことを学び身につけているのだろう。帰宅して、はて、私は日々何か新しいことに感動したり少しは進歩しているのだろうか。むしろ退化していることのほうが目についてしまう。子供らは努力というよりいつの間にか会得しているのか。人間の成長の凄さを目の当たりにした7日間だった。ところが、「いやいや期?」朝起きてパジャマから洋服に着替えるのにどれだけの時間と労力がいったか。可愛い盛りの反面、大変だったことも忘れている。

可愛い時はあっという間に過ぎる。今を大切に、体に気をつけて、おかあさん、がんばれ!子供らの健やかな成長を願って!私も他人事ではない。今だ。










