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よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

子供の成長

2024-11-29 15:24:22 | 日記

自分の子供のことは、ほとんど覚えていない。慣れない環境の中で一時は5世帯となり、交代でご飯作り、家事、育児、その上畑と田んぼ。覚えているのは、忙しかった、朝までぐっすり眠りたかっただけ。

娘たちが震災で輪島の家が住めなくなり彼の実家の大分に引っ越した。5ヶ月ぶりの孫たちとの再会だった。1歳の爽はよちよちながら歩き始め、音楽やドラムに合わせて体を捩り揺すっている。3歳の楽はもう普通にお話ができる。「けいこさんがすきだから、あいたかったんだよ。」この歓迎の言葉には思わず涙ぐんでしまった。

新しい環境で二人は逞しく成長している。彼のご両親にも懐き楽しそうにしていた。毎日が新鮮で、毎日いろいろなことを学び身につけているのだろう。帰宅して、はて、私は日々何か新しいことに感動したり少しは進歩しているのだろうか。むしろ退化していることのほうが目についてしまう。子供らは努力というよりいつの間にか会得しているのか。人間の成長の凄さを目の当たりにした7日間だった。ところが、「いやいや期?」朝起きてパジャマから洋服に着替えるのにどれだけの時間と労力がいったか。可愛い盛りの反面、大変だったことも忘れている。

可愛い時はあっという間に過ぎる。今を大切に、体に気をつけて、おかあさん、がんばれ!子供らの健やかな成長を願って!私も他人事ではない。今だ。


志村ふくみ展

2024-11-26 13:25:35 | 展覧会

甲府にいた頃、月に1度は東京に展覧会を観に行っていた。個展から現代、分野は多岐にわたっていた。今回の志村ふくみ展も以前から観に行っていた。今回は生誕100周年と言うお祝いの展覧会になる。染めを始めた頃、いつかは織もしたいと思っていたがそれは叶わぬ夢となったが、今の柿渋と藍染で十分満足している。家事と育児をしながらの半農半染、農業をしながら染めの仕事はもう手一杯だった。

「一生一色」彼女の書いた文章を読んだが、仕事にかけるその情熱は簡単ではない。さりとて妙な気負いもない。研究心、持続力、努力だけでなく他のものにはわからなう苦労もあっただろうが、それを文章の表すことで成り立ったのだろうと勝手に推測している。

草木から抽出する天然の色、その草木に宿す色の数々、改めてその秘められた力に敬服せざるを得ない。私も最初草木染めに手を染めたことがあったが、その中で気付かされたのは、その多くが生薬だったこと。草木は動けず他の助けも受けられないものの知恵として自らその色によって守っていたと思わざるを得ない。

色が本来持っているその力に驚きと共に感謝でしかない。やはり自然界の色には底知れない神秘さと美しさがある。

これから、藍の色を極めよう。


五嶋みどりコンサート

2024-11-14 21:43:12 | 日記

まさか、五嶋みどりのコンサートを生でしかも目と鼻の先で聞けるとは、、。震災後のボランティアで輪島まで来てくださった。場所は体育館、音響効果からしたらいいはずないのだが、しかしその音色は今までのライブにはない響きだった。最初の奏でた音で、私は涙が出た。小さな音もどこまでも響く。強い音は私の中まで震わせた。いつしか私は弟を想い出し、涙が流れてしまった。

ピアノだったら固定されたキーから音が出る。それが聞いたバイオリンでは音から音の間にも音にならない音がした。それは譜面から外れたのでなく、弦が織りなす何かを感じ取っていた。

バイオリンを作った職人、作曲家、そして演奏者、そのそれぞれの卓越した技の三者の奏でる音は鳴り止んでも、いつまでも、どこまでも宙を震わせ消えることはないとさえ思えてしまった。ピアノの藤田真央さん、お二人に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。きっと、忘れられない思い出になると思います。

最近の人の動き、心に希望が持てなくなっていたが、その演奏は人間の素晴らしさを改めて示してくれた。

明日は志村ふくみさんの生誕百年の展覧会を見に行く。そこにも人の成し遂げた美しさを見せてくれるだろう。そして、九州へ。まだ世の中を知らぬうぶな魂に会ってくる。


赤と紫の実から学ぶこと

2024-11-13 09:23:49 | 自然の不思議

散歩の楽しみの一つに、季節を見つける、と言うことが伴う。今までなら見つけようと思わなくても歩いていると目に入ってくる秋の実りだったが、今年は今までの記憶を頼りに探すことになってしまった。散歩といっても途中から走っていたが、今回は歩きながら左右に目を凝らし見つけなけばならなかった。

秋の実のほとんどは鮮やかな赤か紫、緑や紅葉の葉っぱの中でも際立って目についた。ようやく見つけた実は少なく小さい。いつもなら枝を折って持ち帰り、部屋に飾っていたが今年は気が引けてできなかった。鳥の餌に少しでもなってほしいと思った。

その赤と紫は少しでも鳥の餌となり種を運んでもらうことと、鮮やかな色で中味を守る知恵で動けぬ植物の生き残り作戦だろう。ところが動けて知恵も働く私たち人間が気候変動に拍車をかけている。昨夜のテレビで世界で年間3000億着の衣類が作られ、その約半分は破棄されていると言う。しかもそのほとんどが化繊で、その一部はチリなどの砂漠で燃やされている。単に寒さ暑さから身を守るための衣類ではなく、ファッション、欲望の道具と化している。

環境活動家の山田征さんの資料が手元にある。種の70%が消え、電波、農薬、化学肥料等によって地球生態系の危機を訴えている。では、私たちはこれからどうしたらいいのか。難しい時代になっている。私にできること、少しでも省エネに心がけることしかないのだろうか。

 


美味しい秋

2024-11-03 10:38:38 | グルメ

どうしてだろうか「食べたいな。」と思っていると、どこからか手元に届く。しかもそれが集中的に集まる。時にはパンが食べたいと買ってくると思いがけないところから届いたりする。今回は今までにないチョコレート、しかもイギリス、イタリア、そして長野。未だまだ食べていないものもある。大事にするのもいいが、賞味期限がある。チョコは山の友でもあるが流石に今年はもう行けない。

元旦の地震、その時にちょうど私は抹茶チーズケーキを焼いていた。それがトースター諸共壊れてしまった。それ以来のチーズケーキは、10月30日の爽ちゃんの1歳のお祝いに焼いた。オーブンが壊れ、トースターは新しく買い換えた。ケーキを食べたのは私たち、娘に送ってくれればよかったのにと言われてしまった。今度行ったら焼いてあげよう。

美味しい秋なのに、辛うじて大根は順調に大きくなっているがまだ旨味が足りない。葉物は望めないし、いつもの新米も口にしていない。こんなことはかつてない。これからも今までのように美味しい秋を味わいたい。