春日部市都市計画課のKさん(当時)から誘われて、2001年に続いて春日部市豊春地区公民館で開催される子供建築学校に参加した。
狙いは子どものころからまちづくり、住まいづくりに関心を持ってもらうことであるが、私は加えて異文化への目も養いたいと考えた。2001年は「世界の住まい七不思議」として画像を流しながら日本では想像できない不思議な住まいを紹介した。
2002年は、子どもたちが手を使い、実際に模型をつくることで、不思議さを実感してもらおうと、中国の地下住居ヤオトンと土造の円形土楼住居を取り上げ、「不思議な住まい」と題して、模型づくりに挑戦した。
参加した子どもは小6が3名、小5が7名、小3が13名、二グループに分かれてヤオトンと土楼住居に挑んだ。9時半開始、おおよそ2時間で、みごと完成である。
感想の一部を転載する。皆さん、楽しみながら不思議な住まいを理解してくれたようだ。反省も少なくないと思っていたが、感想を読む限り、おおむね成功といえよう。
「今日は、ヤオトンという家のもけいをつくってびっくりした事は、地面に穴をあけてつくる事です。なんかみんなで、でっかいのを作るのもいいと思うけど、私てきには1人か2人で小さくてもいいからつくりたかったです。そうすればたっせい感がでるし・・・でもおもしろかったです。(6年・Mさん)」
「中国の住居のしくみと作り方が良く分かった。円形土楼住居は、部屋がふきぬけで、大家族みたいだなと思った。中国の家は戦いにそなえて作られていた。でも、本物の大きさの住居を作るとなると、とても時間がかかると思った。家作りにはどんな材料を作る時に使ったのか?などの疑問も出てきて、今度調べてみようと思った(6年・I君)」
「さいしょはむずかしかったけど、だんだんなれてきました。ねんどでにんげんなどを作りました。小さく作ったので、すこしむずかしかったです。でも、とっても楽しかったです。(3年・Aさん)」
「中国の人がすんでいる家がよく分かったり、ダンボールでかべやゆかを作って楽しかった。またきたいです。(3年・S君)」
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