浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

グロリア

2006-07-09 20:49:49 | 映画な日々
カミさんはお仕事。残された僕たち三人はどこかしら体調不良で自宅療養の週末となった。さすがに暇。(その①)
ふと、ケーブルの番組表をみたら「グロリア」!おおっ!グロリアじゃん。しかしシャロン・ストーンのリメイクの方でした。うーむ残念。どっちが観たいと言われりゃ、監督:ジョン・カサヴェテスとジーナ・ローランズの方だった訳だ。やっぱ、こっちでしょ!


しかし、ないものネダリしてても仕方ない、今日はなんと言っても暇なのである。まだ観てなかったし。


シャロン・ストーンが随分と頑張っているのは認めよう。お話自体は元々良くできているので映画としても良い線を行っていると言える。

しかし、やはり原典には敵わないね。

ジーナ・ローランズのちょっと母親になるには歳が行きすぎてる感ってのがこの「グロリア」の肝だと思う。子供に対する心境の変化とかね。そしてまた物語の展開に奥行きを与えているのが、海千山千ちゅーか、百戦錬磨ちゅーかというジーナ・ローランズ演じる年増の女だった訳だ。

しかし、リメイク版では冒頭シャロン・ストーンは3年の刑期を務めて出所してくる所のだが、どうにも若い。すると一体投獄された時は、幾つだったという設定なんだろうか。そこにあるのは貫禄ではなくて、単なるあばずれ感だ。

シャロン・ストーンが頑張っているだけに惜しまれる出来上がりである。こればっかはストーリーありきなので、彼女に演らせた企画が悪いとしか、言いようがないな。

ポスターを並べてみても、その雰囲気は明らかだと思うが、如何だろうか。

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