浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

ようこそ、おいでいただきました。

歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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2015年8月の読書メーター

2015-09-01 23:14:00 | 読書
わわわ。一月ブログに穴をあけてしもーた。忙しいだけですこぶる元気にしております。

2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1922ページ
ナイス数:68ナイス

賤民の場所 江戸の城と川 (河出文庫)賤民の場所 江戸の城と川 (河出文庫)感想
塩見さんが川を追っている!!これは読まねばと飛びつきましたが書かれたのはとうの昔でこれを「発見」して大騒ぎしている僕は何重にも周回遅れで、読んでみればその内容は広く深くて到底歯が立たないという訳で、こういう人がほんとうの意味で「尊敬」されるべき人なんだと思いますよ。ほんとすごいわ。
読了日:8月25日 著者:塩見鮮一郎
黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実
読了日:8月25日 著者:リチャードロイドパリー
ウイダーの副王ウイダーの副王感想
☆☆☆☆★ トラヴェローグの体でフィクションを語っていた「パタゴニア」からよりフィクション性を強めた「ウィダーの副王」は一方でコーマック・マッカーシーのような漂白された文章が極まり独自の「物語」を生み出していた。どっちが好きかと問われれば「パタゴニア」に圧倒的軍配を上げざるを得ないが、チャトウィンの才能という点では、本書の方がより発揮されているのではないかと思います。しかしすごい奴だったのねとつくづく感じます。
読了日:8月25日 著者:ブルース・チャトウィン
ウイルス・プラネット (飛鳥新社ポピュラーサイエンス)ウイルス・プラネット (飛鳥新社ポピュラーサイエンス)感想
☆☆☆★★ カール・ジンマー二冊目です。こちらは軽めでパラパラと読める一冊です。面白さでいうと「大腸菌」の方が断然上でした。
読了日:8月16日 著者:カール・ジンマー
あるスパイの墓碑銘 (ハヤカワ・ミステリ 566)あるスパイの墓碑銘 (ハヤカワ・ミステリ 566)感想
☆☆☆☆★ スパイ小説の古典。書かれたのはなんと1938年だそうです。確かに若い頃、書店の本棚に並んでいたけれども、その時点でもう古典だったという訳ね。しかしどうしてプロットがしっかりしてて楽しめる一冊でした。帰省の道中のお供に丁度良い本でした。
読了日:8月16日 著者:エリック・アンブラー
ゾミア―― 脱国家の世界史ゾミア―― 脱国家の世界史感想
☆☆☆☆★ 文明的に未開ではなく逃避者集団であったというパラダイムは皆が皆ではないにせよ、十分に説得力のある見方だと思いました。それと「部族」というものが本質的でも根源的なものでもないというのはとても「正しい」と思います。
読了日:8月16日 著者:ジェームズ・C・スコット

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