浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

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さらばベルリン

2007-04-25 23:17:33 | 読書
ジョゼフ・キャノンの「さらばベルリン」文庫化された方ね。を読了。漸く読み終えたって感じ。長かったね。これ。

海外ミステリ好きな僕ですが、こんなに走らない本に出会ったのは久々だって程、肌に合わない本でしたね。

なんでしょ。話の行き先に殆ど興味を持てない。登場人物の大半に感情移入できない。
そもそも、なんでこんなに似たような名前の人ばっかなのか。
推理小説の密室殺人っぽいようで、そうではない。
警察小説なのかというと、そーでもない。
ハードボイルドかというと全然そーでない。

作者の本は初めてですが、「会話の妙」が醍醐味だそうだが、僕にはただひたすら冗長的な感じにしか写りませんでした。

諜報小説とも違う、デイトンでもル・カレでもない。そして、フォーサイスでもなければフレミングでもマクリーンでもない。最後まで読み切った自分を褒めるが、小説そのものは「さらばジョゼフ・キャノン」二度と再び会うことはないだろうという予感。

ま、はっきり言わせて貰うと「つまらない」ぞどこからどこまでも。どこをとってもどーでもいい感じで食わされている感じだ。

僕がわがままを言っているのだろうか。

映画化される位なので本来は面白いハズの小説がリズム感もないだらだらしたとりとめもないもののように読めるのは誰が悪いのだろうか。