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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

沈丁花そして三椏

2014-03-21 20:00:53 | 花,植物
公園の道を歩いていると
どこからかとてもよい香りがしてきました(3/14)。


沈丁花(ジンチョウゲ)が
やっと開花したようです。


蕾は濃い紅色、
開くと薄紅色の花が枝先に20ほど
球状にかたまって咲きます。
花の下には花を支えるように
楕円形の葉が放射状につきます。


芳香を放ち、
春を認識させてくれるジンチョウゲ、
公園などに見られるのはほとんど雄の木だそうです。
しかし、挿し木で簡単に増やせるのです。


蕾も花も白い
シロバナジンチョウゲといわれるものもあります。
そのシロバナジンチョウゲと
紅いジンチョウゲが並んで植えられ、
重なっていました。
紅に比べると白は開花時期が
少し遅れるようでまだ蕾です。


そのシロバナも早いものは咲き出していました(3/17)。
外側から開花が進み、
蕊の色も紅とは違うようです。


すぐ近くにミツマタがほぼ満開となっていました。
枝先が三叉に分かれるので三椏(ミツマタ)、
三又あるいは三枝とも書かれます。
ミツマタはジンチョウゲ科の低木、
同じように枝先に小花がかたまって咲きます。
そして、ジンチョウゲほど強く葉ありませんが
こちらも芳香を放ちます。
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早咲きの桜

2014-03-20 20:00:12 | 花,植物
今年の東京の桜(ソメイヨシノ)の
開花は3月30日になると報じられていました。
3月14日、稲城中央公園に
カワヅサクラとヒガンザクラ、
二種の早咲き桜が見頃となっていました。


並んで植えられている4本の小木カワズサクラ、
2月の下旬に一輪二輪と咲き始めていましたが、
寒さが去りやっと本格的な開花となりました。


カワヅサクラの花びら、
ソメイヨシノに比べると濃いピンク色です。
当然のことながら梅とは花びらの様子が違います。


丘の上に一樹だけ植えられているヒガンザクラ、
カワヅサクラに比べると遅い開花でしたが
一斉に開き始めていました。


ヒガンザクラは花とほぼ同じ時期に出葉します。
花のピンク色と葉の若葉色が互いに引き立て合い、
それはそれでこの桜をきれいに見せます。
この日は曇り空、
空が背景にならないように撮っていますが
やはり晴天の方が華やかに映ります。


そんなことで、
晴天の17日に撮った同じヒガンザクラです。
咲き始めに比べ花色は淡くなるように見えます。
しかし、花びらからは
カワヅサクラとヒガンザクラの差異、
よくわかりません。
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春の花、ヒメリュウキンカそしてハナニラ

2014-03-19 20:00:33 | 花,植物
3月12日、ウグイスが鳴いていました。
今年初めて聞く囀りの声です。
道端には小さな野花が花を開き、
ヒメリュウキンカそしてハナニラが早くも咲いていました。
居座っていた寒波も去り、
やっと本格的な春が訪れたようです。


キンポウゲ科の花はどれもきれいですが
このヒメリュウキンカも美しい花です。
キンポウゲと同じく花びらの光沢が特徴的です。


ヨーロッパより園芸用として渡来し、
オウシュウキンポウゲ(欧州金鳳花)の別名を持ちます。


日本在来のリュウキンカに似るので
ヒメリュウキンカの名がつけられたと思われます。
しかし、花がリュウキンカより大きいものがあり、
それらは大型ヒメリュウキンカと呼ばれています。
写真はその大型ヒメリュウキンカと思われます。


道の南斜面に白に青色が少し混じったハナニラが
一面に咲いていました。


ハナニラはヒガンバナ科の多年草、
明治時代に園芸用として渡来しましたが
野に散出し、今や野生化しているものも多く見られます。


葉にニラやネギのような匂いがあるので
ハナニラの名があります。
花色は白、白に青みがあるものが多いようですが
薄い青、薄紫なども見られます。
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木へんに春の椿

2014-03-18 20:00:49 | 花,植物
木へんに春と書く椿、
春が進むとともに花の数を増やしています。
3月10日、そんな椿を探して
近くの公園を歩いて見ました。






紅い椿、
藪椿といわれるものでしょうか、
ポツリポツリと蕾が開いていきます。


この時期、椿と山茶花は紛らわしいのですが、
これは山茶花でした。
11月ごろから咲き続けていると見え、
木にいっぱい花をつけています。
椿が花ごと落ちるのに対し、
山茶花は花びらが散る。
これが最もよくわかる見分け方ですが、
椿が蕊の先がすっきりとまとまっているのに対し、
広がっているのが山茶花、
これも見分け方の一つです。


梅を撮ったのではありません。、
手前の紅い椿にピントを合わせています。


道にはみ出して咲いていたピンク色の椿、
花がたくさん咲く品種のようです。
蕊の様子は違いますが、
こんなにたくさん花は木槿のようです。


蕊をマクロレンズでアップにして見ました。
椿の特徴、蕊がきれいにまとまっています。


公園に咲くピンク色の椿、
春の日差しを受け、輝いていました。
上の二つに比べると花はやや小さく、
種類が違います。


すぐ上のものもそうですが、
少し離れて望遠レンズで撮っています。
春はピンク色が似合います。
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落ち葉の中からニオイカントウ、フクジュソウ、クロッカスの花

2014-03-17 20:00:43 | 花,植物
寒い、寒いといえどもやはり3月、
野を歩いてみると
落ち葉の中に顔を出し、
早春の花が咲き始めていました(3/10)。


城山公園の野草エリア、
落ち葉の中にカタクリはまだ影も形もありませんでしたが
目を凝らしてみるとこんな花がありました。


ニオイカントウ(匂款冬)です。
款冬は蕗の別名、
葉が蕗に似て芳香があるのでこの名があるそうです。
よく見ると花は蕗より、
沈丁花に似ているように思えます。


匂款冬と日本的な名前がついていますが、
昭和初期に観賞用に持ち込まれた外来種です。
蕗と同じくキク科植物です。


枯葉一色の中に緑色の島が一つ
その緑の中に黄色の花がたくさん咲いています。
この大株を見ると福寿草が多年草であることがわかります。


落ち葉の中から顔を出していた薄紫色のこの花、
何年か花をつけ球根が小さくなっているのでしょう
少し、弱々しい感じがします。
しかしその弱々しさが早春に似合います。
クロッカスです。
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池のカワセミ

2014-03-16 20:00:20 | 
2月の下旬、
久しぶりに行って見た薬師池、
ここにもカワセミがいました。
うれしいのは、
ここのカワセミすぐ近くまで寄れて、
池の水を背景にできるのです。


池の岸辺に三脚にカメラを構えた人が集まっています。
近づいてみると岸から伸びた木の枝に
カワセミがとまっていました。
岸辺からすぐ近くです。


このカワセミ、
聞いてみると池に住み着いているわけではなく、
どこからかやって来るのですが、
いつもここにとまるのだそうです。
すぐ下に小魚が集まるようです。


少し動いて正面から写してみました。
首の下の白い毛がまるで蝶ネクタイのようです。
木の枝の新芽も膨らんできています。


ダイビングに失敗して、
目の前の岸辺の石にとまりました。
ここまで近いとこの暗いレンズでも
しっかりと写ります。
この日は曇り、この場所も木陰になっています。
そのせいか、上谷戸のカワセミに比べ、
羽色が濃い青、群青色です。


今度は小魚を獲るのに成功、
魚を銜えて池の真ん中の止まり木にとまりました。
あわてて追いかけてみましたが
小魚を飲み込んだ後でした。
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里のカワセミ

2014-03-15 20:00:08 | 
里山の様子が残る上谷戸親水公園、
その短い流れを一羽の雄カワセミが縄張りとしています。
餌が多くないのでここにいるのは多分この一羽だけですが
川を飛び回り、一日中餌を探しています。
行けばたいがい川のどこかに姿があります。


川辺のハコネウツギの枝にとまったカワセミ、
かなり近くできれいに撮れました。
背景がすっきりしていて左側が開いているので
新しくパソコンの壁紙としました。


2月の大雪の数日後、
川の遊歩道にはまだ雪がかなり残っていました。
その雪をバックに
川岸に張られたロープにとまったカワセミです。
夏の季語であるカワセミが雪の中にいます。


空を見上げているようなポーズ、
いつもと違うポーズです。
喉の白い部分がよく目立ちます。


ここのカワセミはとまる場所が固定されていなく、
いろいろな場所にとまります。
多くとまるのが川岸の岩です。
あちらこちらの岩にとまります。


できるだけ近づいて撮りたいのですが
このカワセミはこれ以上近づくと
逃げるという距離があるようです。
木の陰に隠れて、
ぎりぎりまで近づいて撮れた一枚です。
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ヒドリガモとコガモ

2014-03-14 20:00:56 | 
昨日に続いて多摩川の鴨、
ヒドリガモにコガモです。
1月下旬にもこの組み合わせで載せていますが
その時に比べ、雄の体色はよりきれいになっていると思われます。


ヒドリガモ、雄の胸の緋色が名の由来です。
雄2羽を雌が追いかけているような図です。
1月のときは岸辺に近寄ると逃げていき、
後姿しか撮れませんでしたが
今回は正面から撮れました。
雌は特にボリュームがあるように見えます。


こちらは雄が雌を追いかけるような図になりました。


ヒドリガモ(雄2、雌1)と
コガモ(雄2)の混隊です。
コガモが名前のように小型なのがよくわかります。
ヒドリガモはカルガモと似たような大きさです。


コガモのカップルです。
緑と茶の頭部、グレーの腹部に細かく刻まれた模様、
コガモの雄はとても美しい体色をしています。


雌雄のコガモが川の上を滑降していました。
コガモの翼鏡は青緑色、
構造色でしょうか、ここでは水色に写っています。


比較的近くを飛んでくれたコガモ雄、
水面の明るさに引っ張られ、
露出がアンダーになってしまいました。
これも翼鏡は水色です。
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オカヨシガモ

2014-03-13 20:00:39 | 
多摩川の堰だまりを覗いてみると
コガモ、ヒドリガモに混じって、
見慣れない鴨がいました(3/6)。
調べてみるとオカヨシガモです。


オカヨシガモの雄です。
カルガモと同じように
他の鴨の雄に比べて体色は地味ですが
腹部に美しい模様を持っています。
カルガモと違って渡りの冬鳥です。
渡る数はあまり多くはないと紹介されていますので
やや珍しい部類の鴨と思われます。


オカヨシガモ雄の後姿、
後から見ると首も尾も黒色です。
巣を葦原や湿地草原の地上に作るので、
丘葦鴨(オカヨシガモ)の名があります。


手前から雄、雄(エクスプリ?)、雌と
3羽が並んで泳いでいました。


カップルでしょうか、
雌雄のオカヨシガモが撮れました。
多くの鴨は雌雄同じ嘴ですが
この鴨は雄は黒、雌は褐色と違います。


すぐ近くにマガモのカップルがいました。
嘴も含めて、マガモの雌とオカヨシガモの雌、
よく似ているように思います。
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キンクロハジロ

2014-03-12 20:00:19 | 
2月24日の薬師池公園の薬師池、
昨年は鴨がいろいろといたと記憶していますが
今年はほとんど見られません。
それでも、一年中いるカルガモに混じり、
キンクロハジロ(金黒羽白)が3羽だけいました。


この池でカワセミを撮っている常連さんに聞くと、
大雪の前まではキンクロハジロが
たくさん見られたそうです。
しかし、今残っているのは雄2羽、
雌1羽のこの3羽だけのようです。


体色が黒と白なのが雄、
褐色のものが雌です。
すぐ下には鯉が泳いでいました。
緋鯉もいます。


眼が金色で頭から背中が黒、腹の羽が白、
キンクロハジロ(金黒羽白)の名は
この雄の体色からつけられています。
頭の後のちょんまげのような羽毛も
キンクロハジロの特徴です。


多摩川の鴨と違って、
ここの鴨は近くで撮れるのがうれしいです。
やはり近くで撮るとしっかり写ります。
岸辺に向かって泳いで来る雄鳥、
正面から見ると面白い顔です。


キンクロハジロはカルガモなどと違い
水に潜って餌を取る鴨だそうです。
泳ぐ姿も嘴を水面近くまで下げ、
姿勢が低いように思います。
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