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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

遠くを見つめる鶫(つぐみ)

2011-01-13 21:09:32 | 
年が明けて,寒い日が続いています。
その寒さにあわせるように,冬の渡り鳥,
ツグミ(鶫)がいつのまにか林や野に姿を見せていました。




自然公園の林の中,スズメより大きな鳥が木から木へ,
飛び回っていました(1/9)。
ヒヨドリ?いや少し違うようです。
枝にとまった1羽を望遠で覗いてみました,
この羽色,この姿,ツグミです。
地表にいて,走るように歩くツグミの印象が強く,
このように林の中を木から木へ飛び回るツグミは新鮮な感じがします。
考えてみれば,シベリアから渡ってきた鳥です。
飛翔力があり,早く飛べるのはあたりまえです。
それにしてもツグミの眼,ぱっちりとしてかわいいですね,
多分若鳥だと思います。
遠くの未来を見つめているように思えます(写真上)。


住宅地の小さな公園の枝垂れ桜の天辺に,
ツグミがとまっていました(1/8)。
こちらは一匹だけでいます。
少し寂しそうに見えます。

ツグミはシベリアから日本に秋に渡来してきます。
渡来して,しばらくは林で群をなして,木の実などを食べて生活するそうです。
冬になると群は分散し,農耕地,公園,河原などの場所で,
地表の落ち葉下のミミズ,昆虫などを食べ,個々に生活します。
写真のツグミ,木の上にいてなかなか地表に下りようとしません。
次ぎの行き先も木の上でした。
個となって間もなく,地表の生活にまだ慣れていないのかもしれません。
体も小さく,若鳥のようにも思えます。
日本で,冬の間にたくさん食べて,
3月,4月には太って大きな大人鳥になっていることでしょう。

若鶫未来みつめし眼かな
コメント
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