ふぶきの部屋

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大草原の小さな家 「素晴らしい収穫」

2019-06-14 07:00:00 | ドラマ・ワイドショー

 私、知らなかったんですけど、NHKBSプライムであの「大草原の小さな家」がまだ放送されているそうですね。

FOXやAXNでやっていたのは知っているんですけど。っていうか私、AXNで吹き替えじゃなくそのままの言葉で見ちゃったんです。でも、小さい頃見てたのは吹き替え版だったので今更マイケル・ランドンやメリッサ・ギルバート、カレン・グラッスルの声を聞いても違和感が。

当時は父さんは柴田 侊彦さん、母さんは日色ともゑさんが担当してて強烈な印象を残してくれました。

まあ、英語版でも新しい発見があったんですよ。それは発音の美しさ。英語なんか話せない私でも「昔はこんな単語を使っていたんだ」みたいなね。

父さん → パー 母さん → マー って発音してたと思います。

私達の世代にとっては懐かしい「大草原の小さな家」も、若い世代にとっては初めて見る西部劇ってイメージもあるでしょうし、今回、また声優さんが変わっていて人気が出るかもしれないし。

BS4Kはご縁がなかったので全然放送されていたことも知らなかったしなあ。

私にとって「大草原の小さな家」は家庭を持つ上でのバイブルでした。小さい頃からローラの目線で、いつまでも新婚みたいな父さんと母さん、頭のよいメアリー、おてんばなローラの一家が大好きで、いつか私も家庭を持ったら永遠に互いを名前で呼び合おうとか、子供達に理解のある親でいようとか思ったものです。

このドラマの背景にはキリスト教の厳格な教えが息づいており、道徳の教科書としては最高の教材です。ぜひお子さんやお孫さんにも見せて上げて欲しい作品です。

ということで、毎週土曜日に放送されるので、金曜日にそれぞれのエピソード(覚えている限りですが)の感想を書いていこうと思います。

ネタばれになりますので、知りたくない人は読まないでね。

 素晴らしい収穫 

 

このエピの前の「旅立ち」というのはパイロット版で非常に長いストーリーになっていました。故郷を出たインガルス一家がやっと安住の地を見つけて家を建て、エドワーズさんと知り合って・・そしたらそこにインディアンがやってきて危険な目にあったり、最終的には突如、土地を取り上げられて再び新天地を探しに行かなくてはならなくなったこと。

西部劇といえば必ずアメリカ人とインディアンとの戦いが出てくるのですが、この作品ではインディアンはネイティブアメリカンとして描かれ、一切の差別表現はありませんでした。そういう意味でも当時としては斬新なストーリーだったと思います。

懐かしいのはエドワーズさんがクリスマスに下着姿で凍った川をわたり、わざわざプレゼントを持ってやってきたこと。

母さんにはじゃがいもを、父さんにはタバコ、ローラとメアリーにはコップを、そしてキャリーも含めて3人にキャンディをプレゼントしました。貧しいけど厚い友情と家族愛に感動したものです。

「素晴らしい収穫」では、ウォルナットグローブに落ち着いたインガルス一家は、家を建て、父さんは製材所で働き始めますがもっとお金が必要で、小麦の袋を積み上げる仕事を請け負いました。午前中は製材所、午後からは小麦、畑の仕事も欠かしません。安息日に教会にいかずに働く父さんに母さんは顔をしかめ、心配します。

でも、ある日、休みがとれて一家はピクニックに行くのですがそこで父さんは木から落ちて大けがをしてしまいます。

働けないと家の牛を取られてしまう・・・それを知ったローラとメアリーは二人だけで小麦の袋を積み上げようとします。それを見ていたオルソンさんはハンソンさん、それにベイカー先生などがみんなで手伝うのです。

そう、「素晴らしい収穫」というのは、チャールズ達が町の一員になり、そしてご近所同士の友情が芽生えるお話なんです。

 

私はこのエピソードの中で、新しい家が出来たところで父さんが母さんを抱き上げて家に入るシーンが一番好きでした。勿論、やって貰いましたよ。旦那に。

チャールズ・インガルスという人は若い頃は結構すぐに熱くなるタイプで、だけどキャロラインのことを心から愛していて、暇さえあれば「君ほど美しい女性はいない」とか「もう一度プロポーズしようか」とか、ホスト顔負けのセリフをガンガンいうんです。

よくラブラブをキャリーに邪魔されてがっくり・・なんてシーンもありましたっけ。

この頃のインガルス一家の家は狭い一間。暖炉も簡単な作り。水は近くの川に汲みに行っていました。実は二人とも結構いいお家の子供だったんだけど、どん底の極貧生活で母さんは古臭いボンネットを被っていますよね。それでも学校へは行かせようというあたり、教育者一家なんだと思います。

そういえば母さんは元教師。

そして「大草原の小さな家」の悪役といえばオルソン一家です。

町に一つしかない雑貨屋経営で、財産家。長女のネリーはめちゃくちゃ意地悪。弟のウイリーはただのおバカという設定。

常にローラのライバルはネリーで、この二人がバトルを始めると、いつも大事件になってしまうんです。

実際に、ローラを演じていたメリッサ・ギルバートとウイリーを演じていたジョナサン・ギルバートは義理の姉弟。二人とも養子です。「大草原・・」にはこのように、実際に血のつながらない兄弟達もドラマによく出ていました。

 

このドラマはマイケル・ランドンとエドワーズさん役のヴィクター・フレンチが監督を務めていたりする作品ですが、私はマイケル・ランドンがこの作品に自分の「理想」を埋め込んでいったと考えています。それではお楽しみください。

 


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6 コメント

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Unknown (エス)
2019-06-14 14:47:09
おひさしぶりです。ずっとロムっておりました。
『大草原…』大好きです。足の悪いオルガの靴、死んだ弟と自分を取り替えていうローラの祈り、
オルソン夫人のイヤミに意外とお返しする母さん(笑)、父さんのバイオリン、家族になるアルバート、
異教徒とのネリーの結婚、盲学校の火事、…数え切れないエピソード。
楽しいこと辛いこと、改めて子供時代からこの作品と一緒に育ったのだなあと思います。
ふぶきさんの感想楽しみに読ませていただきますね。でもご無理されませんように。
最終回はご覧になってますか?
衝撃が強すぎて、暫く何も手につかなくなったのを覚えています。
Unknown (のの)
2019-06-14 18:43:39
大草原の小さな家 見てました
最終回はたまたま見れなかったような
どのように終わったのでしょうか?
文の感じではただのハッピーエンドではないようにも思えますが
見てみますね
Unknown (なお)
2019-06-18 12:22:11
私も楽しみに見ていました。懐かしい。
見れないとき、今みたいに録画ができなかったので見逃したものもありますが、オルガの靴、ローラの祈りは、私も忘れられないエピソードです。

メリッサ・ギルバートにファンレターを書いて(英語雑誌にファンレターの書き方が載っていたのをほぼ丸写し)、白黒写真入りの返信が来て凄くうれしかった思い出があります。

実際には、ローラ役とネリー役の人は仲良しなんですよね。
懐かしい (みもざ)
2019-06-18 15:39:01
大草原の小さな家、確かに私の世代においても親しみ感じる作品です。これをみているとおおらかな気持ちになります、私には必要な処方箋かな
Unknown (のの)
2019-06-18 22:01:01
ファンレターを送ったら返信があったなんて素敵ですね
私が今でも寂しく思うのは随分前にギルバートさんがガンで亡くなったと新聞に出ていたことです
ふぶきさん 録画して見ます
情報ありがとうございます
Unknown (バダー)
2019-06-19 22:24:38
出来たばかりの家に入るシーン、私も大好きでした。 うろ覚えですが、娘達が『父さん、入っていい?』 『だめだ、母さんが一番最初だ。我が家の女王様だからな』『まぁ❤️チャールズったら❤️』みたいなの、期待してたんだけど無かった(^_^;)
子供達と一緒に観たいけど、スマホばっかり。
最後の、街の皆んなが手伝ってくれるシーンでは 深夜にむせび泣きました。
おしん、の源爺が関東大震災で亡くなったシーン以来でござった(⌒-⌒; )

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