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【自転車遍路2周目(逆打ち):第8ステージ(別9),47~46,44,45,(別8)番】

今回の遠征最終日。朝風呂で目を覚まし、コンビニで買っておいたパンで朝食。
6:45 宿を出発。 


7:00【別格9番:徳盛寺】宿:たかのこのホテルから約3.8km。
ここは、かの「衛門三郎(えもんさぶろう)」の邸宅があったといわれている場所。衛門三郎夫婦の像もあった。
境内はこじんまりとしているが、大師像が立派でかなり大きくインパクトがすごい。
我が師匠から「自分の干支それぞれに菩薩がある」と聞き、自分も調べてみると「文殊(もんじゅ)菩薩」
であった。88か所中、文殊菩薩はなんと31番竹林寺のみだったが、この別格9番も文殊院であった。
いつもに増して気合を入れて礼拝。


7:30【47番:八坂寺】別格9番:徳盛寺から約1.2km。
すぐと思って油断していたが、ナビは坂の上の霊園の方向を指している。あっているのか?と半信半疑で霊園を
抜けて下ると無事到着。駐車場の方へ出た。
前回見逃しポイントは3つ。山門の天井の絵、本堂大師堂間にある閻魔堂(地獄>天国の順で抜けた)、
本堂に上がる階段の10段目「九難を去る救い」の手(その場では見えなかったが写真で見ると確かに手形あり)。


7:50【46番:浄瑠璃寺】47番:八坂寺から約1.2km。
前回の見逃しポイント、本堂前の仏足石(裸足でと書かれていたがご時世もあるので靴下にて失敬)、
本堂左手の一願弁天堂、その奥に広がる弁天池の蓮(花はなし)。しかし、のちに「仏手」を見逃した
ことに気づいた。。。
納経所のおばちゃんと次は三坂峠上る話をした。自分は坂本屋にも寄ってみようと思っていたが、そっちも上りなんで
小学校過ぎて左へ寄り道せず右の道をまっすぐ進んだほうがいいと教えてもらった。そんな話をしていたら目の前に足型のお守りがあり、そういえばここの足のお守りはよく効くと聞いたことを思い出し、即購入させてもらった。


前回は浄瑠璃寺からすぐ南の細い道を通って降りてきたのだが、結構道も荒れていたので浄瑠璃寺の納経所の人
の指示通り小学校過ぎて右へ行き(写真1枚目)、その先行き止まりの看板が出たところ(写真3枚目)を右に
折り返して上る。
この道ほとんど10~15%の勾配が続き、斜度が一定のためかなりキツイ。しかし、道はかなりきれいで車も
ほとんど来ないし、坂がキツいだけあって国道440に出た時には標高450m稼げているのであと270mで
三坂峠攻略というメンタル効果もありなので個人的にはオススメ。
三坂峠山頂付近ではCARRERAに乗ったアジア系外国人(たぶん)さんに「ガンバレ」と言われパスされた。


10:15【44番:大寶寺】46番:浄瑠璃寺から約22.1km。
道の駅 天空の郷 ・さんさん>高市本舗(おくま饅頭)と寄り道して到着。
純粋に逆打ちなら45番岩屋寺なのだが、前回順打ち時に45>44と打ったのでその逆という意味ではこちらから
打つのが正しい(?)。ということにする。
前は激坂を上って納経所下に自転車を置いたのだが、今回は駐車場に止めて歩いた。歩くと山門が発見できる。


11:25【45番:岩屋寺】44番:大寶寺から約11.4km。
坂を2つ越える。2つ目、八丁坂登り中、歩きの女性2名(1人目:ほぼ走っているくらい速い若い人、
2人目:白衣に超ショートパンツという斬新な組合せのアジア系の方)と挨拶してすれ違った。
大師堂の上に上がる梯子は昨年は修理の寄付を募っていたが、昨年12月に改修が完了したようだった。
しかし、結構待ちが多く、先を急ぎたいので今回はあきらめた。
さらに、納経所下の曲がり角、虚空蔵堂裏にあるという「道開き不動」が見つからず最後の写真の場所
の奥に行って礼拝したのだが、実はよく見ると写真の右上に写っていたというオチ。。。


ここで12:00頃(だったハズ)。当初予定だとここで打ち止めて内子まで行って終了の予定だが、
内子から別格8:十夜が橋まで10kmなのでそこまで行って伊予大洲で撤収まで行けそうと判断。
さらに200m上って峠を越え、距離も60km弱と楽ではないが、とりあえず最低でも50km先の内子を目指す
と言い聞かせながらこぎ続ける。

15:00【別格8番:十夜ヶ橋】45番:岩屋寺から約58.5km。
小休止を2回入れながらも、内子を通過、車の多い国道56号を通って到着。
駐車場に着くとすぐ隣へ(写真2枚目:大師堂)、次は右手の川の橋(写真3枚目:十夜ヶ橋)を渡った
ところの橋の下へ(写真4枚目:番外霊場)、最後に納経所へ(写真5枚目:(再建中のため仮)本堂)。
自分は大師堂>番外霊場>納経所の順で廻ってしまい、改めて納経所で聞いてみるとすべて教えてもらえた。
最後に(仮)本堂で礼拝し、ここで打ち止めることにした。


15:45【JR伊予大洲駅】別格8番:十夜ヶ橋から約3.3km。
ここでもポカが。多目的トイレで着替えさせてもらったのだがそこに携帯を忘れていて、私の後に使った
学生さんが輪行の支度をしている私に届けてくれた。深くお礼を言い受け取る。
それにしても忘れ物の多い遠征だったと痛感。。。
16:45発20:12岡山着のJRにて無事帰還した。(松山まではデッキ。輪行だとこのパターン多い。。。)


【本日の念珠】


次のステージに続く。。。
次回は伊予大洲から再開、別格7番:出石寺から打ちはじめの予定。

【走行データ(自転車分のみ)】※MAPは実際のルートと若干ズレあるかも
距離:101.19km 獲得標高:1,204m 自走時間:4:41 電車時間:3:27

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【自転車遍路2周目(逆打ち):第7ステージ54,56,57,58,53~48番】

昨日残した仙遊寺もあるが、宿からだと54>56>57>58と順で打ってそこから国道317号で松山方面を
目指すほうが効率がよさそう。宿のオープンスペースで食事を済ませ6:45出発。


7:00【54番:延命寺】宿:喜助の宿から約3.3km。
前回回さなかった大師堂にある「ご利益賜杖」を回す。独特の音がする。


7:30【56番:秦山寺】54番:延命寺から約2.9km。
こちらも初回しとなる「地蔵車」。石なのでゴリゴリ音がする。
また、納経してもらってすぐ振り返ると珍しい石板の道案内が(写真4枚目)。


8:05【57番:栄福寺】56番:秦山寺から約3.3km。
ここも最後の曲がり角がわかりにくいのだが今回はすんなりと。
前回ノーチェックだった「少年の箱車」(写真3枚目)も本堂のところに。


昨年同様ここから仙遊寺の道は工事中で回り道になっているが、不思議なくらい手厚く用意された看板により
全く迷うことがない。


8:45【58番:仙遊寺】57番:栄福寺から約3.0km。
前半は10%未満程度だが、やはり最後の数百m20%~30%が。フロントバッグの遠心力と気合で何とか登頂。
あぶない、やはり昨日国分寺の後に来ていたら間違いなく登り切れなかった。。。
今回は宿坊と珍しい自販機を撮影。


ここからは前回通った交通量の多い海岸線の国道196は避けて、山の方を通って国道317>県道17で北条を目指す。
国道はボチボチ交通量はあるが、県道17に入って登りはあるものの程よい道で車がほぼ来ない素晴らしいルート。
なるほどサイクリストにもイイ道というわけだ、峠越えから下る際に複数のローディとすれ違った。


11:00【53番:円明寺】58番:仙遊寺から約39.5km。
県道17から国道196に入ってからも側道が広く走りやすかった。
本堂のところにあった龍の写真。かつてここにあった、、、ということなのだろうか。本堂内では見当たらなかった。
納経所で前の人を待っていると実は窓口は2つあることに気づき、慌てておじさんの方に納経してもらう。
その後、山門を出て出発の準備をしていると何か声が聞こえる。振り返ると慌てて納経所のおばちゃんが
「納札と経本を忘れてるよ」と持ってきてくれた。。。暑さで疲れているのだろうか、、、。
かたじけない。。。。丁寧にお礼を言い、無事受け取った。


11:55【52番:太山寺】53番:円明寺から約2.6km。
駐車場に自転車があるのを見て嬉しくなったが、実はこれ外国の女性の自転車だと境内ですれ違い判明。
久々に遭遇した自転車遍路が外国のまさか女性だとは。強者が居るものだ、自分も頑張らねば。
本堂前にあるガラガラするものがあるのだが、これをやり忘れてしまった。。。


13:15【51番:石手寺】52番:太山寺から約11.9km。
前回は松山市中心部を通ったが、今回はナビに従い中心部よりちょっと北の県道40>20ルート。
車は少なくはないが意外に走りやすかった。お寺の境内の真ん中に昨年は宝船(?)みたいなオブジェ
があったが今回はなかった、期間限定の何かだっただろうか。参道のお店は昨年は平日なのでALL閉店
だったが土曜日なのか3~4件ではあるが開いていた。


14:05【50番:繁多寺】51番:石手寺から約2.8km。
鐘楼の天井裏の絵を初発見。「二十四天孝天井絵」というらしい。
境内でここ数寺でよく合う女性(おそらく車)と会話。2019年に逆打ちを開始したがコロナで途中辞めになってて
来年うるう年になるので今年中に終えてしまいたいとのことだった。その意味が「はやく逆打ちを終えて来年の
うるう年にまた廻る」なのか「来年は人が多くなりそうだから今年中に廻っておきたい」なのか聞きそびれてしまった。
おそらく前者のような気はするが。


14:40【49番:浄土寺】50番:繁多寺から約2.4km。
前回通った狭くて交通量の多い県道40号は避けて、池の方からまわってみた。
坂はあるものの、車も少なく快適に通れた。
本堂の落書きが見どころらしかったが見当たらず、適当に撮影してみたものの残念ながら映っていなかった。


この時点で15:00。ここから今日の宿たかのこのホテルまで500mだが、明日の三坂峠、久万高原で時間がかかり
そうなことと、次の西林寺まで2.9kmと近いのでもう少し廻ることにする。

15:15【48番:西林寺】49番:浄土寺から約2.9km。
駐車場で外国のチャリ(クロスバイク)遍路さん2人とすれ違い。会話が弾み楽しそうだった。
納経所前の夫婦神(?)、福授地蔵、孝行竹(納経所の方に聞いて大師堂前と教わる)を拝観。


ここで15:35。次の別格徳盛寺まで3.8km。そこから八坂寺、浄瑠璃寺まではすぐ。この3つはまとめて打った
方がよさそう+宿泊地から遠ざかりすぎるのもキツくなる、ので本日はここで打ち止めてホテルに向かうことにした。

15:55【宿:たかのこのホテル】48番:西林寺から約2.8km。
一年越しで今頃気づいたが「たかのこホテル」ではなく「たかのこのホテル」であった。「の」が小さい。。。
ここのホテルはきれいで温泉、コインランドリーが隣、コンビニも近くにあり非常に便利、さらにお寺も
この周りに集中しているので柔軟に巡礼計画ができるということでリピート。
近所の居酒屋でちょいと飲んで明日に備えることにした。


【本日の念珠】
別格を廻っていないため、なし

次のステージに続く。。。

【走行データ(自転車分のみ)】※MAPは実際のルートと若干ズレあるかも
距離:79.19km 獲得標高:895m 自走時間:3:51 電車時間:なし

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【自転車遍路2周目(逆打ち):第6ステージ64~(別11,10)~59,55番】

t2周目としては今回3回目の遠征。2泊3日の予定だ。

雨の予報が出ていてなかなか決断できなかったが6/23-25に見通しが立ったので出発。
今回は横峰寺があるので雨や雨直後は避けたかった。

いつもの5:30大元駅発で第5ステージの終着伊予西条へ。
途中のJRの車窓からは今にも雨が降りそうな山の天気が見えた。
7:32伊予西条着。まずは64番前神寺を目指す。


8:10【64番:前神寺】伊予西条から約4.6km。
サクッと到着。すでに大師堂の前に団体さんが。
本堂でお勤めを終えて前回登らなかった神社の方へ。本堂が上から見えた。(写真3枚目)
大師堂に戻る際に、御瀧行場不動尊があり、一円玉を投げて貼り付くとご利益があるらしいとのこと。(写真4枚目)
10円玉も含め何枚か張り付いているのだが、なぜ張り付いているのかというくらい張り付きそうにない。
1円玉はお賽銭入れに一枚しか持ってきていなかった。。。しかし、一枚に掛けるしかない。。。。やってみる。。
見事一発で張り付いた!(写真5枚目)
10枚中2枚しかできなかったという口コミもあったので完全にあきらめかけていたが。。。とりあえず今回の旅の
無事を祈る。次は本日の天王山となる横峰寺。歩きで行こうかとも悩んだが前回との比較もしたいので自転車で。



10:00【60番:横峯寺】64番:前神寺から約14.2km。
湖まで上がり、バス発着場と上って料金所からは前回39分より約3分遅れで足つきなし到着。自転車、荷物前回
より重量増だからまずまずといったところか。雨は一昨日のハズだがやはりこのクラスの山だと湧き水、枝葉等
で荒れている個所もあった(6枚目下り時撮影)。前回記憶から前半のキツさが強かったが後半も意外に波状で
キツかった。今回も丹原町七日会(?)の名言を新たに1つ発見、ここの名言にはすべて心打たれる自分がいる
(8枚目写真)。


今回は奥の院「星が森」に行ってみたくて事前調査だけじゃよくわからなかったので納経所の方に聞いてみた。
すると一枚の地図で丁寧に説明頂き、さらにタルトのお接待も頂けた。ありがたい。(後に63番の直前で頂いた)
駐車場からくるとお目にかかれない山門を出て、地図通りにいくと距離はボチボチあるがたどり着けた。
音が研ぎ澄まされ、鳥居の向こうに石鎚山が望める。高野山奥の院の空気に似た感じだ。周りも誰もいなく、
10分くらい心を洗い流し、下山。帰りはこれまた地図に従いお寺の方ではなく駐車場方向への道へ。


11:55【63番:吉祥寺】60番:横峯寺から約11.6km。
横峰寺下りの際に怪しいアート?を発見。
63番近くで横峰寺お接待タルト+カロリーメイトで昼食して到着。
昨年同様本堂がまだ改修中だった、納経所の方に聞くと間もなく終わるらしい。
前回気づかなかった「くぐり吉祥天女」様の下をくぐってみた。


12:15【62番:宝寿寺】63番:吉祥寺から約1.5km。
ここからは近いところが多い。
鯉のぼりが多く飾ってあったので撮影。何か関係あるのかは不明。


12:35【61番:香園寺】62番:宝寿寺から約1.5km。
納経所が建設中で去年からそうなのだが、いつ完成かは未定とのことだった。。。
駐車場で川之江からの車遍路の人と挨拶。


13:25【別格11番:生木地蔵】61番:香園寺から約6.5km。
ナビに従ってたらいきなり境内についてしまった。。。
境内はこじんまりとしているが楠のご霊木の存在感が本堂、大師堂を上回る迫力で存在していた。


14:00【別格10番:西山興隆寺】別格11番:生木地蔵から約3.7km。
距離は近いのだが、最後の1kmの登りが平均10%でエグイ。気温もなぜか急上昇して30度を超えているせいか。
駐車場からまずは赤い橋を渡りまっすぐ山門を越えて左の階段から頂上を目指す。登り切ったら右手が本堂、
左手が大師堂。大師堂左上の三重の塔へは上ってみたが危なっかしい階段で下から見るだけ十分かも。
納経所は登ってきた途中にある門の横の庭から入った奥にある(写真6~7枚目)
階段は古風なので納経所の方の話だと300段ということだが体感としてはその倍以上に感じた。飴とタオル
ハンカチを納経所でお接待として頂いた。あと、境内の何か所かに看板があり「入山料として納経所にて100円
をお願いします」的なことが書かれている(写真は失念)ので納経所で100円を追加で収めたら、虹色の紐も頂けた。
なんでもこの紐をつけていて、石鎚山で30m滑落したが無事だった(無傷だったかも)方がいるとか。


この時点で14:50。行けるとしたらあと2~3寺、順番に行くと59>58となるが、横峰寺とこのお寺と暑さでかなり
脚が疲れてきている。58番仙遊寺の最後の坂は明日仕切りなおさないと上れそうにない。宿は今治駅南側なので
本日は59>55と打って、明日今治駅より北にはいかなくてよい作戦にすることにした。それにしても、今治駅周辺に
泊まる際には55番南光坊が立地が良く、毎回調整に使わせて頂くことになりそうだ。非常に助けられるお寺である。

15:30【59番:国分寺】別格10番:西山興隆寺から約17.8km。
前回気づかなかった、「握手修行大師」様と今回は握手。


16:15【55番:南光坊】59番:国分寺から約7.0km。
本日最終のお寺。4枚目の写真は仁王門の裏側の方。仁王門の裏側にも仁王がいるのはここだけとか。


17:00【宿:しまなみ温泉 喜助の宿】55番:南光坊から約1.2km。
ちょっとセブンで休憩して宿に着。ここは自転車の鍵付きラックがある。繁華街は駅の反対側の方にあるので
結構歩くが今治では有名な「山鳥」へ。酒と鳥を堪能して明日の仙遊寺への英気を養った。


【本日の念珠】

次のステージに続く。。。

【走行データ(自転車分のみ)】※MAPは実際のルートと若干ズレあるかも
距離:68.59km 獲得標高:1,303m 自走時間:3:53 電車時間:2:02


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