観劇&感激記

大好きなお芝居の感想記です

狭き門より入れ

2009-08-30 17:37:38 | 現代劇
20090830/パルコ劇場/最寄り駅:渋谷

14:00~指定席

佐々木蔵之介、市川亀治郎、中尾明慶、有川マコト、手塚とおる、浅野和之

二度目というだけあって、今日は落ち着いて観ることができた。

なんつーか…幕が降りて役者が幕外にいるときが、舞台と客席が一緒に現実を感じる始まりであり、終わりであるのだと感じた。何にも背景がないのにね。不思議。
幕が上がると舞台上の風景はコンビニで一番現実に近いように見えるが…、自然と客席は傍観者に徹してしまう。

見た目の現実と、感情の現実が非日常的に交差しあう不思議な現代劇だなぁと思った。

それにしても佐々木蔵之助さんの全身全霊な芝居はすごいなぁ。
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狭き門より入れ

2009-08-22 23:21:30 | 現代劇
20090822/パルコ劇場/最寄り駅:渋谷
14:00~指定席

佐々木蔵之介、市川亀治郎、中尾明慶、有川マコト、手塚とおる、浅野和之

芝居って夢見ごこちにさせてくれたり、異空間へいざなってくれるものだと勝手に思っていた。
しかし…
この舞台は、異空間の世界の話であるが、私に現実を見せつけてくれた。

今日の私は精神的にまいってた。体調も悪かったが「せっかく手に入れたチケット!舞台観て気分転換だ!」と、重い体に鞭打ってパルコにいったら……どことなく今の自分に当てはまるかの内容。
夢の世界どころでなく、更に拍車をかけて舞台から叱られている気分になった。
観ながら、心が痛くなった。塩辛い涙が勝手に出てきて困った。

しかし、よくしたもので弱り目に祟り目で追い込まれると、一方通行でパニックになっていた頭も別のルートを探す頭に切り替わっていった。別の意味で舞台という地場のパワーを思い知る。


目で見ている舞台…それを通り越して真に突き刺してくるような現実表現に参った。

驚いた。
こういう芝居が舞台でできるんだぁと思った。


また、来週観に行くので、次は別な目で観てみようと思う。
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第7回亀治郎の会

2009-08-09 15:32:35 | Weblog
20090808/国立劇場小劇場/最寄り駅:半蔵門
全席指定
■お夏狂乱
踊り方が以前より幅が広くなったなぁ…と思った。驚いた。表情と目線が良く、なんだか…味わいが出てきたように感じた。

余談:半蔵門駅から歩いてきたら、劇場入口にユリがあった。「なんでここにだけ咲いているんだろ?」と頭の隅にユリがあったせいか?お夏の衣装のユリが同じ形をしててびっくりした。

■身替座禅
実は…プログラム見たとき「身代わり座禅かぁ~らしくないなぁ」なんて思っていたが、これが想像以上に面白かった。正直こんなに素直に笑ってしまう空気を作れると思ってなかった(ごめんなさい)。
花子の方に行っていたと恐妻にバレていると気がついてからの姿に、幼き頃見た藤山寛美に姿がたぶった。
この舞踊簡単そうにやっててるけど難しい形ばかりするんだなぁ。
亀三郎くんの奥さんが意外(?!)と良くて、舞台が面白くなった。

そういや…亀鶴さんといい、亀三郎さんといい亀づくしだ。

■演目秘密
感激する。思わず口半開き。
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エリオット選集

2009-08-05 23:25:10 | 本・CD・DVD
エリオット評論選集
T.S. エリオット
早稲田大学出版部

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読んだ本はここに出ている本とは違うのだが…
実際に読んだのは、図書館の保存庫にあったくらいのなのでAmazonにはさすがに出てこない。
(このgooblog本の画像はAmazonのものです)


読んだのは「エリオット選集 第一巻/弥生書店(難しい漢字の弥生ですPCで出ません)」

図書館の返却期限に押されて、全部読めなかった。


目当ての【 「能」と心像 】だけ読んだ。

エリオットが書いているのは、1905年にアイルランド方言で劇に組み立てたものの評価です。日本の能を観て書いたわけではないのですが…

----- ↓ 以下本文抜粋 ↓-----

イギリスの舞台は、僕たちが想像裡にえがく実在の身代わりにすぎない。だが、赤いキモノは、そういう意味での身代わりではない。そのもの自体が重要なのだ。劇が象徴性をおびているほど、僕たちは現実的な舞台がほしくなるものだ。ヨーロッパの舞台は、想像力を刺激してくれないが、日本の舞台はそれをかきたてる。それに、動作ひとつが非常に重要な意味をもっているのだから、脚本がそのまま劇にはならないことを心にとめておく必要がある。

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(能:葵上から)



そうそう、能は、想像力をかきたててくれるから面白いんだぁ~!!

しかし…今の日本じゃ…
義務教育にどっぷりつかって「自分で勉強したくて勉強をしているわけではない」せいか?人から教えられることが当たり前に感じ、自ら「わからないものを探求しない」し…
テレビはお笑いにまで字幕がでるようになったし…
ドラマ・映画・映像は観客の想像力を無くすくらい精巧になりすぎているし…

能を観ながら、自らの想像力を創造しながら観ることができる人も少なくなるのはしょうがないことなんだよなぁ~と感じる今日この頃。
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