観劇&感激記

大好きなお芝居の感想記です

新春浅草歌舞伎一部

2009-01-10 18:28:00 | Weblog
20090110/浅草公会堂/最寄り駅:浅草or稲荷町

■一條大蔵ものがたり
一條大蔵長成:市川亀治郎、常盤御前:中村七之助、吉岡鬼次郎:中村勘太郎、女房お京:尾上松也
■土蜘
土蜘蛛の精:中村勘太郎、源頼光朝臣:尾上松也

一條大蔵が想像以上に面白くて驚かされた。
何年か前、亀治郎さんの個人の会で観たことがあったので、頭の中にある程度想像して会場に入ったのだけど…極めた大きな違いはないけど…落ち着き・余裕・視野の大きさが・空気間が格段に良くって…ぼーぜんとした。
見ながら、亀治郎さんのこれまでのお仕事ぶりなどを走馬灯のように振り返りつつ…観た。オマケに自分にこれまであったことも振り返った。

だ・か・ら・古典芸能って面白い!

同じ演目を同じ役者でその年代別に見ることができる醍醐味。
役者の成長をつぶさに味わうことができる醍醐味。
この変化が、自分のことではないなのに何故だかすごくうれしい気分にさせてくれる。
歴史の瞬間を観たかのような気持ちになる。
役者を通して自分を振り返ることができる。

やっぱり古典芸能っていいなぁと感じた浅草歌舞伎でした。
コメント

新春浅草歌舞伎二部

2009-01-03 21:37:35 | Weblog
20090103
■一本刀土俵入
茂兵衛:中村勘太郎、お蔦:市川亀治郎

■京鹿子娘道成寺
白拍子花子:中村七之助


一本刀土俵入目当て。
何年も前、一番最初にこの演目を観たときは「まるでテレビ時代劇みたい」と、ガッカリしたけれど…とある映画に先代の中村勘三郎さんと尾上梅幸さんのこの演目のさわりの部分が流れ…梅幸さんの「ちょっとおまえさん」「およしよ」というなんでもないのに温かみのある台詞に不覚にも涙してしまうくらい感激し、それ以来この演目自体のファンになった。
今日の勘太郎君は映画で見た勘三郎さんと体型も歳も似ても似つかぬ姿なのに…不思議と勘三郎さんを彷彿させてくれるところがあり正直驚いた。
亀治郎さんのお蔦は、本当に酒に酔っているかのようでこれまた驚いた。
あと、この演目で酌婦仲間のお松という役の発する台詞が短い間にも自然とこの場の空気を作っているんだなぁと思った。
若い役者さんばかりのわりに結構面白かった。


道成寺は初日らしく固く感じた…ひとつひとつが丁寧で手堅く確かな踊りの印象。(特に笠)最後、鐘の上にあがった時に顔が柔らかくなってこちらもほっとした。
コメント