詩と短歌集/photo poem 雪割一華(ゆきわりいちげ)

写真短歌・写真俳句・写真詩・随筆散文・陶芸の話など自由気ままに書いています。  

夏の午後/檜扇

2016-07-30 | 短歌


<夏の午後/檜扇>

あんなにやかましかった蝉の音がぴたりと止む時間がある。それは昼過ぎ、気温が
32~34℃くらいになる一番暑い時間。さすがにせみもへばってしまうのか、もうし合
せたようにシーンとなる。いつも通る特養の庭いつも静かだけれど人一人見えない。
花だけが有るかなしかの風にわずかに揺らぐ。
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朝の庭/チェリーセージ

2016-07-30 | 俳句


<朝の庭/チェリーセージ>

おはよう地球。おはよう白い花。

早起きの蝉さえ寝静まっている早朝、朝顔も、ひまわりも、チェリーセージも
すでに起きている。みずやりをしながら花達の健康具合に目をくばる。寝ぼ
けた蝉が首を絞められたような声で「ジッ!」と鳴く。
さあもうみんな起きる頃だ。今日も機嫌よくすごせますように。
コメント (2)
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