鑑往知来

かんおうちらい:過去のことをよく参考にして、将来を展望し、見通しを立てること

水の城

2008年07月25日 | 本・雑誌
水の城 新装版―いまだ落城せず
風野 真知雄,祥伝社文庫,2008年,¥670(税込),ISBN-13:978-4396334246

 先日、読んだのぼうの城がとても面白かったので、Amazon に出てきた「水の城 新装版―いまだ落城せず」を読んでみました。どちらも戦国時代を舞台にした石田三成による城攻めに対する水の城である忍城の攻防を描いた作品です。「のぼうの城」も非常に面白い作品でしたが、この作品はさらに面白い。
 一人一人の登場人物も生き生きと描かれ、人物像がしっかりと見えるためより物語に深く入り込めます。良くある時代物とはかなり趣が違います。そう言う意味では、楽に読める小説ですが、登場人物も攻防戦などの情景もしっかりと見え、一気に読み進めてしまいました。

 時代小説はあまり読まないのですが、こういった小説を読むと、他のものも読んでみたくなりますね。


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