皆様、メリー・クリスマス!!
では、引き続き、『リトル・プリンス』の話の続きを・・・。
ずっと一人ぼっちで暮らしてきた王子は、ある日、王子の星に
一輪の赤い綺麗なバラの花が咲く。大喜びの王子は、かいがいしく
花の面倒をみる。でも、バラはどんどんわがままになっていく。
素直に自分の気持を王子に伝えられないバラ。王子にはバラの
気持は理解できない。お互い、ちぐはぐになっていき、気まずくなった
王子は渡り鳥と出る。
いろんな国で王子は様々な人と出会う。命令ばかりする王様、
ひとりよがりのうぬぼれ屋、星の数を数えて自分の物だと主張
する実業家・・・。自分の星のどこへも行ったことがない地理学者と
出会い、「地球」という星へいってみることを勧められる。
そこで、飛行士に出会うのだ。話を聞くうちに、水がなくなってしまった
ことに気づく。2人は井戸を探しに行く。
そこで、王子は、地球には多くのバラが咲いていて、ショックを
受けていたときに、キツネと出会ったことを話す。特別な絆が出来たもの、
つまり、自分の星に残してきたバラは、「王子にとってたったひとつの
大切なものになる」のだということに気づいたことを。
ついに2人は砂漠で泉を見つける。心も体もすっかり生き返った飛行士に
王子はまた翌日会うことを約束して別れる。しかし、バラが待つ星へ
帰る決心をしていた王子は、ヘビの力を借りるために砂漠へ戻ってきた
のだった。翌日、ヘビと話している王子を飛行士は問い詰める。
でも、王子はさよならなんかじゃないと言う。この星の一つ一つから僕の
笑い声が聞こえるから・・・と。ヘビとともにどこかへ消えてしまった王子。
飛行士が夜空を見上げると、満天の星が・・・そこから、どこからともなく
王子の笑い声が聞こえるのだった。