ヨンデリーヌ・ヨンデルホンのビミョーなる書棚群

加齢なる 読道生活半世紀。 歯磨き、活字は、生活習慣。 

どうせ死ぬのになぜ生きるのか

2016年10月13日 | 生老病死棚
名越康文  PHP新書

弱弱です。
トラブル継続中。
眠れなかったり。寝ても必ず目が覚めたり。

そんな弱弱状態に、
サブタイトル「晴れやかな日々を送るための仏教心理学講義」
オビ広告「精神科医の結論-答えは仏教の教えにある」
推薦文「こわばった心と身体は、この本に導かれて、揺れてほぐれて自在に生きる」byいとうせいこう
つけこまれるように目に留まる。

晴れやかに、揺れてほぐれて、結論出したい! …んですもの~

「ハウツー本ではありません」と著者曰くのとおり、
利のある結果を企むのではなく、
まずはただただ「やってみましょう」ということです、
「行」なるものを。

「行」の先に何があるのか?

「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」の解が、
あるかもしれない。
ないかもしれない。

しや、そもそも、その解が本当に必要なのだろうか。

そういう境地に、
たどり着くかもしれない。
着かないかもしれない。

しかし「行」を、まずは何も考えずに、
まずは、やる。
その先に、「何か」がありそうな手ごたえを、「行」を始める前から予感させてくれる本書です。
実際、「行」といっても、「ああ、そういう類の何かでいいのか」と、目からウロコが落ちるほどにフレキシブル。
自分でも、これならできると思えるほどに幅広い。
というか、自分で「行」と思ってやれば、それが「行」。
コロンブスの卵です。

いくつか決めて、
やり始めて一週間。
心の中で毒づくことがなくなった…

うむ。合掌。


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