ヨンデリーヌ・ヨンデルホンのビミョーなる書棚群

加齢なる 読道生活半世紀。 歯磨き、活字は、生活習慣。 

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ジャンヌ・ダルクの生涯

2016年11月22日 | 歴棚
藤本ひとみ  中公文庫

ジャンヌ・ダルク フランス 火あぶり。。。。。

んー、何という「その程度の認識」。とほほ。

というわけで、手に取ってみたこの一冊、カラー図版が豊富というところも、そそられポイントです。ジャンヌ像、ジャンヌが描かれた絵画、関わった人々の肖像画、たどった足跡の地の風景・城・唐、地図…
文庫でここまで収録できていれば、大したもの。

で、内容なんだが。
藤本節全開。

「なぜジャンヌに聞こえた神の声が、私に聞こえないのだ」とボケをかまし、
立ち入り禁止の施設にはこっそりと忍び込み、
「それで攻撃失敗と言われても、ジャンヌも納得できまい。私もである」と憤慨し、
「ここは特にアスパラガスが有名。おいしい。これが」と、さすがフランス政府観光局名誉委員、ジャンヌが訪れた各地のセールスにも抜かりはない…

評伝と思いきや、の、この芸風に最初は戸惑ったけど、現代にも通ずるジャンヌの悲劇…出るオンナは打たれるオトコ社会の構図を露わにするにあたっては、いっそ痛快な読み心地でした。
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美術品でたどるマリー・アントワネットの生涯

2016年10月04日 | 歴棚
中野京子  NHK出版新書

現在フィフティーズな日本人女子にとって、マリー・アントワネットほど青春時代をかき立てられる歴史上実在人物はいないだろうなあー。
恐らくは、本国フランスよりキテるのでは。

リアルタイム・ベルばら世代ですよ。

そこにきて、書き手・案内役は中野京子!
もう、何も言うことのない盤石のコラボです。

…だが考えてほしい。世界史的大トピックであるフランス革命に、もしマリー・アントワネットがいなかったら…(中略)これほどのコントラストを世界に晒した王妃は空前絶後だ。(本文より)

パン!パン!パン!と破裂音のしそうなほど小気味の良い中野節。
新書のわりにはかなり頑張った、図版の多さ。
ベルばらで基礎固めはできているところへもってきて、
実際に使った生活用具、
実際に書いた手紙、
実際に着ていた服ときちゃあ、
栄華の様も、転落の様も、「実際」にあったこととして、迫って来かたがハンパない。


それにしても、ずいぶんきれいな栞付きだこと…
と思いきや、
森アーツセンターギャラリー「マリー・アントワネット展」の割引引換券だったとは。
10月25日から4ヶ月間!
人の頭を見に行くだけのことになりそうだけど、やっぱ行くんだろうなあ。50代オンナで溢れかえっている会場に、50代オンナとして。
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真田幸村 家康をもっとも追いつめた男

2016年07月12日 | 歴棚
河合敦  小学館新書

さて、大河。
もはや、まるまる一年間をひっぱるのは苦行プレイと思っている大河ですが、
生活習慣的に、とりあえず年始イベントとして見始める。
しかし、戦国モノには「興味がない」ので、
戦国ネタの場合はほぼ3回目でどうでもよくなり、自然消滅。。。がここ数年定番の流れ。

今回も戦国モノだし、その上前科のある三谷脚本だし(前科=「新選組!」)、
主演・堺雅人の一点に縋って見始めれば…

三谷臭さがいい具合に弾けているわ、
草刈正雄が最高だわ、
テーマ曲に感動だわで、
(孫の運動会リレーのBGMがこのテーマ曲。泣かしてくれた)
つまりこの状態、ハマッているというべきでしょうか。

というわけで、大河も折り返し地点の今日この頃、
嫌い・苦手な戦国史も、大河参考書と考えれば楽しく頭に入るのではないかと、
大河ドラマスタート前に、雨後…いや雨前のタケノコの如く出る類の一冊である本書にトライ。

しかし。
読んでる間は、「へー!」「ほー!」とそれなりなのだけど、

残らない…



歴女の片鱗すらない読者側の原因が8割。
しかし興味外のネタに、絵図・写真がたった3枚ではねー。いくら新書でも。
「真田丸」完結の年末に、今一度読み返せば、
少しは頭に入るだろうか?
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