ヨンデリーヌ・ヨンデルホンのビミョーなる書棚群

加齢なる 読道生活半世紀。 歯磨き、活字は、生活習慣。 

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「マリー・アントワネット展」の代償行為

2017年02月15日 | 「ほん」とのはなし
まあ、予想はしていたわけです。
東京開催だし。
我がベルばら世代は大挙していくだろうし。
フェルゼンすら知らない(!)我が相方ですら行きたがったくらいだし。

でもね、東京の美術展なんて人を見に行くようなもの、行ってよかったと思えたためしがないじゃん…

グズグズグズグズ…思い悩んでいるうちに会期終了間際の今日、
「でも、でも!
 人を見に行く覚悟でも、
 やっぱり、行こう!」…



いざ、六本木。




う。120分待ち。



TDLでも30分以上は却下、
食い物屋だって箱根そばの昼時列が限度のアタシ。
あー無理無理っ。
くそ無理っ。

六本木くんだりまで来て空身で帰れるかっての。

青山ブックセンターなる良さげな書店にて、渾身の4冊選定。

六本木の思い出に。

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書棚、この1年

2016年12月30日 | 「ほん」とのはなし
さて、メインたる「書棚」の方のこの一年…
先般も「高山ふとんシネマ」にて、
荒れに荒れたりと評価したものですが、では、「荒れていない」とはどういうことなのか。
今のこの、読んでも読んでも何だか焦燥感、これはどこから来ているのか。
この一週間ほどツラツラ考えてきた結果…


(1)そうだ、同じ本を、舐めるように覚えてしまうほどに何度も何度も何度も読み返した、幼児期~ティーン期の純な読書体験が、薄い… というか、無い。


(2)そうだ、邂逅!とばかりに一人の作家を、全作読み倒さんばかりに、(現役作家ならば)次の新作が待ち遠しいほどに攻めて攻めて攻めまくったあの高揚感が、薄い… (こちらは無いわけではないけれど、分散しすぎていて一人一人に対する濃度が薄い…)


(3)そうだ、ひとつの興味を追求せんと、関連本を縦横無尽に読みまくり、結果、興味が別の興味を生んで、興味の連鎖に興奮するという読書の立体感が、薄い…



一作一作には、時に奮え、時に泣き、時に啓かれ、時に憤慨し…と、
一作一作、それごとの充実感はありますが、
読書の醍醐味とは上記(1)(2)(3)ではなかったか。
その欠乏が、この焦燥感生み出しているのではないのか。

では今後、充実感を求めて(1)(2)(3)を再び追求できるのか?

……………('Д')

気力・体力の衰えと反比例するかの如く、日々出版されヨンデにオイデオイデする文庫たち…
その結果、我が家的積読地帯の地盤隆起はなはだしく…
この積読を制覇するには、冷静に考えればもうあと50年、しかも気力体力現状維持(!)での50年が必要でしょう。


2017年。目標は、積読地帯の地盤沈下。少しでも。
戒めは、これ以上の盛り土は、冷静に…(ゼロ目標は無理として)
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「シリウス」

2016年11月14日 | 「ほん」とのはなし
まずは見てください。
外観と、
内部とを。

先週行ってきました、11月3日オープンの「シリウス」に。
「年間、100万人の利用を見込む」とのこと。
中身は図書館だけでなく、学習センターや芸術ホールも併設なので、まあ不可能な数字ではないのでしょうが…
神奈川県内で最も存在感のない大和市で…
しかしそんな懸念は無用?
ご祝儀入館もあるとはいえ、オープンから4日間で既に5万3千人が訪れたとか。
もちろんその中にヨンデも入っております。

市長曰く、「日本一の楽しい図書館」
そうとも言えましょうが、行ってみて感じたのは、前評判以上に「日本一鼻息の荒い図書館」ということでしょうか。

さえない地方都市の真ん中に、いきなり東京が来ちゃったよ、という感じ。
ハコは東京臭ぷんぷんなんだが、中で右往左往しているのは地方都市の中高年(特に男性はブルーorベージュ系のジャンパーとキャップがデフォ)で約7割占め…(ヨンデ目測、そしてヨンデ含)

スタバは装備されてるわ、
ペッパーはいるわ、
スタッフ制服は揃いのスーツだわ、
自動貸出機はセルフレジより高性能だわ、
自動返却機はピタゴラスイッチみたいだわ、
本の消毒装置まで完備だわ、
カウンター席、ラウンジ席、テラス席等、計795の座席数だわ、
ふう。
おなかいっぱいです。

各階、テーマごとにデザインされた内部は、
うーん、画像じゃ、ちょっと伝わらない…
本の持ってる「気」というか、「パワー」というか、
それも相まって、本好きにとっては、図書館というよりは、もはや絶景兼備の遊園地なんです。

とんでもないパワースポット出現、という感じ。

交通費かけてまで図書館に行くか?と言われれば、めったなことでは行きませんが、
数百円で絶景スポットに行くか?遊園地に行くか?パワースポットに行くか?と言われれば、間違いなく行きますよ。


あまりに広すぎ、あまりに多様すぎ、第一回目は目的の本を探すことで精いっぱい。
1階~5階まで図書館で、しかも構造が有機的なので探しにくいったら。
しかし、これがまた回数繰り返すうちに、宝さがしの形相を帯びてくる。
ここまでを織り込み済みの設計、配置であるならば、どんぴしゃ本好きのハートを射止めてくれました。
本を借りに行く図書館ではなく、
攻略する楽しみに溢れたワンダーランドとなりそうです。
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第57回 神田古本まつり

2016年11月02日 | 「ほん」とのはなし
秋の活字収穫祭、「神田古本まつり」。
古本まつりのタイミングで神保町にトライするのは初!
のっけから、この駅のベタなデザインに心躍ります。



全部を回ったならば、強欲の活字亡者となり果ててしまいそう。なので、迷子になりようのない靖国通り沿いの青空古本市のみを攻めた4時間でした。もとい、至福の4時間でした。

まずは、ざっと一周眺め渡して1時間。

一冊目は、「おんな三代」小林初枝 300円
副題「関東の被差別部落の暮しから」
娘である著者が綴った、母と祖母の歴史とな。美本です。

次なる三冊は、日本の名随筆シリーズ。
もともと「肴」の巻だけをリアルタイムで手に入れていて、いずれ少しずつコレクションして… なあんて思っていたら絶版になってしまったシリーズ。
日本の名随筆12「味」田辺聖子編 500円
日本の名随筆53「女」大庭みな子編 600円
日本の名随筆54「菓」塩月弥栄子編 500円

「女」と「菓」には芝木好子も書いていて、活字魂に火が付きます!

はずせません、お約束の文庫100円コーナー。
「馬車は走る」沢木耕太郎 100円 
短編の人物ノンフィクション。
「ルポ十四歳 消える少女たち」井田真木子 100円
あの「小蓮の恋人」の井田様作品に出会えるとは!
セイロン亭の謎 平岩弓枝 100円
浪漫的ミステリーとな。
「日本ルイ十六世伝」早坂暁 100円
「夢千代日記」以外の早坂作品は初めて。性に翻弄される人々の短編五つ。
「春秋の色」宮城谷昌光 100円
宮城谷のエッセイは初めて

うおおおおおーっ!
小松左京!
全集とかでなく、ハヤカワSFシリーズ!
「日本売ります」小松左京 200円
「影が重なる時」小松左京 200円
「飢えた宇宙」小松左京 200円
「地には平和を」小松左京 200円


いかにも!の古書で読んでみたい昭和作家。
「浅草紅團」川端康成 300円
「名著復刻全集」だけあって、活字のレトロ感がたまりません。
最終ページに刻印された蔵書印にも萌えー

「とんぼの本」や「コロナ・ブックス」的、趣味のフォトムック。
「昭和 台所なつかし図鑑」小泉和子 640円
「昭和の風景」東京都写真美術館編 960円
「東京の消えた風景」加藤嶺夫 640円
「日本の滝 躍動する水の美と名瀑への招待」560円


北欧ミステリLOVEの昨今、もっと北欧知りたくて…
「白夜に谺する夏至祭の歓喜」武田龍夫 80円
「白夜の旅」東山魁夷 80円

カラー図版が満載の、
「ジャンヌ・ダルクの生涯」藤本ひとみ 160円

ピエール・プロブストのカロリーヌ発見!
幼少時に何度も何度も頁を繰った、
「カロリーヌのだいサーカス」 500円
「カロリーヌのゆきあそび」 500円

手に取ったことのない作品から一冊、
「カロリーヌのガリバーりょこう」 500円

計24冊、8120円。晩秋の大豊作です
というか、もうこれ以上は持てなくて…

「ブラジル」のケーキセットで英気を養い、さあ、いざ、帰路90分!
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狂喜乱舞

2016年09月19日 | 「ほん」とのはなし
本日、
古本フェアの真ん中でマジに叫ぶ。

に、にににににににににににににし、にしにしにしにしたたたたたたたにしたにしたたた

落ち着け。

西谷祥子。

間違いない。
西谷祥子大先生様の、全巻揃い!


い、いいいいいいいくらいくらいくらいくらいくらっ?!


2200円。





2200円?





ゼロ違ってない?いいの?いいの?いいの?




ヨンデにとって少女漫画のキング、もといクィーンであらせられるのは、西谷祥子大先生様。
しかし今、愛蔵本コーナーでもそのご尊名を拝することはできず、密林での取引き値ときたら…
愛蔵版でもいいから全作品プリーズ!
セブンティーンの表紙絵の画集プリーズ!
平塚美術館とかで原画展プリーズ!

嗚呼、宝を手に入れたがために、かえって増大してしまった渇望感よ…
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2015年 ヨンデ・セレクション

2016年05月06日 | 「ほん」とのはなし
今さらですが、残り半年になる前に…

金賞本 順不同。出版年ではなく、2015年に読んだ本から。

「紙つなげ!彼らが紙の本を造っている」 佐々涼子
本好き、紙フェチにはたまらない、「紙の本」賛歌としても読める。

「チーム・ブライアン」 ブライアン・オーサー
フィギュアスケートとは、まさに「人」なり!

「ソーシャルワーカーという仕事」 宮本節子
これから先、折に触れて読み返し、心に燃料を補給する一冊となるに違いない。


銀賞本 順不同。出版年ではなく、2015年に読んだ本から。

「ヴァレンヌ逃亡/マリー・アントワネット運命の24時間」 中野京子
ベルばらで知った世界が、幾重にもシンフォニーで迫ってくる!

「世に棲む日々」全4巻 司馬遼太郎
晋作!何という魅力!そして、難解な攘夷・開国の不思議も「ガッテン!」できてしまう。

「ルポ虐待/大阪二児置き去り死事件」 杉山春
これほどまでに複雑だとは…。簡単に揶揄することなど、誰にもできはしないのだ。私の、あなたの、話なのだ。

「購書術/本には買い方があった」 中川右介
ヨンデは読書好きというよりは、「本好き!」なのだ~、とつくづく…

「かくかくしかじか」全5巻 東村アキコ
「あの頃」の、大バカなアタシに読ませてあげたい、この漫画。何も戻っちゃこないけど。

「原爆投下/黙殺された極秘情報」 NHKスペシャル取材班
原爆投下は事前察知されていた!今に通ずる、この民族の体たらく。

「日本人はなぜ戦争へと向かったのか/果てしなき戦線拡大編」 NHKスペシャル取材班
学校日本史は、縄文時代ではなく、まずここからスタートさせるべきでしょう。
単に反戦ということではなくね。歴史は、今、だから。

「落日燃ゆ」 城山三郎
縄文土器を知ってても、東京裁判を知らない日本人ができあがっちゃうからね。

「葬送の仕事師たち」 井上理津子
「エンジェル・フライト」に勝るとも劣らぬ秀作。ヘタな宗教書なんぞ、色褪せる!

「火山入門/日本誕生から破局噴火まで」 島村英紀
どんな哲学書よりも達観の境地になれます。キーワードは「わからない」「ありえない」

「老いの才覚」 曽野綾子
「老い」への覚悟がキマる一冊。ラスト引用された詩の一節に感動!

「どんな病気でも後悔しない死に方」 大津秀一
医師でもある著者の真剣さが伝わる良書。亡き父が、病を得る前に読んでいて欲しかった…

「人が病気で死ぬワケを考えてみた」 森皆ねじ子
マンガのノリ。だけど、だからこその、目からウロコ感なのだ。(好き嫌いはありそうだけど)

「ゼッタイ聞きたい さわ先生の人気講座」 さわ研究所講師陣
副題「解剖と疾患と看護がつながる」。平板な参考書・問題集が、立体的に見えるようになる。
受験を控えたケア関係者必読。
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