世なおし倶楽部

①ことば遊びから哲学へ②安全な国産の農産物等の生産、流通③人に健康社会に平和④地球環境とエネルギー⑤矛盾の活用

なに云う天然 新春四人談合 1/52

2010-01-05 16:57:10 | 哲学/ヨガ/芸術/宗教/政治経済
世編長:一服して頂いたところで、話をさきに進めさせて頂きます。世の中、景気が悪く、暗い雰囲気が漂っていることは否定できないようですが、明るい話題もあるようです。ペコちゃんは長年の冷え性がかなり改善したと云っていましたね。
ペコちゃん:そう、ずっと懐炉が放せなかったのが、三年前の冬からいらなくなりました!事務所の中にいて仕事していても寒くて、マフラーして膝掛けしてそして懐炉だったんだけど、それらのお世話にならなくても平気になったんだから。スゴイッショ!
ムカイ博士:そんなのは当たり前ですよ。でも普通の状態が凄いと感謝できるのは、ある意味で貴重な体験ではありますね。まあ明るい暖かい話題ですかね。
世編長:些細なところに幸せの種が落ちているということですか。どういう事で、変わったんですか?
ペコちゃん:ヨガ式断食だよ~ん。
世編長:えっ!?ペコちゃん、断食やったんですか?凄いですねえ!私は一食抜いただけでめまいして頭痛して、絶対だめです!
ムカイ博士:普段喰いすぎている人が急激な節食や断食などすると、身体が馴染まないので、色々な症状が起きますね。理に沿ったやり方なら、苦しまずに効果的な断食ができますよ。そもそも断食は行の一種ですから、精神も整える覚悟で実行しないといけません。また、断食の正式なやり方はヨガ式にあるといっていいでしょう。野生自然の動物などは、身体の調子を整えるのに、断食は必須です。そして、安全な場所で冷えないようにして休むのです。ヨガ式断食はその野生自然のやり方をお手本にしています。
世編長:へえ~そうなんですか。しかし、食事を断ったら栄養が不足し、エネルギーも低下して身体は逆に冷えるんじゃないですか?
ペコちゃん:そういうのを屁理屈というんだ。
ムカイ博士:????
音霊字訳師:?!?!?!
ムカイ博士:ひえ理屈かどうかはともかくとして、一般的な了見では、断食の効果の仕組みは理解できないでしょう。生き物の身体は、文字通り生きて命があります。「命」の働きはそもそも「バランス制御」でしたから、きちんと命が機能していれば、食事が不足したり、エネルギーが不足したときは、「バランスをとる」ように身体自身が反応してくれるのです。
世編長:私も生物ですし、生きて命は機能しているはずですが、腹減ると頭痛したり、めまいがしたりするのはなぜなんですか?
ムカイ博士:それも命の働きですよ。ははは。しかし、警告的な作用としての命の反応と考えられているね。普段が食いすぎだあ!という警告です。断食が悪いという警告ではない!それが、自然な命のはたらきの一面と理解すべきだな。世編長さん。
世編長:ペコちゃんの場合は苦しくなかった?
ペコちゃん:何となく、力が抜けたみたいだったり、ちょっとだるい感じがあったけど、直に身体が慣れてしまったみたい。真冬に断食しちゃったんだけど、寒いかなって感じは無いことはないんだけど、ごてごて着込まなくても平気になっちゃったのは確かだよ。頭で考えてもダメだねへへへ。
世編長:そんなことってあるんですね?
音霊字訳師:命ってやつは天の邪鬼なんだ。腹減れば喰いたくなり、寒ければ暖めようとする。しかし、それは身体自身の命がやるっていうことだから。外からの余計なことはいらなくなるんだな。
ムカイ博士:そもそも、身体の生理的な自然な反応については、身体自身にお任せする方が間違いが少ないもんです。直感的に分かりますよね?
ペコちゃん:わかる!わかる!
世編長:身体より頭の方が利口だと思いますがねえ・・・
音霊字訳師:頭と身体では、それぞれ得意とする機能がちがうんでしょ。特に人間の頭は、後天的な学習知識が主体だから、複雑な生理機能を制御する働きは苦手なハズだよ。
ムカイ博士:その通りだ。

世編長:明るい話題が断食効果ということでしたが、なんか暗い感じがするのは私だけでしょうか。
ペコちゃん:食べたいものが食べられないなら、暗くなるね、確かに。
ムカイ博士:自分から、意義を理解して、食事を「断る」ポジティブな行動でないと、真のヨガ式断食にはならない。食べたいものを無理矢理取り上げられての「脅迫絶食」では、効果は逆効果になる。
世編長:食べないで、体質改善、健康増進が出来るなら、医療費なども大きく節約出来そうですね。こちらの効果は、経済効果として、明るい景気対策になりますかね。
音霊字訳師:国や個人にとっては医療費の負担が減るので、節約になり経済的に楽になるだろうが、医療関係者にとっては、商売できなくなったり、患者が勝手に治ってしまえば、売り上げが減るので、暗い話になってしまうぞ。国といっても、役人とか政治家は、医療関係とのしがらみがあるから、庶民が断食などで、難病を克服しようとすると、何かと妨害してくる。

世編長:明るい話と、暗い話は常にバランスしているということですか・・・
ムカイ博士:そうだ。ペコちゃん:そうだ。
ムカイ博士:断食を実行するには、ヨガのベテラン体験者の指導を受けた方が安全だ。自分でやるなら、少食法、半断食でやるといい。参考には、むすびヨガCLUBのホームページから「断食」にアクセスするといいですよ。一日~三日くらいから慣らして、十日くらいにチャレンジするのが安全です。いずれの場合でも穀菜食に慣れておくと後が楽ですね。
音霊字訳師:庶民が権力者に支配される一番の原因は「食欲 色欲」を自分で自律的に制御出来ない弱さだ。
そのことを考えると、まず庶民が権力の支配から解放されるのは絶望的だな。
世編長:明るくなるどころか、ますます暗くなって来ちゃった!
音霊字訳師:無理矢理明るくしようと計らっても真の明るさにはならない。暗さをしっかり超越してこそ真の輝きが生まれる。
ペコちゃん:重てえ~ 

ムカイ博士:庶民が庶民たるゆえんは「食いもんくらい、食いたい物を食わせろよ」という落とし穴に簡単に落ちて、その穴から出ようとしないところかな。「食いもんくらい」と、食い物を軽く見ている態度が良くない。また、「食わせろ」とは何事か!イラッ!
ペコちゃん:イライラするのは、自分が不健康な証拠だ、と博士云ってたじゃん!
ムカイ博士:いや、ワシのは、イライラじゃなくて「イラッ!」一発だから、副作用は少ないのだ。がははは!
ペコちゃん:恐れイリヤのクリヤキン!
音霊字訳師:古いギャグ知ってるね~ペコちゃん!
世編長:ナポレオン・ソロの相方ね。
つづく

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