これ(↑)、何だと思いますか??
今でもこれと似たようなものも、あることにはありますが・・・
ふたを取ると、こんな(↓)感じですよ。
幕の内弁当のごはんを抜く木型と、使い方はほぼ同じ。
正解は、
「握り寿司器」です。
・・・穴の開いた底に魚の切り身を敷いて、わさびを塗り
寿司飯を詰めてぎゅうっ!と押して裏返して取り出せば、
ご家庭でも手軽に、握り鮨の出来上がり!!!
・・・私の実家では、当時外へ寿司を食べに行ったこともないし、
家で出前の寿司を取ったこともありません。
和菓子屋さんで売っていたお稲荷さんも、
買ったことがない。
「魚大好き!刺身が御馳走!」だった母が
やはりその頃出始めた粉わさびと、
この握り寿司器に飛び付いたのもうなづけます。
ともかく、子供の頃の私にとって
「お寿司は、家で作って食べるもの」
=
「出前&外で食べる寿司→手の出ない贅沢品」でした。
職人技の握りは無理でも、手先が器用だった母は
(自分が食べたい)生ずしの他に
細巻きをたくさん作ってくれたので、
姉と私が食べるのは、もっぱらそっち。
そのせいか、普通に寿司を食べられるようになった今でも、
どんなにいいネタの鮨を食べても
最後にかんぴょうの細巻きを食べないと、
「寿司を食べた~!!」
・・・という気分になりません;;;
(母の細巻きにまつわる思い出は、こちらから。)
まあ、今思うと「かさ増し・増量」「節約」だったんだなぁ・・・と
思い当たることがいくつかあるのよ~
それは後日あらためて(苦笑)。