優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

伝えたいこと

2016-05-30 14:53:16 | 日記
父が突然亡くなったため、困った問題がひとつ。
葬儀に関することや家のことは実家を継いでくれた妹がすべてやってくれたのでそれは心配ないのだが、それまで父が取りまとめていた同期会、町内会、趣味の古文書の会、町の神社のこと、大まかにこの四つの引き継ぎをしなければならなくなったことだ。

妻である母は高齢のため、その会のメンバーの名前をかろうじて何人かずつは覚えていたが、すべて把握している訳ではない。それでも父が書いておいてくれた備忘録を参考にしながら、この○○さんって、どういう関係の人?と尋ねると、それは同級生だとか、その人は町内の人だとか、その人は確か教え子だとか(父は教師だったので)聞くことができたのは助かった。長年連れ添った夫婦だもの父の交友関係を一番知る人物であることは間違いないから。

初七日の日、遠方からの書留(香典)が何通か届いた。親戚には母が電話したが、見覚えのない名前があったので母に尋ねると多分その人は教え子だと思うとのことで、私が電話してみた。
そうしたらやはりその人は父の教え子で、父は小学6年生の時の担任だったそうだ。
たった一年ですが、先生との出会いがなければ今の私は無かった、とその人は言った。そして、自分も年を取ったからもしかしたら近いうちに向こうへ旅立つでしょう。そうしたらまた向こうで先生にいろんなことを教えてもらいたいと言っていた。

お父さん、教師冥利に尽きるよね。

私もまだまだお父さんに教えてもらいたいことがいっぱいあるから、私たちが向こうへ行くまで待っていてね。



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