優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

雀も鴉もシナントロープです

2016-06-07 11:05:06 | 日記
うちの近所に出没する巨大な鴉がいる。
最初、地面を歩いてるのを見た時は恐怖を感じたくらい半端なく大きかった。背中のところを上から見たら平らになっていて1,2歳くらいの子どもなら座れるんじゃないかと思うくらいだ。あれに襲われたら大変なことになるだろう。鴉は人を識別できると言うから、弱そうなやつだと思われると襲われるに違いない。

先日のこと、翌日が燃えるごみの日なので朝に慌てないよう、まとめて小屋にごみを持って行った。そしてまだ家にも残っていることに気付き取りに行った。つい、小屋の戸を開けっ放しにして。
うちの地域はごみの分別がそんなに難しくなくて、生ごみ、プラスチック、ガラスや瀬戸物も一緒に出せることになっている。
私は最近不要なものは少しずつ処分しなければと古い食器などを捨てているのだが、そこでまだ踏ん切りがつかなくて、まだ早いかなとか、もったいないよなとかごみ袋を手に持って悩んでいたら、何か外が騒がしい。騒がしいのはスズメや名前は分からないが小鳥の声だ。ぴー、ぴー、ちゅんちゅん、ぴちー、ぴちー、、スズメの悲鳴とでもいうか、何だろう小鳥たちが大騒ぎしている。不思議に思って外に出てみたら、なんと!あの大鴉が小屋の中のごみ袋を破いて残飯漁りをしているではないか。
私に気付いた鴉は一瞬逃げようとしたが、待てよといった感じで一旦戻り、ハムかなんかの袋を咥えて悠々と飛んで行った。
あ~、なんてこった。鴉め~!!でも、まぁ、戸を開けっ放しにしていた私が悪いのでしょうがない。食い散らかされたごみ袋を新しいのに入れ替えて今度はしっかりと戸を閉めた。

あの時大勢のスズメたちが「大変だよー」と大騒ぎしていたんだね。
人間と共に暮らす、人間 の生活環境に依存して生きる野生動物のことをシナントロープと言うそうだけど、スズメは人間社会と共生しており、人里には生息するが、人が住まなくなった村からはスズメもいなくなるらしい。
私に鴉の襲来を大声で知らせてくれたスズメちゃんたち、なんだかいとおしい。

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