優しさの連鎖

いじめの連鎖、って嫌な言葉ですよね。
だから私は、優しさの連鎖。

夏休みの最後の日

2016-08-23 15:11:49 | 日記
夏休みも今日で終わり、明日からはまた通常の学校生活が始まる。
脳性まひのY君「ここはいっぱい遊べるからいいなぁ」と夏休みの間毎日通ってくれた特別支援の教室でしみじみつぶやいていた。
廊下ですれ違った学校の先生には「身長が伸びてイケメンになったな」とからかわれていた。子供は夏の間に成長しますからね。

子供たちと接していると気持ちが若返る。
子供たちは素直なので、支援のお手伝いをしている私たちおばさんのこともおばさんとして接することはない。
お姉さんだろうがおばさんだろうが、みんな分け隔てなく同等である。
なので、子供たちの話題についていけるよう、最近のテレビ番組、話題のゲーム、流行語など知っておかなければならない。
とはいうもののさすがに年代の差は歴然としているので、子供たちから教えてもらうことが多い。

最近の流行にはついていけなくても昔からある遊びだったら十分相手できるぞとばかり、すごろくやダーツやトランプなどをやったのだが、これがなかなか。
子供相手だからと手加減していたら、とんでもない。まじめにやってやっとのことで勝ったら、「大人げないですよ~」と言われる始末。

そんなY君が夢中になっているのがプロレスだ。彼はレスラーになりたいという夢を持っている。
私が「そんな危険なことをしなくても」と言いかけると彼は障碍者のプロレス団体があることを教えてくれた。絶対なりたいと彼は目をキラキラさせてそう言った。そしてY君はいたずらっぽく笑って「オレがレスラーになったら反則技をバンバン決めて悪役レスラーになるんだ」とも。コスチュームやテーマ曲を考えるのも抜かりはないようだ。

夢を語るY君はとても輝いている。叶うといいねとは思いつつ、やはり賛同できかねてしまう私であった。