今日(23日)と明日のどちらかを休みにしようと思い、天気予報を調べると、明日は雨のようだ。
今日を休みにして午後から渋谷区立松濤美術館で開催中の
〈SHIBUYAで仏教美術 奈良国立博物館コレクションより〉へ行くことにした。
渋谷はいちばん嫌いな街。できるだけ渋谷駅主編の滞在時間を減らすためバスで行くことにする。
山手通りに出て宮下交差点から〈渋64〉のバスに乗り渋谷へ。約40分で渋谷に到着。
JR利用の2倍の時間がかかっている。こちらは無料だから文句は言えない。
渋谷から美術館方面へのバス〈渋55〉は1時間に2本。出たばかりだ。
たいした距離ではない。人通りの多い道を避けて歩いて行く。
道玄坂は意外と人出はすくない。道玄坂から脇道に入るとラブホ街になる。
道玄坂のラブホ街
そこを抜けると、松濤文化村ストリートと呼ぶ通りに入る。
こちらのネーミングの方が恥ずかしい。
松濤文化村ストリート
ひどいポスターである。なんとかならんか
美術館は65歳以上の入館料は500円。展示されているのは80点ほどか。
どれもめったに目にすることのできない逸品ぞろい。
このくらいの点数なら、一つひとつ丹念に見ることができる。
〈仏像ガール〉とでもいうのだろうか、若い女性の入場者が多い。
地下1階展示室:第1部では日本の仏教の流れ。国宝《辟邪絵》など
2階展示室:第2部では仏像、書、工芸の各ジャンルから逸品を厳選して紹介。重要文化財《如意輪観音菩薩坐像》、飛鳥時代の金銅仏《観音菩薩立像》、南宋時代、師から弟子へと伝えられた禅宗の教え、重要文化財《兀庵普寧墨跡与東巌慧安尺牘》、国宝《牛皮華鬘(登号)》など
《辟邪絵 天刑星》(部分) 紙本著色 平安~鎌倉時代。人間を喰うておる、怖ろしい:笑
《如意輪観音菩薩坐像》木造 古色(現状)平安時代。左真ん中の腕の人差し指にあるのは法輪だろうか
《薬師如来坐像》銅造 奈良時代 8世紀
奈良には6年ほど前に一度行った。
東大寺と興福寺を回ったが、奈良国立博物館には時間がなく行けなかった。
こういう博物館は、丸一日かけても時間がたりない。今回の催しのように少しずつ見るのがいい。
図録は〈SHIBUYAで仏教美術〉というタイトルが気持ち悪いので買わなかった。
展示物についての感想は追って少しずつ書いていきたい。