散歩と俳句。ときどき料理と映画。

江戸五木

早稲田通りを落合方面に向かい小滝橋を渡ると、
都営バス営業所の向かいの街路樹に1本だけ木斛〈モッコク〉がある。
今たくさんの赤い実がついている。

花は6月から7月にかけて咲く。
ちょうど今ごろの時期になると果実が熟し
厚い果皮が不規則に裂けて、橙赤色の種子を露出する。
この赤い実はよく目立つところからアカミノキの別名がある。

果肉が裂けて露出した種が確認できる。

木斛は江戸五木のひとつに数えられる。
餅の木〈黐の木=モチノキ〉や松と並び「庭木の王」と称される。

江戸五木とは江戸時代に造園で重要視された樹木。
あとの四つは〈赤松=アカマツ、糸檜葉=イトヒバ、榧=カヤ、犬槇=イヌマキ〉。

赤松=アカマツ。アカマツは女松、クロマツは男松と称する。

糸檜葉=イトヒバ。同属のサワラの園芸品種であり、野山には見られない。

榧=カヤ。写真は東村山市の梅岩寺の樹齢600年の榧の木。樹高は30m。実は食用となる。

犬槇=イヌマキは寺院などに多い。刈り込まれた姿はよく見かける。

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