遊漁船業情報センター

遊漁船(沖釣り船・瀬渡船・海上タクシー)にかかわる様々な情報を適宜発信します。

まだ続きます!!

2009-05-06 09:47:01 | Weblog

 釣りに行く場合は渓流もあるし、岸壁もありますが、何といっても釣りの醍醐味海釣りです。
海釣りの体系として、沖釣りもあれば磯釣りもありますが、そのための必要条件は<遊漁船>に乗船することです。
しかしながら、<遊漁船>というのは、陸上のバスと同じように貸切バスもあれば路線バスもあります。しかしながら、これらの<交通乗用具>には交通事故のように不可抗力の【海難事故】が発生します。
 この【海難事故】の始末がなかなか大変です。それはナゼか?釣り客は船長に信頼して体ごと委ねているのはどの<交通乗用具>とは異なり、釣果の是非が上乗せされる条件がついています。(すなわち、お土産です)
ゆえに遊漁船には、一見の釣り客よりも常連の釣り客の乗船が多くなりますが、ここに、双方(船長と釣り客の間)で人情が芽生えることになります。 
ところが、これが曲者(くせもの)で一旦海難事故が発生すると双方が、加害者と被害者の関係になり険悪なムードが漂うことになります。
こうなると一筋縄では収まらない雰囲気が芽生え、双方が真っ向から対立する糧になるようです。 
   ここに潤滑油として登場するのが【損害賠償保険】が登場することになります。昨日までのブログでは、海難事故の法律的な面からの事故の究明を論じましたが、明日からは前述した加害者と被害者の間に漂う<損害賠償保険>に委ねる構造的因果関係を紹介したいと思います。
  昨年発生した海難事故<新潟県・佐渡ヶ島沖の転覆事件>における双方訴訟にならないための入知恵を論じてみたいと思います。