一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

野党連合、無所属で当選させて、その後はどうするの?

2019-06-08 08:52:39 | 日記
今、野党はこぞって参議院選挙に向かっている。そこでは殆んどが野党連合という形で選挙に臨むようだ。ところで、問題なのは、立憲民主党、国民民主党、日本共産党の各党が候補者をどのような形で立候補するかだ。政党名を一つに代表させるのか、それとも無所属とするのか、ということになる。今マスコミには2つの方法が出ている。一つは、一つの政党を代表するやり方だ。2つ以上の政党から支持されているが1つの政党を代表として名乗らせる。もう一つは、無所属として立候補する方法だ。

しかし、選挙で当選したらこの候補者は一体どうなるのか。会派という形を組むのか、それとも何処かの政党に鞍替えするのか。日本共産党の候補が代表して立候補する場合には、殆んどが無所属として立候補するみたいだ。当選した後も無所属として活動することになるのだろう。大きな問題は、議案が提出された場合、複数の政党から支持されて当選した人は、どの考え方で投票することになるのか。政策協定をしている、というが、野党3党は考え方が大きく異なる。

3党が正反対の結論を出している場合、この国会議員はどの政党の考え方を代表して投票するのだろうか。野党連合という考え方での立候補、そして当選した後の国会議員としての活動、そこにはまだまだ考慮しなければならないことが多くあるように見える。形だけ野党連合ということで進めているが、まだまだ見えていないものが多くあるように思える。連合という考え方は、選挙に勝つための方法の一つであり、選挙をやる前からこのようなやり方で進めるのは果たしてどうなのだろうか。

諸外国では、日本よりももって連合政権というのがある。しかし、日本の様に選挙そのものを連合というやり方は殆んど見ることはない。日本の場合には野党の力が極めて弱く、一つの政党では自民党には戦えない、ということもある。嘗ての民主党のような政党が今の日本にはできないのだろうか。今の自民党でも、考え方には相当大きな違いを持っている人たちがいるが、自民党という一つの政党でなんとかやっているのである。これが何故野党にはできないのだろうか。

野党が大同団結をして一大野党を結成することができなければ2大政党制はできないだろう。幾ら選挙で野党連合を組もうと、それが選挙の為だけに終わってしまいそうだ。野党の考え方が大きく異なって、夫々の考え方に歩み寄るものが見出せなければ、野党連合を組んでもあまり意味が直のではないか。国民は、今や党が考えている野党連合をあっさりと受け入れるだろうか。選挙のための工作という野党連合に果たして国民を納得するだけの力になるのだろうか。

要は、考え方に妥当を一切相入れない野党3党が、選挙の為だけに連合を組んで、国民の目を騙しているような気がしてならない。野党3党が本当に考え方を一致できるのならともかく、単なる見え透いた政策協定だけで国民を納得させることができるのか。3党の代表となって当選した国会議員は、どの政党のために活動するのか。
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