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胡錦濤・中国国家主席の来日

2008年05月14日 | Weblog
 12日に中国の四川省を中心にして、死傷者が3万人以上になるだろうといわれる、関東大震災規模以上の地震がおきました。被災者・被災地の皆さんにお見舞いを申し上げると共に、一刻も早くの人命救助と一日も早い復興を願っています。また日本政府においても救助・救済に向けて尽力すべきです。

 先般5月6日から9日まで、中国の胡錦濤国家主席が、中国の国家主席として10年ぶりに日本を訪問しました。この間の日本と中国の間は、小泉内閣のときの最悪の状態からは是正されましたが、中国側は8月のオリンピックを前にチベット問題を抱え、日本側は7月のサミットを前に福田総理の支持率が20%と最悪の状況の中での会談でした。

 ただ今回の会談は、両国の首脳が会って話をするだけでも意義があったと思います。日本の場合、首脳会談というと事前に役所がシナリオを用意し、そのとおりに進行するのが通例ですが、やはり成果が見えないと会談をなかなかセットしないということになりがちです。もっと気軽に韓国の大統領や中国の国家主席などと電話をしたり、会談をしたりすべきだと思います。なんといっても首脳レベルの信頼関係が大切だからです。

 また、私がびっくりしたのは、中国国内にテレビ中継をされたことです。国賓として皇居で行われた歓迎式典が、中国の国歌演奏の場面ではなく、天皇陛下と胡錦濤国家主席が並んで日本の君が代が流れている場面を最初から最後まで報道したことです。中国の国民に対して日中友好の重要性を訴えたかったのだと思います。日本に対する中国の配慮が伺われる場面でした。

 日本と中国、日本と韓国、そしてアジア諸国とは、何といっても、相互信頼が必要です。
 私はドイツの首相だったシュミットさんから直接こんな話を聞いたことがあります。
 「ドイツにとって欧州で一番相互信頼関係を作らなければならないのはフランスです。第一次世界大戦、第二次世界大戦を考えればわかるでしょう。そこで私は、当時のフランスのジスカールディスタン大統領と月に一度は電話をかけるか、会談を行うかコミュニケーションを計ってきたのです。大事な政策については、ドイツ国内で発表する前にフランス大統領に知らせてきました。こういう関係は、私の後のコール首相とフランスのミッテラン大統領にも引き継がれ、互いの信頼関係を深めていったのです。だから東ドイツとのドイツ統一が問題になったとき、イギリスのサッチャー首相は、フランスのミッテラン大統領に一緒にドイツ統一に反対しょうと働きかけたのですが、そのときフランスは断ったのです。そこでドイツ統一が実現したのですよ。日本は私の見たところ。アジアで孤独ですね、中国や韓国をはじめ、アジア諸国と本当の信頼関係を築くことが大切ですよ」

 私はいま欧州がEUという形で発展している、そのベースにはこうした政治家の努力、対話の積み重ねがあることを知り感銘しました。

 本当の信頼関係があれば、チベット問題でも歴史問題でもどんなことでも、友人として率直に話をすることが可能になるのです。日本はアジア諸国との間にもっともっと、こうした努力がいま問われているのです。
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