キキ便り

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アメリカの大学教員職への応募

2007-11-30 01:49:29 | アメリカの大学で教える
 前に書いた大学教員公募の応募書類一式を用意して、出してきました。
 1、カバーレター
 2、履歴書 (Vita)
 3、成績証明書
 4、推薦書

 私の場合、1月から非常勤として採用していただく学部への応募なので、他の志願者とは少し事情が違っています。この夏すでに、学部長や数人の教員の方々とインフォーマルな面接をし、推薦書やVitaを送っているので、どういう人なのか大体想像がついているんじゃないかと思っています。

 でも不利なのは、私はまだ博士候補生(doctoral candidate)なんですね。やはり、既に博士号を取っていらっしゃる人の方が、断然採用に有利なようです。アメリカの大学では、かなりの割合の学生が博士論文を書いていく中で挫折していくようです。私もそうならないように、気をつけないと....


私の周りの院生たちは、結構Secondary Dataといって、他の人の集めたデーターを自分なりに調理して、論文にまとめていましたね。その方が断然卒業が早いみたいです。私の場合、自分なりの独自性ある研究を目指したところ、データー集めからかなり難儀な状態でした。去年の10月に論文計画書(proposal)を論文委員会のメンバーにかけて採択してもらってから、1年余りたってしまいました....「おーい、どうしたんだ?」なんて周りから言われそうです。


 あと不利になりそうなのは、やはり自分の英語力。日本語でも理路整然と述べるのがあまり得意な方じゃないんです。ウィットのきいた知的な会話ができたらって憧れているんですが、こればかりは修行が必要~。娘の会話力を少し分けてもらいたいです。9歳の彼女はVerbal ability〔言語能力)にかけては、98パーセンタイル以上だそうで、保育園にもいかず、日本語を母国としているハハのもとで育った子としてはフシギです。


 マイナス面をあげると、落ち込みそうなので、プラス面で考えていきましょう。日本の大学教員公募は、年齢制限を設けてあるところが多いですよね。でもAffirmative action の国アメリカでは、マイノリティ、女性、障害者などの志願を奨励しているんです。40歳以上の人の応募を歓迎するとまで、書いてあったので嬉しくなりました。


 さあ、結果はどうなるかわからないけど、やってみるだけやってみましょう。
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4 コメント

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プラス思考、いいですね! (mam)
2007-11-30 13:21:42
もう提出したのですね。
結果発表が待たれますね。

先日、テレビで聞いたことですが、苦手なことが却って良い結果を生むことがあるそうで、苦手や不得意なことは頑張るチャンスだと言っていましたよ。

これからもプラス思考で頑張ってね




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Unknown (キキのしっぽ)
2007-11-30 14:26:03
ありがとう!もし第一次の書類審査で選考してもらったら、第二次の電話面接か第三次の本面接です。緊張しますよね~。
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いよいよですね! (naga)
2007-11-30 19:34:26
よい結果をお祈りしています!!

がんばってくださいねー
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Unknown (キキのしっぽ)
2007-12-01 01:24:03
nagaさん、あたたかいエールを送っていただいて、ありがとうございます!
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