ガンバレ健太!

手の離れた息子に叱咤されてるダメ親父の日記

負け続けて見えたこと

2008年08月12日 10時43分00秒 | 将棋
相変わらず“近将”で勝てない。たま~に勝つのだが、勝ったときは非常に気持ちがいいものだが、負け続けると指す意欲がなくなってくるだけでなく、自己嫌悪に陥ってくる。ポカ、タダ損、読み違いのオンパレードで自分が嫌になってくる。

初級者には負けてやれと言うのが、今になってよく分かった。子供が楽しいように、そして興味を持つように、負けてあげることがどんなに大事なことか身を以って分かった。

思い返せば、私は健太が将棋教室に入って少ししてから、対局が終わると、他に手合いのついていない上級の子にお願いするように指示していた。
将棋は負けてこそ勉強になるものだと私が信じていたからだ。勝つのは相手の指し手の意味が分かるから勝てるのであって、下級の子と何局やっても意味がない。負けるのは相手の指し手の意味や、相手より読みが浅いからであって、それを学ぶことこそが将棋が強くなる近道と私は確信していた。

健太は私に言われる通りに、自分より強い子に挑戦しては、いつも負けていた。まだ小1の時だったが負けても負けても、泣かずに対局後には敗着を聞いていた。あれだけ負け続けても、よく将棋が嫌いにならなかったものだと、今更ながら反省している。私は健太の性格に助けられたのだ。


「健太、すまんかった。そして、ありがとう!」


コメント (2)
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