月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

ドラマ 白い春#11 終 6.24改

2009-06-24 00:19:06 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等
白い春 #11 最終回



おじさんは、パン屋を出ていった。


さちのために身を引いた。



海へ行きたいと
おじさんに言っていた さちに
海への旅をプレゼントして。

パン屋の父 康史の
名前でとった旅。



おじさんは
それでいいの?

自分が本当の父親だと
名乗らないままで…


それはきっと
康史を父と認めたから、
信頼したからなのだろう。



食堂で働くおじさんを探してやってきた
さちを諭すおじさん。


その目に、

にじみ出る涙に

見つめるまなざしに


康史のことを語る言葉に


ひとつひとつ
思いがこもっているように
感じられた。


それを見て聞いているだけで

自分の内側からも
あふれてくるものがあった。

なんだか理屈じゃなく

うまく説明できないけれど


それは あたたかく
湧き水のように
尽きることがなかった。


ああやだ

スイッチが入ってしまったみたいだ(笑)なんて。



コンクールに入選した
さちの絵。

二人の父の間に
さちがいた。

パン屋で並んで
生地をこねる三人を

天国の母が見守っている…?


無意識なのかどうなのか

さちは

二人を父親だと思っているのかもしれない。

三人が描かれている場所は
竜宮城…だろうか。

いつまでも 変わらず
このまま…という

気持ちの表れだろうか。

このままで いられないことを
どこかで感じていたのだろうか?

そう思うと 切なかった。



こんな三人の関係を

続けていってもいいのでは
と思っていた矢先に

まさかの展開。



おじさんが殺した
山倉の息子が

パン屋にナイフを持って乗り込み
おじさんを…


そりゃないよー。(涙)




こんな形で
お別れなんて嫌だ。


さちが
おじさんの背中に
羽根を描いていた
あの絵を思い出した。

本当に羽根が生えちゃうじゃない…と。



こんなんで
泣かせられてたまるか。


泣いて 思い出になって
おしまいになんて
したくない。

止まったままの
思い出の世界に 生きるのも。


この先 色々ありながらも
あたたかい絆を感じて
いってほしかったから。




でも、
お墓参りの帰り際
さちが
笑いかける おじさんの幻に
笑って応える姿を見て、

少しほっとした。



おじさんはいつも
さちと共にいる。

さちの姿から、

失った悲しさだけでない、
心の中に宿る
あたたかいものを感じられたから。

今を生きている、
前へ踏み出す 足取りに見えたから。


お墓の坂道を下りていく
三人は まるで親子。

血のつながった親子では
ないけれど

それ以上の
強いつながりを感じた。


これまでの深いかかわりが
三人を親子にしている。


そう思えた。


初めから親子になれる
というより

そうした時間や
かかわりの深さで

親子になっていくのかも
しれないなぁと思った。



親子に限らず

人と人の関係も
そんな感じなのかな…と。



だから、確かに

おじさんは さちと
“親子になれた”のだと思う。


8年間離れていたけれど

名乗ってはいないけれど


最後の短い間に、

心に残る かかわりができた。


エンディングで、

さちが描いていた
おじさんとの たくさんの思い出。

その ひとつひとつは深く

さちの心を満たしている。



おじさんと さちの心と心が
通い合えた証のように思えた。




…………

それにしても。


感動の余韻にひたる間もなく
DVDプレゼントのお知らせに現れた

おじさん。(笑)


しかも、

紹介していたプレゼントの
しゃべるストラップ。

「一生 お前につきまとうぞ!」という
おじさん声に


わろーた。(笑)



やっぱり

おじさんは 最高。
コメント
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