冬桃ブログ

日常雑記です。

女と男の間には

2018年04月20日 | 雑記
 なにが問題なのかよくわからなくて
この人たち、こんなにとんちんかんな
言葉ばかり発してるんだろうなあ……。
 セクハラ騒動のエリートさん達を見ていると
そう思わずにはいられない。

 なんだよ! みんなやってたじゃないか、これくらい!
 言われた女のほうだって、嬉しそうに笑ってたじゃないか。
 なのになんで、いまになって俺だけがこんな目に!
 
 追及される側の男性は、内心でそう叫んでいるかも。

 笑顔の裏に、女性たちがどれほどの怒りや恐怖、嫌悪を
押し隠していたか、隠すしかなかったか、まったく
考えが及ばないのだろう。

 忘れられない出来事がある。
 あれは「ちょんのま街」だった黄金町が
バイバイ作戦によってアートの町へと舵を切った頃。
 あそこで働いていた女性は外国人、ことに
タイ人が多かったと聞いた。
 私はタイから日本に出稼ぎに来たことのある女性たちを
タイのチェンマイやチェンライで取材したことがある。
 日本人の男とタイ人女性との間にできた子供たちの
養護施設へも行った。
 過酷な管理売春が行われていたこと、こういう仕事で
他国へ出稼ぎに行かざるを得なかった事情もそこで知った。

 だから気になった。売春は黄金町から一掃されたが、
そこで働いていた女性たちはどうなったのか。
 あとのフォローは考えられていたのか。
 昔、日本に公娼という制度があり、政府公認で人身売買が
行われていた頃、外国からの批判を受け、何度か売春禁止令が出た。
 娼妓達の借金も棒引きになった。が、自由になっても
女たちには働き口がない。結局、「私娼」として、
公娼よりもある意味、過酷な立場に身を置くしかなかった。

 それで、バイバイ作戦の中心におられた方たちに、
ここから追い出された女性達の身の振り方(強制送還も
あるだろうが)を何か考慮しておられるかを尋ねた。
 「いえ、そこまでは考えていません」と、あっさりした答えだった。
 要するに、ここから売春窟がなくなってほしいのだと。

 なんとなく釈然としなかった中で、ある男性を紹介された。
 いまをときめく週刊誌の、デスクまで経験した人だという。
 その人から食事に誘われたので、喜んでご一緒させていただいた。
 断っておくが、そこで私へのセクハラがあったという話ではない。
 私はもう、もうそんなことを心配しなくてもいい年齢、立場だったから。

 いま思えば、この方は私とどんな会話がしたかったのかわからない。
 私の方は過去、現在の売春事情など、いっぱい資料を
読んでいたので、浄化作戦やタイ人女性たちの立場について
マスコミの最前線にいた人から意見を聴きたかった。

 で、話が戦時中、兵士たちの慰安のため、戦地に駆り出された
女性たちのことに及んだ。
 「一日に何十人もの男を相手にしなければならなかった
ケースもあるんですよ。女性の体はどうなると思います?」
 私の声は義憤にかられていたと思う。

 すると彼は一瞬置いて、真顔で答えた。

「そりゃまあ、いちいちイってたらねぇ」

 なに? この人、いまなにを言った?
 わけがわからず、私はぽかんとして相手の顔を見返した。
 けれども二秒、三秒と続く沈黙の間に、私の顔は
みるみる青ざめ、ゆがんでいったのではないかと思う。

 なにかまずいことを言ったらしいと、向こうも気づいたようだ。
 避けるように視線を落とし、ぎごちなくナイフやフォークを動かす。

 会話はそのまま終わった。もはや話すことはない。
 どうでもいい会話をぽつりぽつりと交わしただけで食事は終わり、
二度と会うことはなかった。

 極端な例かもしれない。
 しかしこのたび、野党と質疑応答をするために
居並んだ財務省の男性たちをテレビで観ながら、
また別のシーンを思い出した。
 いまを去ること20年くらい前、戦後の混乱期に生まれた
GIベイビーと呼ばれる混血児たちのことで、
市役所の某課へ、私は取材に行った。
 私が来ることは、そもそも拒まれていた。
 そこを半ば強引に行ったものだから、たかが女一人に対して
六人もの背広男性たちが、硬い顔つきで待ち受けていた。
 そして「証拠がない」「わからない」「書類が残っていない」
を無表情で繰り返し、挙句の果てに「そんな暗い歴史を
表に出したところで、誰も喜びませんよ」と決めつけた。

 韓国の慰安婦問題でも、男性たちの議論を観ていると、
軍が関与したとかしないとか、間違った新聞報道が出たせいだとか、
女たちはこんなにお金を取っていたのだから、文句を言うことは
ないじゃないか、という話が多くて、女の私はいつも違和感を覚える。
 もちろん、国家間の問題になっているのだから、それも大事だろう。
 でも、肝心の慰安婦がどんな状況に置かれ、どれほど搾取されていたか、
私にはそっちのほうがいつも気になる。 

 ともあれ、女性がらみの問題に、男ばかり居並んで
答弁するのは、なんだかおかしくないだろうか。
 私には異様な光景に思えてならない。

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しあわせのなる木~ティンガティンガ原画展

2018年04月17日 | おしらせ
 さて、ゴールデンウィークが近づいてきました。
 旅行などの予定はまったくない私ですが、
毎年、これだけは絶対に行きます。
 日本大通りで行われるアフリカンアート。

 ~アート誕生50年&出版記念展~
 しあわせのなる木


 横浜出身の革命家、島岡強さん率いる「バラカ」の主催です。
 パートナーの由美子さんが収集したアフリカの民話が、
ダイナミックなティンガティンガアートの絵とともに
昨年、「しあわせの木」という絵本になりました。
 今年の原画展は、その出版記念でもあります。
 楽しい雑貨がいっぱいの「アフリカンマーケット」、
来日アーチストによるライブペインティングもあります。
 日本大通りの「ギャルリーパリ」で、GWはアフリカ色に!
 



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母の一周忌

2018年04月14日 | 雑記
 今月の17日で、母が逝ってから一年。
 3日早いけど、義妹と一緒に一周忌の墓参。



 墓参の帰りに、時々寄っている店で食事。
 蕎麦で有名な大きな店。
 たくさんの花や木、陶器で彩られた庭が
いつ来ても美しい。



 魚肉を食べない義妹は、蕎麦コロッケやサラダ。
 運転もあるからノンアルコールのビール。
 私は遠慮なく、とろろ掛けマグロだの
イワシの天ぷらだので熱燗を一合。

 庭の鉢にある植物のひとつが、とても気になった。
 蓮のように丸い葉だけど、真ん中に白い花が付いている。
 初めて見た。
 念のため、葉をそっと持ち上げてみた。
 花は確かに葉と一体になっている。



 帰宅後、グーグルの画像検索にこの写真を入れてみた。
 まったくヒットしない。
 「水生 葉 丸い 花 白い」というような言葉を入れ
検索してみたのだが、どれもこれとは異なる。

 どうしても名前を知りたくなり、思い切って店に電話。
 店員さんからご主人らしい男性に代わった。
「いま、忙しいから、30分くらい後で、また
電話ちょうだい」と、ご主人。

 45分待って、再び電話。

「あのう、庭にあった花のことで問い合わせをした者ですが」
 出たのは店員さん。
「ああ、あれはカラーだそうです」
「はぁ……」
 流行っている店だし、土曜日だし、
それ以上しつこく聞けず、礼を言って電話を切った。

 だけど、「カラー」って、これとは違うよね。
 この花はなんだろう。
 気になって気になって……。

 

 
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履きやすいです! 「通販生活」のこの靴!

2018年04月13日 | 雑記
 去年の秋、履きやすいブーツを買いました。
 上がどんな服装であろうと、もうその靴ばっかり。
 つい最近まで履いていました。
 ひどい外反母趾と足底筋膜症で、履ける靴が
ほんとうにないのです。
 で、とうとうブーツの底に穴が空き、
杉田商店街(磯子区)にある「アルフォンソ」
という靴修理の店に持っていき、かっこいい
オーナーの荒木さんに直していただきました。
 よかった! これで来シーズンも外を歩ける!

 しかし、いよいよブーツの履けない季節が到来。
 たいていスニーカーですが、たまにはサンダルも
履きたいよねえ、と思っていたところ、
「通販生活」さんから、「これ、試してみませんか?」
と連絡をいただきました。
 三か所で調整できます。
 甲高ダンビロの私でも大丈夫でした。
 同じ悩みをお持ちの方、お勧めです!

 左下の写真、私です。
 場所は港の見える丘公園。
 小さな写真なのに、ヘアメイク、スタイリスト付き。
 爽やかに撮っていただきました。



4月16日発売

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季刊誌横濱春号 横浜のおいしいランチ

2018年04月04日 | おしらせ
 いやあ、驚いた! 
 大げさじゃなくて茫然自失。
 
 みんな、こんなご馳走を食べてたの?
 昼間っから?

 わたし、ほとんど未体験じゃないの!

 というわけで、激しい羨望とともに紹介いたします。

 季刊誌横濱春号 「横浜のおいしいランチ」



 ☆編集部推薦の「横浜ならではのランチ」
 ☆読者推薦の「横浜のおいしいランチ」
 ☆まわって食べてみました「役所ランチ」
 ☆昼下がりの喫茶店ランチ
 ☆みなとみらい21でハマランチ
 ☆地下鉄グリーンラインに乗って「横浜のおいしいランチ」を食べに行こう!

 横浜18区を網羅してます。
 編集部&横浜市民の「ランチ自慢」が止まりません。
 
 横浜みなと博物館館長・志澤政勝さんの連載「横浜港物語」も
今回のタイトルは「港で働くひとに昼が来た」。
 これはとても興味深い読み物です。
 大正末期、冲仲仕たちの昼は、四等米の飯に沢庵数切れ、
しょっぱい煮物が少々。それで厳しい労働に耐えていました。
 これではあんまりだ、白い飯をおなかいっぱい
食べさせてやりたい、という荷役改善協会の努力で
栄養のある弁当が供給されるようになったのですが
そこには紆余曲折のドラマが……。
 横浜港を支えてきた人々の、語られざるランチ物語です。

 斎藤多喜夫さんの「開港期の町名」、
吉田律人さんの「綱島温泉の誕生」
荻野アンナさんの「六浦駅前ダンディ商店街」
平野正裕さんの「イメージの連鎖 よこはま・たそがれ」
 などなど、ほかにも読み逃せない記事がいろいろ。

 私の連載「横浜の底力」は
「シニア男性、レコード喫茶で大活躍! 今宿ケアプラザの試み」。

 クラシック、ジャズ、ロック、フォークなど、
おびただしい数のアナログレコード、何台もの高級オーディオ
を備えたレコード喫茶が、旭区の今宿ケアプラザにあります。
 おまけに、本格的なサイフォン、ドリップのコーヒーを
淹れる「コーヒー隊」はNHKにも出演した有名グループ。
 そこで活躍するのは、ちょっとマニアックなシニア男性たち。
 わが団塊世代のカッコよさを見直しました!

 
というわけで、この一冊を手に、街へでよう、ランチしよう!



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