冬桃ブログ

日常雑記です。

商店街うんちくツアーとサプライズ

2011年07月31日 | 雑記
 4度目の開催、本牧の「商店街うんちくツアー」。私は3度目の参加。
 本牧にある商店街の店、三軒を回り、商店主から店の歴史や商品への
こだわりを聞く。
 そうすると不思議なことに、その店が、店の商品が、これまでとは
まったく違って見えてくる。輝きを帯びてくるのである。
 今回はまず、本牧町1丁目の煎餅屋「白馬屋(しらまや)」から。



 静かな住宅街の中に、さりげなく存在する。教えられないと、ここに
煎餅屋があるなんて気づかない。「白馬屋」という由緒ありげな店名は
白井さんと馬橋さんにお世話になったから、という意表をつくものだった。
 売ってる煎餅は、醤油、ごま、砂糖の三種類のみ。



 店構えは小さいが、奥にちゃんと製造場がある。暑い!



 焼きたてをバリッといく。おお、柔らかくて香ばしい! 
 落語家の桂歌丸さんはじめ、ファンが多いというのも頷ける。
 もとは常盤町にあり、芸者さんのご贔屓が多かったそうだ。
 ここに移ったのは昭和25年。
 お歳暮やお中元にまとめて注文する人、遠くから買いに来る人も多いという。




 二軒目は「安田屋呉服店」 向かって右側の店。ウインドウには洋服が
ぶらさがっていて、どこが呉服店だ、と首をかしげる。



 中もこんな感じで、まずは洋服が目に付く。



 しかしこの店、明治44年創業、印半纏では有名で、本牧に伝わる「お馬流し」
という由緒ある祭りの衣装を請け負っている。



 「お馬流し」は頭が馬、体が亀というご神体を海に流し、一年の厄災を払うという祭り。
 いまはエンジンの船だが、昔は本牧六ヶ村が手漕ぎの舟を出し、
「お馬」を流して戻ってくる早さを競い合ったという。



 ここのご主人にはツアーを終えて本牧コミュニティハウスに戻ってから、
半纏や法被についてのうんちくを聞かせていただいた。
 これは和手拭いを数種類あわせてつくられた夏の半纏。
 最近は夏になると「すててこ」が女性に売れるそうだ。



 最後は「本牧OZ」。知る人ぞ知るアロハの店。



 ここはまだドルで買い物できるそうだ。体格の良い外国人が
「他のどこにも売ってない」と、巨大なシャツやズボンを買いにくる。
「大きさだけじゃないよ。ここは昔から日本にないものを売ってる本牧。
自分のセンスで売り、センスで買うんだから」
 ご主人はアロハやアメリカ文化を語らせたら止まらない。
 アロハは正式に言うとハワイアンシャツ。柄をよく見ると、
すべて人間を厄災から護ってくれるハッピーシンボルの植物、動物
などが入っているという。



 この古い電話、まだ機能している。ジュークボックスももちろんあるし、
アロハ以外にもおもしろそうなものがいっぱい。
「今度来た時、二階を見せてくださいってお願いするといいですよ。
 北原照久さん顔負けのコレクションがひしめいてるから」
 本牧通が囁いた。



 二班に分かれてツアーをしていたメンバーが、本牧コミュニティーハウスで
また合流。冷たいお茶と白馬屋さんの煎餅をいただきながら、
地元の方のお話をしばし聞かせていただく。
 ちょっと前にこの地区で読書会があり、私の「赤い崖の女」がテキストに
なったというので、いろんな方が声を掛けて下さった。

 解散後、一緒に参加した友人二人、スタッフ一人と一緒に千代崎町の
ギリシャ料理店へ。
 若いきれいな女性店員さんに「ギリシャの方ですか?」と尋ねると
「いいえ、フィリピン人です」。
 ほどなく、太ったギリシャ人のご主人が登場。
 私はギリシャ料理初体験だが、ムサカをはじめ、どれもおいしい!
(だから写真を撮り忘れた)
 いい気になって「あれもとりましょう」「これも食べたいな」と
どんどん注文。

 しかしじつはこれ、友人たちがセッティングしてくれた
サプライズ・ディナーだった。
 まったく念頭になかったのだが、言われてみれば一週間後の土曜日は
私の誕生日。
 大きな花束までいただいて感激した。ありがとうございます!
(私は気が利かなくて、ひとの誕生日をいつだって無視してるのに
申し訳ない、恥ずかしい……)



 

 

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