フットブレーキを踏み続けていた?
大阪狭山市で11月17日に起きた自動車の暴走事故。89歳が運転する車が暴走し、高齢者3人をはねて一人が死亡し、2人がケガをした。
19日のメディアによると、警察への取材で「スーパーで買い物中の妻が戻ってきたので車内からトランクを開ける操作をしていた時に、車がゆっくりと動き出した」と話しているらしい。この時、サイドブレーキをかけていなかったとのこと。
うん? 路駐していたのに、ギアを「パーキング」に入れずに「ドライブ」に入れたままで、フットブレーキを踏み続けていたということ? 妻の買い物は長いはずなのに、何十分もフットブレーキを踏み続けていたのかな? 何十分もフットブレーキを踏み続けるのは結構疲れるのにね? どうも納得がいかないけど? 高齢者は、やることが横着なのは経験しているけど、これでは運転能力をいくら検査してもどうにもならないのでは? やはり、暴走を抑える安全装置を付けるべきです。
暴走する直前の様子が異なる
それに、疑問はもう一つ。これは近くにいた目撃者の情報らしいけど、暴走車の運転手が慌てた原因に、路駐を取り締まっていた警官から声をかけられたからという報道もあった。「スーパーで買い物中の妻が戻ってきたので車内からトランクを開ける操作をしていた時に、車がゆっくりと動き出した」ので慌てたのと、「警官から声をかけられた」ので、焦ったのでは事実関係がかなり違う。それとも、「妻が戻ってきたので車内からトランクを開ける操作をしていた時に警官から声をかけられた」のかな?
これは、目撃者の情報が正しいのか、警察への取材が正しいのか、どっちなんだろう? 目撃者は、運転者と同じことを見ていたはずなのに、証言が異なるのはなぜ?
「警官から声をかけられた」から焦ってしまって暴走したのでは、警察にとってあまり追及されたくないことかもしれない。しかし、「警官から声をかけられた」から焦ったのと、「警官から声をかけられた」から焦って暴走するのは別の問題。
事実関係と疑問点を明らかにしてほしい。
2021年11月21日
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