9/9~週の日経平均は、大幅上昇しリバウンドに弾みを付けた1週間でした。
2020年東京オリンピック招致決定が、投資マインドに火をつけました。
首都圏のインフラ整備に伴う、建設/不動産/倉庫や土地持ち企業など活況と
なり、日経平均14000円台を回復しました。
また、外部環境では、シリア空爆に傾いていた米国が、ロシア提案を受け入れ
シリアの生物・化学兵器の廃棄を条件に、空爆回避の方向となり、週末のSQ
通過後、SQ値(約14323円)を上回って大引けとなりました。
結局、日経平均は、1週間で約543円上昇(↑3.92%)の14404円でした。
9月第3週(9/16~9/20)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。
注目は、9/17、9/18に開催されるFOMCです。量的緩和縮小に舵を取る、
と言うのが大方の見方で、そうなれば、為替の円高/ドル安の是正に動き始め
1ドル=100円以上の素地も出てきます。
週初は、サマーズ氏のFRB議長候補辞退が、為替にどれだけ影響するか注目。
NY市場では、緩和継続期待からリスク選好ムードが広がり、上昇してスタート。
日経平均、為替の円高 高止まりを跳ね除け、続伸になればと・・・。
週末にかけて、また3連休を控えるが、五輪関連銘柄は再度注目され、先高感
継続しそうです。
日経平均、9月第3週(9/17~9/20)レンジは、14250円~14750円程度
を想定しています。
1.9月第3週(9/16~9/20)主なイベントと予定
9/15
独 バイエルン州議会選挙
9/16
日本 休場(敬老の日)
米 8月鉱工業生産/設備稼働率
米 9月NY連銀製造業景気指数
EU 8月ユーロ圏消費者物価
EU ドラギECB総裁、講演
9/17
日本 8月首都圏新規マンション発売状況
米 FOMC(~9/18)
米 8月消費者物価
米 9月NAHB住宅市場指数
米 7月対米証券投資
米 アドビ・システムズ 決算
独 9月ZEW景況感指数
9/18
日本 8月訪日外国人数
米 8月住宅着工件数
米 8月住宅建設許可件数
米 FOMC経済予測発表
米 バーナンキFRB議長記者会見
米 オラクル、フェデックス 各決算
英 中銀議事録
9/19
日本 黒田日銀総裁、全国証券大会であいさつ
日本 7月全産業活動指数
日本 8月貿易統計
日本 東京ゲームショウ(~9/22 幕張メッセ)
米 8月中古住宅販売件数
米 8月景気先行指数
米 新規失業保険申請件数(~9/13の週)
米 9月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数
中国 休場(~9/20 中秋節)
韓 休場
台 休場
西 スペイン国債入札
9/20
日本 黒田日銀総裁、講演
日本 8月コンビニエンスストア売上高
日本 オープンハウス上場
米 8月北米半導体製造装置BBレシオ
米 セントルイス連銀総裁 講演
米 ミネアポリス連銀総裁 講演
米 カンザスシティー連銀総裁 講演
中国 休場(~9/20 中秋節)
香 休場
韓 休場
台 休場
世 APEC財務相会合
9/21
独 連邦議会選挙
2.NY市場、為替/債券 各結果(9/13)
3日のNY市場はドル売り優勢の展開となり、ドル円は99円台前半まで再び
値を落としている。この日発表になった米小売売上高やミシガン大消費者信頼
感指数が予想を下回る弱い内容だったことでドル売りの動きを強めている。
引き続きシリア情勢への警戒感が後退していることも、ドルの調整売りを誘っ
ている。
ただ、市場は来週のFOMCを控えて全体的に様子見気分も強く、ドル円も前日
安値99.00付近を試す動きまでは見られなかった。
米雇用統計以降発表になっている米経済指標は弱い内容が相次いでおり、第3
四半期の米成長鈍化への不安感もある。市場では、多少弱い指標であっても、
FRBはQE縮小を開始してくるとの見方が依然として優勢。
また、ユーロドルは序盤に上下動が見られた。弱い米小売売上高を受けて上昇
したものの、日本時間0時のロンドンフィキシングにかけ断続的に売りが入った。
特段の材料は見当たらなかったが、来週にFOMCを控えていることもあり、実需
売りやポジション調整が活発に出たのかもしれない。
1.33台から1.32台半ばまで値を落としたものの、フィキシングを通過すると戻
している。
ポンドは力強さを維持しており、ポンドドルは1.58台後半まで上昇。
ポンド円も伸び悩んだものの、戻り売り強まる気配もなく、157円台でしっかり
とした動きが続いた。足元の英経済指標は回復の兆候を示し、ポンドへ信頼感
も高まっており、積極的な買いを呼び込んでいるようだ。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=196269
米国債利回り
2年債 0.431(-0.012)
10年債 2.885(-0.025)
30年債 3.835(-0.017)
期待インフレ率 2.111(+0.001)
*期待インフレ率は10年債で算出
13日のNY債券市場、利回りは低下。この日発表になった米小売売上高や
ミシガン大消費者信頼感指数が弱い内容となったことで、利回りは低下。
来週のFOMCでのQE縮小開始観測は根強いものの、ややその期待に影を落とす
内容ではある。
10年債利回りは2.87%台まで一時低下し、30年債も3.81%台まで低下している。
2-10年債の利回り格差は245(前日+246)。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=196268
3.NY株式市場 結果(9/13)
NY株式
ダウ平均 15376.06 (+75.42 +0.49%)
S&P500 1687.99 ( +4.57 +0.27%)
ナスダック 3722.18 ( +6.22 +0.17%)
CME日経平均 14475 (大証比:+155 +1.08%)
13日のNY株式市場、ダウ平均は反発。この日発表になった米経済指標は弱い
内容だったものの、シリア懸念が後退していることが引き続きサポートしている。
ダウ採用銘柄ではインテルの上昇が目立った他、ディズニー、デュポンが上昇。
インテルはアナリストの投資判断引き上げが好感されている。
省電力、低価格のMPU作成力に着目すれば、他の半導体銘柄よりも競争力が
あり、高パフォーマンスが期待できるとしている。
流通のセーフウェイが上昇。アナリストの投資判断引き上げが材料視されている。
新CEOは資産売却など株主価値を高めるための多くの選択肢を持っていると指摘。
一方、ナスダックも上昇。アップルは下落したものの、インテルの上昇が指数を
サポートした。
化粧品小売チェーンのULTAが大幅高。既存店売上高の販売も好調で第2四半期
決算が予想を上回った。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=196267
4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果(9/13)
NY原油先物10月限(WTI)
1バレル=108.21(-0.39 -0.36%)
13日のNY原油先物相場は反落。シリア懸念が緩んでおり、利益確定の動きが
続いている。この日の米経済指標は弱い内容だったものの、来週のFOMCでの
QE縮小開始期待は根強いことも売りを誘った面も。
10月限は一時107.20付近まで下落する場面も見られた。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=196260
NY金先物12月限(COMEX)
1オンス=1308.60(-22.00 -1.65%)
13日のNY金先物相場は大幅続落。シリア懸念が緩んでおり、利益確定の動きが
続いている。ただ、下値では押し目買いも見られ、下げ渋る動きも見られた。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=196262
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