横浜市中央児童相談所の八木下海斗容疑者と大野正人容疑者が保護した少女と猥褻行為をして逮捕された

林文子横浜市長



2021年5月26日


淫行疑いで児童相談所の2職員逮捕　被害の一時保護の少女「関係を壊したくなかった」　横浜


横浜市中央児童相談所（南区）に一時保護された少女２人にそれぞれわいせつな行為をしたとして、神奈川県警は２６日、児童福祉法違反（淫行させる行為）の疑いで、職員の八木下海斗容疑者（２３）＝横浜市緑区鴨居＝を、県青少年保護育成条例違反の疑いで、職員の大野正人容疑者（２７）＝同県茅ケ崎市浜竹＝を逮捕した。いずれも容疑を認めている。

県警や横浜市によると、両容疑者は一時保護された子どもの指導を担当していた。

少女２人とは昨夏に知り合い、児相を退所した後も会員制交流サイト（ＳＮＳ）などを通じて連絡を取っていたという。

職員と子どもの間で連絡先の交換は禁止されている。

八木下容疑者の逮捕容疑は４月１５日、横浜市内のホテルで、中学３年の女子生徒（１４）にみだらな行為をしたとされる。

大野容疑者の逮捕容疑は昨年１０月３０日、同市内のホテルで、当時高校１年だった女子生徒（１６）の体を触るなどわいせつな行為をしたとされる。

県警によると、両容疑者はいずれも「２人きりで相談しよう」などとホテルに誘っていた。

少女２人は「児相の職員なので変なことはしないと思っていた。相談に乗ってくれていたので、関係を壊したくなかった」と説明している。

八木下容疑者は同じ女子生徒に他にも複数回みだらな行為をしたとみている。

林文子市長は２６日の定例記者会見で「心からおわびを申し上げる。起こしたことがどれだけ重大か、謙虚に全体で反省しなければいけない」と謝罪した。
東京新聞