小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

大山街道ウォーク第10回 (伊勢原東海大学付属病院前~大山ケーブルバス停)

2013-11-23 | 街道歩き

今週はお天気が安定し、毎日「晴れのち晴れ」の気持ちのいい秋空が続いています。
どこも紅葉が見頃を迎えていることでしょう。

大山街道ウォークも第10回目を迎えました。
この回を最終回にすることは、少し無理をすればできないわけではなかったのですが、
最後はゆっくり、みんな元気に到達したいということで、もちろんお豆腐料理も楽しみたいし・・・と、
ゴールにあたる大山阿夫利神社までの行程を2回にわけました。

朝10時30分、小田急線伊勢原駅に下りました。先回のゴール地点「東海大学付属病院前」まで歩きます。
快晴です。どこからでも大山がくっきり見えます。しかも山腹の阿夫利神社付近、それに山頂の建物も見えるほどです。
可愛いお地蔵さん「咳止地蔵」が明るい畑の一角にありました。
初めに泥のお団子を供え、咳が止まったときに、本物のお団子でお礼参りをしたといういわれに、このお地蔵さんは
昔から痰咳平癒の心強い守護仏だったのでしょう。


この先で、旧道は広い道路に分断されますが横断して、旧道に入ります。細い農道を進みます。
やがて峰岸団地入口の交差点から団地の中を抜けて行くと、東名高速道路につきあたります。
この高速道路のガードを潜ると、東〆引きの道標があり、
ここには「いいやまみち ひなたみち 七五三引村(しめひき)」と書かれているようです。
いよいよ大山が間近に迫ってきました。山肌がわずかに色付いて、今年1月の寒い朝に東京赤坂御門を出発した
大山街道ウォークが、大山が色付き始めた頃ゴールができることに感慨深いものがあります。


先には、上杉家の祈願所となっている洞昌院があり、隣に「大田道灌公霊地」と石標が建っていました。
暗殺された後、亡骸は荼毘に付され、この地に埋められたようです。
ただ、大田道灌の墓と記されているものは、ほかにも何か所かあるようです。
その近くにある上粕谷神社は、創建が天平年間と古く、とても風格のある神社でした。
正面に大山が見える1本道をひたすら歩きます。道もゆるやかな勾配になってきました。

左上:上粕屋神社
右下:比々多神社

三の鳥居から、いよいよ阿夫利神社の参道に入ります。道も急勾配、大山の懐にぐんぐん引き寄せられているようです。
大山門前町の道の両側には、御師の宿坊が並び、当時は大変な賑わいだったことと思いを馳せることができます。
山より湧き出る鈴川には、いくつもの滝が落ち、かって参拝者は滝で身を清めてから山頂を目指したと言われています。


旧道豆腐坂を登りきると、第10回目のゴール「大山ケーブル」のバス停につきました。
もちろん、この日は名物お豆腐料理を堪能して帰宅しました。

次回はいよいよ最終回、「阿夫利神社下社」を目指します。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする