白馬村・小谷村から流れる清流「姫川」は、50km以上も離れた日本海に注ぎます。その姫川の源流が今回訪れた
白馬・青木湖の近くにあり、日本名水百選にも選定されています。
深い森林帯の中にあり、湧水近くの川面は水生植物で覆われ、清水に洗われ、どこまでも澄んでいるようでした。
周りの湿地一帯には、コオニユリとサワギキョウ、白いドクゼリなどがちょうど見頃でした。
左から
1行目 コバギボウシ、ウバユリ
2行目 サワヒヨドリ、 ニッコウキスゲ
今回の旅行で、たくさんの花に出合えました。はじめての花、懐かしい花、どれもやさしい表情で、ほんとに思い切って
来てよかったと思いました。
子供のころから山に行くと、よく見付けることのできた「フシグロセンノウ」をここ姫川源流でも出合えて、一層感慨深いもの
でした。
フシグロセンノウは、ナデシコの仲間ですが、群生して咲くことはあまりなく、ポツンと朱紅色の花を林の中で見付けると、
深い森の中は、一層 静寂さを増しているように感じます。
まだまだ続く猛暑、白馬ではもう秋の気配も感じられる頃でしょうか。