小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

大山街道ウォーク第1回(赤坂御門 ~ 三軒茶屋)

2013-01-23 | 街道歩き

旧道の面影が残る大山道をスタート地点から歩いて大山の頂上を目指そうと、2013年のウォーキングの目標を、
仲間と昨年の暮れに決めていました。

江戸時代に関東地方の各地から相模国大山の阿夫利神社への参拝者が通った古道を大山街道と呼んでいますが、
各地からのルートは多く、どのルートを歩いて大山に辿るかは意見がでたところでしたが、一番ポピュラーな赤坂御門
から国道246号線を西へとるコースを選び、一昨日スタートを切りました。寄り道をしながら1年かけて歩く予定です。

第1回は赤坂見付駅を下り、赤坂御門から、青山通り(国道246号線)を渋谷まで、渋谷から三軒茶屋まで玉川通りの
およそ8キロを歩きました。

スタート地点赤坂御門は、平河町交差点手前にあり、見上げれば、ニュースでも話題になった、通称「赤プリ」赤坂プリ
ンスホテルの解体工事ジャッキダウンの様子を真上に見ることができました。

 大寒の朝、お堀にもうっすら氷が張っていました。
赤坂御門を見てまもなく、豊川稲荷にも立ち寄りました。
当初大山街道南側の大岡越前守下屋敷内に祀られていたものが、この地に移転したそうです。


豊川稲荷から道路を隔てて旧道「牛鳴坂」に入ります。荷牛が悲鳴を上げるほど急傾斜だったと道標に書かれて
いました。


都心に近い青山通りは、交通量も多く喧騒としていますが、広い歩道で安心して歩くことができ、久しぶりの都会に、
あっちキョロキョロこっちキョロキョロ、楽しいウォーキングとなりました。
この表参道の一角にあるレストランで、ビジネスマンとおしゃれな若者たちに混じって、ちょっと雰囲気が異なった
おばさん集団は、イタリアンランチと美味しい珈琲でさらに元気をつけ、渋谷に向け歩きだしました。

宮益坂御嶽神社は高いビルに囲まれるように急勾配の石段の先にあり、お昼休みの人で賑わう宮益坂、いつも
人が溢れている渋谷駅前の交差点、道玄坂と渋谷を通り抜けます。ここから246号線は玉川通りと呼びます。


道玄坂を登りきって目黒川に向けて下りる大坂は、大山街道最大の難所と言われ、旧道にその道標が残されて
いました。


大坂を下ったところに上目黒氷川神社があり、都会のなかの神社は境内が狭いのも土地柄、納得のいくものですが、
どこもきれいにお掃除が行き届いていました。
歩く頭上は、高架の首都高が走り大きな圧迫感があります。都会の主幹道路として止むことのない交通網、
つい大地震の時はと思ってしまいます。


池尻大橋を渡った旧道沿いにも、池尻稲荷神社があり、この境内の井戸は、江戸の時代、赤坂御門からこの
池尻までの道筋には飲用水がなく、往来の人がみな頼りにしていたと記録が残っていました。


間もなく第1回目の終点三軒茶屋駅に到着、世田谷方面の旧道と桜新町方面の新道の分岐に大山街道の道標が
残されていました。

コメント (6)
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