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心臓移植でもトライアスロン

2014-10-18 17:34:50 | 日記


秋はスポーツの季節。
スポーツの中でも最もハードだと思うのはトライアスロンです。
水泳、自転車ロードレース、長距離走を連続して行う耐久競技です。
先ごろハワイではトライアスロン(アイアンマン)が行われました。

先日の新聞にはこのハワイのトライアスロンに参加したケルン在住の42歳の男性のことが記されていました。
エルマー・シュプリンクさんという方です。何とシュプリンクさんは2年前の2012年に心臓移植手術を受けたのです。
シュプリンクさんは2010年7月に自宅で突然倒れてしまいました。原因は未だに不明なのですが、どうもヴィールス感染で心機能が極度に低下したのではないかということです。
それから2年間、心臓病の治療で有名なバード・オイエンハウゼンの病院で心臓移植を待機していました。
2012年6月に適合する心臓が見つかり移植手術を受けました。心臓提供者もスポーツマンだったようで手術直後からシュプリンクさんは以前のように積極的にスポーツトレーニングを行えるようになりました。

地元でいくつかの競技に参加した後、心臓移植2年目にして早くもハワイのトライアスロンに参加できたというわけです。
3.8キロメーターの水泳、180,2キロメーターの自転車ロードレース、そして42キロメーターのマラソンと全てを完走しました。

順位は問題ではありません。何しろ「心臓移植者で最初のトライアスロン完走者」という記録を樹立したのですから。
手術は成功でしたが感染症予防のために常時、手を洗うこと、人ごみは避けるなど気をつけなくてはならないことは多くあります。それに他人の心臓ですから拒否反応が起こる可能性もあるためトライアスロン参加中も朝晩の薬の服用は欠かせませんでした。

一度は生き延びることも難しいかと思われた人生でしたが、またスポーツをやれるなんて夢のようだとシュプリンクさんは言っています。「心臓提供者も僕がゴールに到着したのを見ていてくれたことを願っているよ」とのセリフが印象的でした。

シュプリンクさん、そして心臓提供者さん、おめでとう!!


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