あんたは偉い！！ ということ。

お弟子さん(？)が編んだ。

　　　　　　

　
自分で編んでみたい、とのことで、ご当人のご希望を伺ったところ、


　『シンプルで着回しのきく物』

なるほど。

ベースはメリヤス編み、衿・袖口・裾は一目ゴム編み、袖口と裾は鉤針止め。
基本中の基本、とも言えるセーターで、編み物教室などに行けばきっと一番はじめにつくる作品だと思う。
でも、これって結構むずかしい。

まず、編み目のきれいさが一目でわかってしまう。
　↑　特に私は編み方に癖があるので、「シンプルなセーター」ほど苦手な物はない。
ひたすらメリヤス編みだけなので飽きてくる。
その割に出来上がったときの達成感があまりない。
シンプルがゆえに見栄えもしない。
せっかく作ったのに誰も認めてくれないとやる気が失せるじゃないですか。

で、ちょっと目立たせるためのアイテム、アップリケを付けた。
簡単に綴じ付けてあるだけなので、飽きたら違う物を付ければ良い。

Ｔさん、大変よくできました。

黒はいけませんです。

半年ぶりに引っ張り出して再開。

なんてったて今年の夏は暑かったものね。
毛糸なんて触る気にもなれなかった。

　　　　　　　　　

だいぶ前にネットで買ったカシミア。
カシミア独特のぬめり感はないけど軽いし、温かい。

……誰にというわけでもなく、ただ編んでみたいから編んだけど……

もう、黒は無理だわ。……着るのが。

デザインも変わっていて、ビーズも付けた。けど、やっぱり無理。
色白ならいいかもしれないけど、美白には程遠いワタクシ。

年取ったら明度のたかい服を着ないといけませんな。

編んでは見たけれど

前々から編んでみたかったバスケット(？)ニット。



　　

編んでみてわかったこと。

手持ち糸で編む、なんて通用しない。
このセーター用にきちんと糸を用意するべきだった。
色を決めたら、二模様くらいの試し編みをしないと、
隣り合った糸のせいで色がかなり違って見える。
ブルーに見えるけどグレーなんだもの。

好みの問題はあるが、色のパターンとしては失敗。
身頃は裾からぐるぐると輪で編み、袖付けから上は往復で編んで
袖は肩から編んでいくので、グラデーションはつけやすい。

労多くして功少なし。

編むのは面白いが、セーターとしては嫌い。

でも、たぶんまた編むんだろうなぁ………。。。


残念ながら、コレ、太って見えます。

編むか、ほどくか

編む、の対義語は　ほどくあるいは解くらしい。

この「ほどく」という作業は大ッ嫌いである。
いや、ちょっと違うか。

すべてのパーツを編み終えて、あとは綴じるだけになっていても、なんかしっくりしなければ、解くことには何の抵抗もない。
が、アイロンを掛け、一応の完成を見るとこれができない。
従って、サイズその他似合いそうなヒトを物色することになる。

次姉からの注文、南が丘牧場のお土産だそうだがなぜか、MADE IN NEPAL。
これを二回り小さくせい、と。

ほどくと糸は１～２割減る。
色ごとのカセにして洗ってから癖を直さなきゃ編めない。
新しく編んだ方が楽に決まってる。
この糸を消費するのに良い機会だし。

　　　

で、完成。

　　　　　

ご希望通り二回り小さくはなったけど、袖丈が短いのが気がかり。
白・濃いベージュ・焦げ茶、みんな使い切った。
白に至っては40ｃｍしか残らなかった。

　　使用材料　　白　　　　　　　　　250ｇ　
　　　　　　　　　　濃いベージュ　　150ｇ
　　　　　　　　　　こげ茶　　　　　　150ｇ　　　　合計550ｇ

案外減らないわぁ。

 

　　

一年ぶりなのだ

旅行先のアクシデントで針を持てなくなってほぼ一年。
いやはや、左手の小指がこれほど重要だとは思ってもみなかった。
再開に備えて本だけは買い続けたのだが、一点も編めず。
といっても、創作意欲(大げさ)がわき上がるわけでもなく、まあ、平たく言えば怪我を理由のスランプ？だったかも。

　　　　　　　


やっとこさその気になって編み始めたのはコレとコレ。
　　　　2009年春物。2010年じゃないのかって

　　　　コレに至っては1992年秋冬物。

このデザインが好きで(風工房さんってヒト)、姉達にも糸種や色を変えて編んだが、
当時の糸はシェットランドウールで700ｇあった。
寄る年波で重くて着るのがつらいとおっしゃる。
で、アルパカで435ｇ。これなら文句はあるまい！



自分のも編み直したくなった。
アンゴラなので暖かいけど、重い。。。。