中ノ浦教会堂

2019-05-18 01:26:24 |  五島列島と長崎
2018年6月に世界文化遺産として登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。
潜伏キリシタン?
隠れキリシタンのことじゃないの?と初めてこの名称を聞いた時思ったが、この二つは明確に違うのだそう。
ガイドブックとかでこの世界遺産の意義など読むと、キリシタン弾圧の歴史が密接に関係していて、その辺要領良く説明できない。
その辺りを知りたい方は、別途正しい情報をお調べいただければと思う。



さて、五島列島はこの世界遺産の核心地の一つである。
明治時代に禁教令が廃止され、その後信徒によって建てられた教会堂がたくさんあり、それを見て回る。
一つ目は中ノ浦教会堂。
レンタカーを走らせ探すが、該当の地点を越えてもそれらしき建物が見当たらない。
明らかに行き過ぎたと分かりUターンすると、反対側からはとても分かりやすい位置に建っていた。
道の左にあったのに、途中の看板が私の視線を右に誘導したようで、右側ばかりを注視していた。



これまで街の教会堂くらいしか見たことはなく、こんな教会堂らしい教会堂を見たのは初めてのはずだ。
整えられた小さな花壇やなんかと白い教会堂は似合いすぎて、絵本のなかの世界みたいである。
建物は木造で年代物。
日本の教会堂らしく瓦屋根である。
水辺に建っているので、入江を挟んだ道から見ると、風静かであれば水面に映って絵になるらしい。
その日は少し波立って水鏡は見られず。



入口の扉は開いていて、管理人がいるわけでないが、中も見学できる。
入らせてもらった。
堂内は基本的に写真撮影は禁止。
その他にもいろいろとルールがあるので注意が必要だ。
時々他の見学者がやって来るくらいで、とても静かであった。



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