迎春

2024-01-08 09:08:29 | その他旅行き
2024年もよろしくお願いします。
今年は新年早々大きな自然災害や事故があり、不穏な年の始まりとなった。
無事に一年過ごせることを願うばかりである。



この年末年始も三重の実家に帰省。
いつもは31日に帰るのだが、今回は30日に帰ったので、久しぶりに大晦日の夜に伊勢神宮にお詣りすることにした。
内宮さんの「どんど火」と呼ばれる大篝火を見たくなったのだ。



夜8時頃のおはらい町はどんなだろうかと歩いてみると、ちらほらと開けている店はあるものの、閉まっている店が多かった。
参拝客はもう結構来ていたので、商魂逞しくみんな開店しているものと思っていた。
深夜から一日にかけて長い1日になるだろうから、鋭気を養う時間なのかもしれない。



宇治橋に近づくに連れ人通りは多くなり、新年を迎える晴れやかな雰囲気が満ちていた。
橋を渡ると砂利敷きの広場があり、お目当てのどんど火が焚かれていた。
間伐材と思われる太い薪木が綺麗に並べて立てかけられ、火がつけられていた。
近寄ると熱いので見物客は遠巻きに眺め暖を取っていた。



暗い夜空にオレンジ色の火の粉が舞い上がり綺麗である。
子供の頃来た時、火の近くに餅を置いて焼いているのを見た記憶がある。
翌朝のお雑煮に入れ、無病息災を祈り食べるのだ。



誰も焼いてないなと思っていたら、お一方だけ網に挟んだ餅を火のそばに置いていた。
もうそんな風習は廃れつつあるのかなと思っていたら、参道の途中にいくつも小さな篝火が焚かれていて、その火で焼いてる人が複数いた。
大篝火だと近づくのに熱すぎて敬遠されてたようだ。
なるほど。



正宮前に行くと午前0時を待つ人達なのだろう、道の脇に行列ができていた。
三が日であれば空いている横の方に広がってお祈りするのだが、まだ全然混んでおらず、正面からお詣りできた。
今年一年無事に過ごせたことの感謝を述べた。



お詣り後、いつも手に入れる交通安全のお守りを購入。
お札やお守り授与所の神楽殿前も行列は短く、すぐに順番がやってきた。
ふーん、大晦日のお詣りはさくさく済んでよろしいな。



帰り道、おはらい町の人出は少し多くなったよう。
おかげ横丁のお店も開き出して、午前0時のお詣り前に腹ごしらえしているお客さんで混雑が始まりつつあった。
お土産をひとつ購入し、帰宅の途についた。





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